ワタシが最初に好きになったアーティストが槇原敬之さんでした。
(幼少期のアイドル好きは除く。)
アルバムで言うと2枚目辺りから。(「君は僕の宝物」)
彼が事件を起こした時のコンサートチケットは返金できず手元に。
交通は手配済みだったので、ライヴが予定されていたその日に会場近くまで足を運びました。
そんな程度のマッキーファンですが。
今回、ワタシの大好きなゴスペラーズが、大好きなマッキーの曲を歌ってくれました。
選曲が「うん」
シングル曲でもなく、アルバム曲。
なかなか手痛い曲が多数収録されている「UNDERWEAR」からの選曲。
なんでこの曲なんだろう?
と思ったりしたけれど、シングル曲から選ばなかった事がなんだか嬉しくて。
先行の着うたもDLして発売日を楽しみに。
着うたからコーラスワークを厚くして、5人の歌い継ぎなんだな、という予備知識を入れてさらにウキウキ。
こんなにフルコーラスが聴ける日を心待ちにした曲も珍しい。
いざ発売日。
仕事帰りにCDショップに立ち寄る、なんて事も久しぶり。
最近じゃもっぱら通販だからね。
で、夜。
静かにお気に入りのイヤホンを耳に「うん」を再生。
―ずっと前にぼくのキーホルダーから もってったやつを大事につけてる―
ここのフレーズが大好き。
えぇ、白状しますよ。実経験ありですよ。
「もっていった」ではなく、「もってった」と表したところがマッキーぽいな、みたいな。
その大好きなフレーズを、大好きな酒井さんが歌っていて。
胸にスコーン!と入ってきて、
涙が止まりません。
どうしよう?(笑)
―きれいになりたいと思うこと これからも忘れずにいるから―
ここは安岡さん。
似合いすぎてて苦笑い。
聴いた当時のワタシも苦笑いしたフレーズ。
他にも五人五様の表現がとても綺麗で。
最初は全部北山さんが良いなと思ってたんですよ。雰囲気的に。
歌い出しは黒沢さん。
少し力が強いかな?と最初は感じたけれど、
原曲より少し高めの仕上がりのこの曲のバランスを取るために彼の声は必要で。
何とはないフレーズをさらりと、でも艶やかに歌う村上さん。
曲前後のコーラスの高いところの耳触りがとても気持ち良い。
そんな感想。
トリビュートってすでにオリジナルの色が強くついていて、ワタシとしてはちょっと構えるんですが、
(特にファン歴の長いマッキーだからこそ視点は厳しめに)
でも「うん」に関しては
「素敵な曲にしてくれてありがとう。」
大切な歌がまた1つ増えました。