特集 「むくみについて」
皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。今回から数回にわたり、緊急シリーズをお届けいたします。第一回目は「むくみ」についてです。それではどうぞ。
アナ:女性に多い訴えのひとつに、「むくみ」がありますが、これは病気でしょうか?
医師:自分ではむくみと感じても、自然に解消するごく軽いものは心配ありません。
しかし、重大な病気につながるものや、病気の症状として現れる場合もあります。
「むくんだ感じ」は、多くの人が経験しています。
水分を大量に摂ったり、長時間立っていたり、長く歩いた後などには、脚がむくんだような気がするものです。
しかし、すぐに解消する、こうした「感じ」はほんとうのむくみではないことがほとんどです。
「むくみ」は重力の影響で脚に起きやすいものです。
ただし、膝の下の脛骨前面を指でさぐってみて、皮膚の下の骨が触れる程度のときはむくみではありません。
脛骨前面とは向こう脛のことです。
向こう脛やくるぶしは、皮膚の下に骨があります。
そこを触って骨がわかれば、むくんでいるようでも心配はなく、骨が感じないほどの場合が心配なむくみというわけです。
むくんでいるのが片脚なのか両脚なのかが、原因を考えるときのひとつのポイントです。
のどかですね。
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