潜在性結核のスクリーニング

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　大相撲初場所は横綱白鵬が今日から休場。稀勢の里は一勝三敗。白鵬は年齢的にそろそろ限界なのかもしれませんね。稀勢の里は今日から巻き返して欲しいです。頑張れ稀勢。では、本題へ。

 

 

 

 

　潜在性結核は活動化することがあります。

 

 

　すなわち、活動性結核を発症することがいつでもありえるのです。

 

 

　通常、それは患者さんの免疫力が低下したときに起きます。

 

 

 

 

　このことから、薬で潜在性結核症の患者さんを治療することにより、結核を治療することが試みられます。

 

 

　潜在性結核の段階で治療することにより活動性結核の発症を予防するのです。

 

 

 

 

　潜在性結核のスクリーニング検査には2種類あります。

　1つはツベルクリン反応検査です。

 

 

　古くからある検査ですね。

 

 

　これは患者さんの皮膚の中にある物質を注射しその2日後にその部位の皮膚の硬結と紅斑で評価するものです。

 

 

 

 

　もう一つは血液検査です。

 

 

　採血された血液中のリンパ球を刺激することによってインターフェロンγを測定するものです。

 

 

　この両方の検査ともに潜在性結核を診断する方法です。

 

 

 

 

　最近、アメリカ政府の委員会が、結核暴露とその感染のリスクの高い18歳以上の成人に対して、これらのスクリーニング検査を受けるよう推奨しました。

 

 

 

 

　アメリカには多くの移民とその子孫が暮らしています。

 

 

　結核のリスクの高い人々はもとの出身地域に関連しています。

 

 

　メキシコ、フィリピン、ベトナム、インド、中国などの地域出身の人々です。

 

 

東崎漁港から西原工業団地を望む

 

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