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MAX真吉の中年真っ只中~!

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ハリウッド映画デビュー!・・・ちょっとだけやけど。

2010-05-20 21:22:17 | 元スタントマン

俺は1989年に公開されたアメリカ映画「ブラック・レイン」にちょっとだけ出演してます。
一応、故・松田優作演じる冷酷非情な若きヤクザ“セイトー”の手下の暴走族の一人という役どころです。
俺の出演シーンはワンシーンのみですが、
厳しいオーディションを勝ち抜いて(今思えば運が良かっただけかも・・)
あの大作に出演した経緯をお話します。

「ブラック・レイン」の撮影は1988年の年末やったと思います。
当時21歳だった俺にとって1988年は波乱万丈の歳だったのです・・・

1988年の春に自主制作映画の撮影で飛び降りスタントに失敗し、
“下顎複雑骨折”という大怪我をしてしまいました。
※この大怪我のことについてはまたいつか詳しく書きます。

怪我をして約3ヶ月入院して一度退院したのですが再手術の為に2週間の再入院をしていました。
ブラックレインのオーディションはこの二回目の入院の直後に受けたと思います。
もうかれこれ20年以上前の事なので記憶もあいまいな部分が多いのですが
入院していた病院の看護婦さんたちに

「俺、今度はアメリカの映画に出るかもしれんでー!」と話しまくっていたのに

看護婦さんたちは

「なに夢みたいなこと言うてるのー、またケガするでー!」

と呆れ顔で言われた事だけははっきり憶えているのです。

それまで自主制作映画や関西ローカルTV番組の出演しか経験のなかった俺にとって
ハリウッド映画出演なんてまさに夢のようなことでした。

「ブラック・レイン」のオーディションの話は再入院する直前に
当時のアルバイト先(ダスキンサービスマスター大阪店)で知り合ったYくんに教えてもらいました。
Yくんもアルバイトをしながら当時大阪の大手イベント会社「L社」に所属しており
将来はタレントを目指していました。現在は怪しい(?)謎のマジシャンをやっているそうです。

そんなYくんが
「今度、大阪で凄い映画の撮影があるらしいですよ!」
「バイクのうまい人探してるみたいですよ、オーディションあるらしいですよ!」

俺は「なにぃ~っ!? それはほんまか? オーディション受けるわ!!
  でももうすぐちょっと入院せなあかんねん、もし入院中にオーディションあったら
  病院抜け出してオーディション受けに行くから絶対教えてくれよ!」

  っと必死にYくんにお願いしたと思う。

運良くオーディションは退院後にありました。

YくんにL社に連れて行ってもらいO氏に合い、
自分のプロフィールや宣材写真を渡し、
後日「ブラック・レイン」のオーディションを受けることになりました・・・・。


            つづく・・・次回「ブラック・レイン」オーディション編
コメント (4)
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