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「陸稲栽培」 と 「水田稲作」

2020年04月22日 | 歴史
 「水田稲作」の発祥地はハッキリしませんが、長江の場合「陸稲(おかぼ)」が川の氾濫により「自然水田」になった可能性があり、日本より早かったかも知れません。しかし、今の所「陸稲栽培」は日本の方が長江よりも古く、「人工水田」としては日本の方が早かった可能性もあります。

 稲作の歴史(長江以外は陸稲栽培で、長江は水田か陸稲かは不明。)

12000年前:鹿児島(日本列島)
10000年前:長江流域(支那大陸)
 6000年前:岡山(日本列島)
 2600年前:欣岩里(朝鮮半島)

 水田稲作の歴史

3000年前:福岡(日本列島)
2600年前:唐津(日本列島)
2500年前:松菊里(朝鮮半島)

縄文時代:AC14000~AC1000。陸稲栽培を含む狩猟採集を特徴とする時代。
弥生時代:AC1000~BC300。水田稲作を特徴とし、前方後円墳時代まで。

 
縄文時代や弥生時代はその定義がハッキリしていて、地質検査や発掘調査でほゞ証明されていますが、支那大陸の「黄河長江文明:AC14000~AC10000~」は様々な文明の総称であり、年代は単なる推定でしかなく、現在では時代区分としては使用していないようです。発掘調査で確実と思われるのはAC7000年以降の年代であり、それ以前は調べても分かりません。

 野生の稲は恐らく最初に支那大陸南部で繁殖していたと思われますが、「人工的な栽培」がどこで始まったかはハッキリしません。一万二千年前の鹿児島県の遺跡で、薩摩火山灰の下層からイネのプラント・オパールが検出されたのが世界で最も古い「稲の証拠」です。若しも鹿児島が中国の領土ならば確実に「稲の起源は中国にある」と言えますが、誰がどう見ても「鹿児島は日本列島に含まれる」にも拘わらず、日本の科学者も含めて世界では、「稲の発祥地は不明」となっています。

 今までは、中国人は「名誉白人」であり、日本人は「黄色人種」なので、何としても「日本が世界で最初」であってはならなかったのですが、「武漢ウイルスの中国起源説」が確定すれば、「水田稲作の日本起源説」も世界は認知せざるを得なくなると思います。それは「歴史は勝者が決める」のが白人の流儀だからです。

 世界がどう見ようとも、「水田稲作」は、朝鮮半島より日本列島の方が古いことは明らかなので、推定ではなく「科学的」に見れば、「不明な中国を除いて、日本が最も早い」事は確かです。




2 コメント

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Unknown (goozmakoto)
2020-04-22 22:09:35
稲作と水田稲作の歴史の出展教えていただけませんでしょうか。一つではないので困難かも知れませんが。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-04-23 12:30:45
出典は「過去のニュースなどの記憶」ですが、調べてから再投稿をしたいと思います。
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