トラネコジャーナル

毎日楽しく、前向きに。
ねこ兄弟とアートを中心に
日々の新しい発見をつづる
トラネコの日記

ウツになって役立った本

2010-04-29 | 健康&漢方
ウツの経験は、いろいろな意味で貴重なものだと思う。
それほど激しいウツではなかったけれど、
自分でもどうしていいかわからないことが多かった。
ウツになって役立った本を書こうと思う。


ウツになったピーク時は、とにかく本なんて読めない。
毎日テレビをつけて、座椅子にすわって1日が過ぎていく。
結果的には、それでよかったのだと思う。
何もしないに限る。
すべてを放棄すればいいと思う。
ゴハンだって、掃除だって、洗濯だって。
もう朝起きて夜寝るのでいっぱいいっぱい(笑)

それを友人に告白して、ちょっとずつ立ち直ってきた。
しばらくすると、うじうじ考えていた悩みを
少し忘れられるようになって、
今度はこんな私、どうしたら回復するのかと心配になってきた。
抗ウツ剤は効いているのだろうけど、
薬で解決する病ではない気がしてくるのです。

そこで、まず読んだのが、「鬱を吹き飛ばす5つのエクササイズ」。

どんな運動をしたらいいか、気持ちを切り替えるのに効果的な運動は何か。
それをわかりやすく書いてあった。
雑誌だったので、わかりやすく、取り込みやすかった。
また、自然界ではこんなに食事で糖分を取ることがないので、
糖分をカットする養生法を実践している病院の話もあった。


写真はないが、「うつ克服の最強手段 言霊療法」。
こちらは言葉を念じることで、その言葉になるよう体が反応するという話。
自分のスローガンを作って、念じよう!というもの。
わかる気がする。病気になる前は不安になると、
「ちゃんとやってきたから大丈夫」とよく念じていたことを思い出した。


少し前に買った「始めよう瞑想」。
瞑想とは「考えない」と言うことらしい。
それがむつかしい。
でも、むつかしいけど、ちょっとしたコツは書いてある。
でも、本当に実践しようとすると難しい。
じっとしていると、次から次への考えが浮かぶ。
それをどんどん浮かんでは捨てていくと言うことをしないと、
無になれない。でも、捨てられない。


続いて「断捨離」。

以下に最低限の道具を使いこなすかと言う話で、
最低限のものしか置かないと言う暮らし方指南。
いや、いやその心境にはまだなれない。
根っこは瞑想の「無」と同じ。あるものを捨てられない。
上の2冊は精神が一緒の気がした。仏教の技なんでしょうね。


結局、ここまで読んで仏教に興味が出て、唐招提寺に行ってみたいと
「宝島別冊 唐招提寺」を購入。

今後のためにね。


さらに、「無」ってなんだ、思考を捨てたり、休んだりできる技ってなんだと思って、
「考えない練習」を買う。小池龍之介という東大卒の若いご住職です。

まだ完読していないので、感想と言うほどいえない状態。
いろいろ実践方法が書いてあるが難しいのだ。
でも、副題はこうだ。まさに欲しい答えだ!!

頭で考えずに。
もっと五感を使おう。
すると、イライラや
不安が消えていく…


そして、元気をもらおうと思って「くじけないで」柴田トヨ。
産経新聞に掲載されていた98歳のおばあちゃんの言葉らしい。
帯には「朝は必ずやって来る」。
この言葉は私の人生観でもあるので、思わず手に取る。
素朴ながら優しい言葉。


そして会社に復帰。
簡単に考えていたが、結構体力的につらい。
でもまた行かないと今度こそ首になると思ってプレッシャーになる。
どんどん会社に行くことが重荷になってくる。
そんな悪循環。
ついに復帰してまもなく行けなくなってしまった。


気がつくと「会社復帰」と言う本がたくさん出ている。
つまり、難しいと言うことよね。
先生も復帰後、頑張りすぎて悪化する人も多いので、
気をつけて、と言っていた。
そもそも、復帰プログラムがない会社であり、
病気に理解のない上司なので、
社会通念としての復帰プログラムの知恵を仕入れようと思った。


「うつ職場復帰ポイント」、アエラの「職場のウツ」を購入。
いろいろな事例が出ていてどちらもよくわかる本だった。


それで午後出社を勝ち取り、少しプレッシャーから開放されて、
今週は何とか乗り切ろうとしている。

そんなかんじですねー。
手のかかる子になったもんだわ(笑)

でもね、休んで、
いろいろな話をいろいろな人が聞いてくれて、
いろいろな人の悩みも聞いて、
みんな悩んでいるんだなぁと思いました。
そして、みんな乗り越えようとして、もがいている。
ちょっと気が楽になりました。

ほんとうに、友人たち、ブログの皆さん、ありがとうございます。


そして先日朝日新聞の書評に載っていた「読み解き般若心経」伊藤比呂美著。


こんなに老人ばかりで死んでいくことをなぜ意識しないんだ、
死んでいくことへの手引きなのがお経ではないか、とこの本を書いたとのこと。
人間死ぬために生きているともいえるので、ありがたい。

そんなかんじです。



今後は無駄なプレッシャーを背負わず、
いかにストレス発散をするか、
脳を休ませることが出来るかを研究していくのが課題かな。
なんだか仏教のおしえはキーワードだと思います。


世の中にこんなにお寺があるのに、住職よ、人々を助けんかい!!
ちょっと、そう思いますけどね(笑)
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2 Comments

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いい天気ですね! (harumi)
2010-05-01 13:09:51
内膜症の患者さんも鬱な方が多いです。
やはりホルモンの影響なのかもしれませんが。
私他症状と一緒に鬱状態になりました。
物を考えようとしただけで「あ~もういいや」
状態になってしまい空が曇って
いるだけでどよ~んとしていました(苦笑)
そんな状態でも病気と治療法の勉強を
せねばならず・・・。辛かったです。
しかも飲むことになった
薬の副作用にも鬱があって
「これはまずい」と夫に引っ張られて
病院へ。現在はセディ-ルとアモキサンを
飲んでいます。

どうしても仕事と鬱は切り離せないですよね。
私の夫も多分仕事をしている限り
坑鬱剤を飲み続けるんだろうと
見ていて思います。
完全に治すというより
いかに上手くつきあって行くかを
考えるほうがいいのかもしれませんね~。

般若心経はかなり興味あります。
読んでみようかな~。
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うつ。つらいけど、わかってもらえないのよね。 (トラネコ)
2010-05-03 21:49:43
harumiさん

ウツ。
会社で、無知ゆえに結構パワハラに遭いました。
・いつ治るの?
・治ったら、すぐ仕事の範囲増やすからね。
・昨日まで仕事してたじゃん。休まなきゃいけないの?
・早く決断してよ!
・休み、どこにでもいけるんでしょ?温泉とか行った?

などなど…

同僚はそんなストレスになりませんでしたが、
・休もう、続けようという線引きはどこにあるんですか?
・(動悸がしているとき)なにを嫌がっているんですか?さっさとやってしまいましょうよぉ。
などなど。

また、(病状は)どういう風になるんですか?
というのもありました。

何も考えられない。
新しいアクションを起こす意欲がない。
ぐるぐる出口のないことをずっと考えている。
段取りがつけられない。
小さいことでも決断できない。こわい。
小さなストレスが乗り越えられない。
挫折感でふさぎこむ。

こんなことを説明してもわからない人は
「がんばれば?」って顔をしているしね。

薬で完璧に治ることはないなと思います。
気持ちが少しでも晴れる手助けをしてくれる
ものだなと思います。
でもその力を借りてストレスを回避する術、技術を
身につけなくてはいけないのだなと最近つくづく思います。



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