平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

おんたけウルトラトレイルvs日本山岳耐久レース

2010-07-31 | おんたけ100km
何を隠そう、おいらはハセツネfinisherである。
初レースでいきなり耐久レースを走ったのである。





おんたけウルトラトレイルと日本山岳耐久レースを比べてみよう。



           おんたけ             日本山岳耐久レース 
距離         105.7 km                     71.5km          
標高        889~1600m            200~1527m
補給        およそ15km間隔        第二関門(42km)のみ
                               水・スポーツドリンク1.5リットル
デポジット     第二関門にて           なし
コース状況    林道型(ダブルトラック)     縦走型(シングルトラック)
路面状況     石を敷き詰めた硬い路面    土・岩・根など多彩
開催時期     7月第三週            10月第二週
夜間走行     有り                 有り
制限時間     20時間              24時間

一言で言うとおんたけの方が『はるかにきつかった。』である。
リタイアしたのであるからもっともである。

耐久レースでも後半には足が終わって走れなくなってしまったが、ゴールまで進むことが出来た。この違いは何か?

荷物 : 耐久レースでは食料等はすべて背負わなければならず、10月開催・深夜走行ということも有り、防寒対策まで考えるとザックは重い物となる。(私で6kg程) しかし前半の渋滞、登高などで歩きばかり、三頭山にたどり着く頃には食料も減り軽くなるなどで大して重さは感じなかった。 
おんたけでも補給はキュウリ・トマト・パワーバー1人1ヶ等で足りないので、食料を背負うことは同じなので、(後半走者には品が無くなるなどの情報があったが、ちゃんとありました。)両者に差は感じなかった。

トレイル : 耐久レースのトレイルは多彩である。その分足が色々な動きをしなければならず、足がもったのかもしれない。 制限時間には歩き続ければ間に合います。
対して、おんたけは硬い路面が延々続く林道である。道幅も広く前の走者を抜かすことなど簡単である。つまり、走れるランナーはコースすべてを走れてしまう、おいらの様な走力のないランナーは意識して歩きを入れていかなければ、足がもたないことがわかった。歩きと走りを入れなければ制限時間には間に合わない。どこでどう歩くかが作戦の鍵であると思う。

メンタル : 耐久レースchallengerは試走することが勧められています。コース状況・ピークなどのポイントまでの距離感などが把握できていれば、気分的に非常に楽です。
おんたけは、遠方・閉鎖林道・100kmなどを考えると試走はとても無理です。コース途中山頂は無いので、5kmごとのkm表示とエイドだけが心の支え(?)です。 おんたけの方が景色は開けていて、見る余裕のある人には楽しめます。

夜間走行 : どちらも夜間走行を余儀なくされる、日本ではめずらしいレースです。
おんたけは0時スタートですが、みんな仮眠できてないようです。一昼夜寝ないのは同じです。
幸いおいらは眠くならない性質のようである。
おんたけは第一関門到着の頃には夜が明けます。景色が開けているので夏の夜明けを感じられて、↑ な気分です。
耐久レースは第一関門到着の頃に日が暮れます。これから長い夜が始まるっといった気分で ↓ な気分です。 夜明けを見られるのは日の出山・大岳山程度、他は山中です。
おんたけの方が気分的には楽ですね。


おんたけウルトラトレイル完走の鍵は歩き作戦にあるようである。!!
 

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