星になったドンハ

ドンハのお葬式が昨日行われました。

韓国の式のやり方は日本とは違うようなのですが、
斎場から出棺されて焼き場で荼毘にふされ、そして墓地に埋葬されたのです。


喪主はSG君たちが勤めました。
ヨンハの時にジソブがつとめたように、
ヨンジュンがドンハの遺影を持っていました。
ジノとソックンが棺の先頭を持ちました。


子供の頃に住んでいて、ドンハが一番好きだった家の前も通ったそうです。





そこまでは昨日の夜に韓国サイトを検索して読みました。
ヨンジュンがドンハの遺影を持って、うつむいて歩いている写真を見たら
とんでもなく悲しくなりました。
きっとそうなんだろうと思ってはいました。
でも、現実を突きつけられたような気がします。


あんな小さな写真にリボンをかけられたのがドンハだなんて思いたくも無い。
脱退騒動であんなに私の事を泣かせたくせに、
それではまだ物足りないのでしょうか？
一体周りからどれだけ涙を搾り取ったら気が済むのでしょう？


私はこの先のニュースを見る事が出来ません。
動画が上がっても再生なんか出来ません。





私がSGのファンになったのは、2007年の6月3日のコンサートを見たのがきっかけです。
隣でシャバンシャバンな笑顔を振りまくジュニと
シャツを出しながら飛び跳ねるマンネのジノに挟まれて
微動だにせず歌うドンハを見たときの最初の印象は

「ひょっとしてやる気が無い？」
「面倒なのかしら？」


と、余り良いものではなかったように記憶しています。



でも一緒に行ったチングに
「あれは彼のスタイルで、不動のドンハって言われているのよ。」と聞かされて、
変に納得した覚えがあります。



私はジュニペンだけど、ドンハの脱退の時は噂の段階からかなり動揺もしたし
デビューイベントで本人の口から脱退の意思を伝えられた時も、膝から崩れ落ちそうになったんですが
そんな私とは正反対に、ドンハの表情がとてもすがすがしかったのです。



初めての握手会で、ちょっと恨み言でも言ってやろうかと言葉を用意していたのに
ドンハの明るい表情を見ていたら、何も言えなくなってしまいました。
結局、私がドンハと握手をしたのは、あの時が最初で最後になってしまいました。



その後、彼が出演したミュージカルを見た時、
舞台の上の彼が本当にキラキラと輝いていたので、
私はここでやっとドンハがソロに転向したことを、心から良かったんだと思うようになりました。




トップスターだったにもかかわらず、
SG君達も結局は事務所に敷かれたレールの上を走っていました。

ドンハは、きっとずーっとやりたい事があったんです。
それを思い切ってやってみただけのこと。



ソロにならなければ・・・・
そう思わなくもありませんが、きっとそれは結果論で
そのままSGを続けていたらいたで、
自分のやりたいことを出来ないまま苦しんでいたかもしれません。



遺書も無く、既に本人から何も語られる状況ではない今となっては
憶測の域を超えることは出来ません。
答えなんて、絶対に見付からないんだと思います。
だけど考えずにはいられない・・・




ドンハは今　楽になったのでしょうか？
残された人たちをこれだけ苦しめているのだから、
あちらの世界で楽になっていないと、余りにも悲しいです。




星と言えば、今では超新星を思い浮かべますが、
元々私はドンハのシンボルだと思っていました。

ドンハの韓国のファンカフェのタイトルが「ビョルソゲドンハ（星の中のドンハ）」



本当に星になってしまったドンハ、天国からあなたを愛していた人の事をずっと見守っていてほしいと思います。
特に、一人残されたお母さんのことはしっかりと空から守ってあげてください。




色々と書きましたが、私は自ら命を絶つことは決して美しいことだと思いません。
そんな恐ろしいことが出来るのなら、生きてほしかった。

でも、そんな冷静さを失わせてしまう病気の下、苦しみ抜いていたドンハの事を思うといたたまれません。


韓国の芸能界は過酷だと聞きます。
芸能人は人気商売、売れて何ぼの世界です。
浮き沈みも激しく、売れなければ苦しみ、
でも売れたら売れたで、出歩く事すらままならない状態にも陥るのです。


人気があっても無くても、常に孤独な世界なのかもしれません。

私の愛する人たちが、この先こんな悲しい決断を決してすることの無いことだけを願ってやみません。

皆、強く生きてください、お願いします。