日曜日に観てきました
「生きててよかった」
という映画の感想です。
ボロボロになっても
リングの中でしか生きられない
不器用で愚直なまでの生き様に
共感、感動しました!
ミニシアター系でしか
公開されていない
マイナーな映画なので
ご存知ない方も多いと
思いますので
まずは、
予告とあらすじをどうぞ。
映画『生きててよかった』本予告
〔あらすじ〕(公式サイトより)
相手にがむしゃらに向かって行く
ファイトスタイルで人気を博した
プロボクサー・楠木創太(木幡竜)
しかし長年の闘いが体を蝕み、
ドクターストップによって
強制的に引退を迫られる。
引退を機に
恋人・幸子(鎌滝恵利)と結婚し、
新しい生活をスタートさせるが、
社会では全く役に立たず
厳しい現実を痛感させられる。
悶々とした日々を過ごすある日、
創太のファンだと名乗る
謎の男から大金を賭けて戦う、
欲望うずめく
地下格闘技へのオファーを受ける・・・。
もう一度闘えることに、
忘れかけた興奮が蘇り、
空っぽの自分を埋めるように
沸き立つアドレナリン。
闘うことに取り憑かれた男の
狂気と愚直なまでの生き様は
果たしてハッピーエンドとなるか、
バッドエンドとなるか?
〔キャスト〕
木幡竜、鎌滝恵利、
今野浩喜、柳俊太郎、
長井短、黒田大輔、渡辺紘文、
永井マリア、木村知貴、松本亮、
三元雅芸、銀粉蝶、火野正平
〔感想〕
予告を観た段階では
シリアスでハードで
熱い映画という
印象を受けましたが
本編は
ハードなシーンもありましたが
コミカルでユーモアのある
シーンもたくさんあり
ハートフルな
ヒューマンドラマがメイン
だと思いました。
エロいシーンにも
ちょっとびっくりしました。
もちろんリアルで
迫力あるファイトシーンも
たくさんありますよ。
主人公の生い立ちや生き様、
主人公を取り巻く
他の登場人物の
背景も描かれており
時に切なく、
時にハートフルな
ヒューマンドラマに感動しました。
何より主人公の生き様に
共感しました。
子供の頃に
映画「ロッキー」を観て
強くなりたいと
片手腕立て伏せ!
ジョギングダッシュ!
生卵の一気飲み!
俺もやりました!w
ボクサーを引退しても
悶々とした気持ちを抑えきれずに
街中でシャドーボクシングを
するシーンにも
激しく共感しました。
俺はボクサーではなく
スタントマンでしたが
引退しても
悶々とした気持ちを
抑えきれず、
衝動的に街中で突然
ロンダートバク宙をしたり
バイクに乗っていて
衝動的に自殺行為のような
スピードで走り回ったりして
事故ったこともあります・・
生きててよかった!
主人公の恋人・幸子は
純真可憐な女性だと思ったのに
まさかセフレがいたとは!
もうドン引きしましたw
カレーも嫌いだったのねw
アクションシーン、
ファイトシーンは
リアルで迫力ありました!
カウンターでパンチをうけて
ダウンするシーンはマジやん!
素早いパンチの攻防、
関節技、締め技の攻防も
リアルで説得力ありましたが
もう少しトレーニングシーンを
丁寧に描いてほしかったです。
ボクサーである創太がなぜ
なんでもありの総合格闘技に
すぐに順応できたのか?
初戦こそ負けますが
その後は連戦連勝します。
タックルを練習をするシーンや
「柔術のトレーナーをつけるから」
というセリフはありましたが
具体的な対総合の
トレーニングシーンが
なかったのがちょっと不満です。
アクション監督は園村健介
アクション補佐は川本直弘
二人とも知人なので
あえて不満を書いちゃいましたw
低予算で少ない日数で
撮影されたのだと思いますので
丁寧に描くのは厳しいですよね。
個人的な意見をもう一つ、
できれば、最後の最後まで
ボクサーらしくパンチのみで
戦うスタイルでいってほしかった。
相手が蹴りでこようと
投げ技でこようと
締め技でこようと
蹴られても倒されても
パンチを振り回すガムシャラな
スタイルで闘ってほしかった。
もちろん総合格闘技では
パンチのみでは勝てないことは
わかっていますが
そこは映画なので・・・
興味のある人は
ぜひ劇場へ!
「生きててよかった」
満足度…76点