大和ヒトシの足踏み行進記~ママチャリ日本一周編~

大和の唄と三線・俵積田等による日々日記番外編

あとがき

2005年06月28日 12時27分27秒 | 階上町(青森県)⇒下北沢(東京都)
何から書こうかな。
今自分の日記を読み返してみたんだけど、
とりあえずみんなに「ありがとう」しかない。
そして応えるには「頑張る」しかない。

今だから言えるけど、
ぶっちゃけ何もかも捨てるつもりで、
つまりはバンドを辞める覚悟で、
オレはこの旅に臨んだ。
続けるにせよ、
辞めるにせよ、
次のステップに踏み出す為に、越える為に。
その試練として、挑戦として選んだのが自転車での日本一周だった。
以前友人がママチャリで日本を一周したという話を聞き、
その話にもの凄く感化され、オレもママチャリでやる事に決めた。

前乗りの準備は特にしなかった。
体力作りもやらなかった。
ママチャリも出発前日にディスカウントショップで買った。
ギターは持って行かない事にした。
荷物になるし、それよりも素の自分で行きたかった。
ミュージシャンとして、大和のヒトシとしてではなく、
一人間の俵積田等として行きたかった。

今だから言えるけど、
ぶっちゃけ旅は悲惨で辛かった。
生きる=チャリを漕ぐ
しかなかったから。
何度もくじけた。
何度も諦めようと思った。
しかし奇しくもそんな時に人の優しさに触れる機会に多々恵まれた。

全て捨てるつもりで、
もし何も見付ける事が出来なかったら、
バンドは辞めよう。
そのつもりで始めた旅は、
なんだか背負いきれない程の大荷物を抱えてゴールしたよ。

そして、

まだ、旅は続ける事にした。
ママチャリで日本一周はもうコリゴリだけど(笑)。
もう何でも出来そうだし、何があっても何とかなるし、
なんだかオレ、今すごくワクワクしてるよ。

さてと、
んじゃまた始めますか。



(ママチャリ日本一周編~終わり~)