第三話
スイカズラの折れた幹はもうすっかりよくなりました。そして、スイカズラのつくるリースは村のみんなの評判となりました。
「どうか私にもひとつ作ってはくれないかのう。」
「このリースを部屋に飾ると心が安らぐよ。」
スイカズラは、みんなの喜ぶ顔が見たくてせっせとリースを作りました。
ある日のことです。都の左大臣からスイカズラに便りが届きました。
「スイカズラ殿へ
貴殿のリース . . . 本文を読む
第三話
月日が流れました。西の谷にまた都から大臣がやって来ました。
「私が今日からこの谷を治めることになった。私は民のためにすべて変えていきたいと考えておる。今日からは私が住んでいた都の方式を取り入れて参るぞ。」
大臣はそういうとすぐ都へ帰っていきました。谷を治めるというのに大臣はつきに数日しか谷へはやって来ませんでした。月のほとんどを仲間の大臣と過ごしました。
ある日のことです。大臣が大勢 . . . 本文を読む
我が家の庭の4本の木を眺めていたらこんなお話が浮かんできました。実際には、檜はゴールドクレスト、ハナミズキは山法師、クスノキは、モッコクの木です。4本の木のお話はこれからどうなるのでしょう。
西の谷の物語
第一話
昔、西の谷という小さな集落がありました。その谷で人と植物たちは、互いに敬意を示しながらのどかに暮らしておりました。
その中に4本の木がありました。
1本目の木、檜は . . . 本文を読む
過労と高血圧でやばい!早めに退勤して病院へ。薬を処方してもらい安心安心。
ということで早く帰ったので妻の帰宅前に夕方ゆっくり録画しておいた日曜美術館を愛犬とともに視聴した。
大友克洋がブリューゲルのバベルの塔の内側を描くという企画もの。面白かった。
神の怒りを買い共通の言語を奪われた我々人間。今日は言葉の大切さを感じた日でもあった。コミュニケーションが取れないと、人間って疑心暗鬼になっ . . . 本文を読む
今日は久しぶりにとても心が穏やかな日
彩の会に行ってきました。私はここでいつも元気をいただいています。私よりかなりご年配の皆さんが、毎回学びたいという気持ちを前面に出して、教室にいらっしゃいます。私はそんな皆さんに敬意を持っています。そして、皆さんは、私のことを「先生!先生!」と敬意を持って接してくださるのです。「今日は、新しいことを教えていただき、とっても楽しかった。」と私の絵画指導を . . . 本文を読む