平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

海から富士の頂きへ ①

2016-08-08 | 山登り

友人の企画に乗っかって Sea To Summit。海抜0mから富士登山してきました。

(ルートは友人のジョグノートより:まっぴんさん)


スタートは静岡県富士市田子の浦海岸。村山古道を辿ってのルートになります。
 
村山古道の起点は吉原駅から500m位の鈴川の富士塚。(昼間ならこんな感じ:写真無断拝借)

 
まずは海岸に下ります。(富士塚から500m位で砂浜に下りられる)
上手く撮れてないけど、ブーツと波ね。(23:30)
無風で高湿度、深夜なのに昼間の熱気が残っていて暑い。

まずは20km先の村山浅間神社を目指します。
この区間はロード。倉庫街、商店街、住宅街、茶畑などを通ります。

富士市では富士登山ルート3776なる企画が有って、市内ではペイント・のぼり旗がそこかしこに有り。でも村山古道とは少しルートが外れるみたい。
夜間なのでひたすら速足で歩くのみ。10kmまでは平坦地。傾斜が出てくるのはその後です。
自販機は多く、水分補給には苦労しない。
 
市街地を向けると道標が出てきて、元気づけられる。

村山浅間神社(4:50)
辺りが明るくなってきた頃ようやく到着。かなり疲労。1時間仮眠。

さあ、村山登山道へ
 

 
トレイルは山間の窪地を進みます。
道標はそこそこあり。踏み後はしっかりしていますが数ヶ所分かりづらい所あり。
目印のテープを辿ります。
 
吉田口の様に人跡は多くない。~合目みたいな目安無しでシンドイ。
我慢の登山が続きます。

標高1000m位までは杉の植林地。それ以上はきれいな森が広がる。


倒木地帯に来ると視界が開けて、ようやく山頂が望めます。

 
標高2400mで森林限界を越え六合目が望める。(13:00)
ここで富士宮口登山道と合流。ここまで来れば先が読めます。
達成感はんぱないッス。 スタートから13時間半、長かった~。
もうここでビール飲んで帰りたいッス。

 海は雲の下で望めず
富士宮口からは通常の登山。砂礫の道を行きます。
だいぶ疲労してますが一般の登山者よりはハイペースです。

 
剣ヶ峰到着(17:30)
日没に間に合いました。強風で寒い~。
3776mコンプリートですよ。全歩きで18時間かかりました~~。
三角点に海から持ってきた小石を置きました。
よく見ると同じ様なサイズの石が幾つもあります。お前たちも海からやってきたのか?。


さてさて喜んびもつかの間、山旅はここで終わりではありません。
下らないと!!。
もうこの時間では公共交通機関は有りません。山小屋も予約していないし。
残された選択肢は”始発を待つ”です。

長い下山路の始まりです。
時間はたっぷりあります。眼下の夜景を楽しみながら歩くことといたしましょう。
街の花火も足下ですよ。見上げれば星空が綺麗です。
 馬返し(22:40)
富士山駅までは更に2時間のロード。
こんな下りロード走ってしまった方が早いんですけど、トレッキングシューズでは走れません。Orz。

距離62.7km。25時間半。

駅前には5時までやっている居酒屋があり、ビール2杯で夢の国行きでした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿