猫ひっかき病とは？

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は晴れ時々曇りの天気予報ですが、現在南城市はどんより曇っています。予想最高気温は24度です。今朝はあまりの寒さで、目が覚めました。昨日の県内の新型コロナ陽性確認が0人でした。しかし、昨日の夕刻、所用で那覇市内へ向かうと、コロナの前のような、大渋滞。普段なら５分のところを25分もかかりました。仕方ないですかね。では、本題へ。

 

　この二人の患者さんは共通の病気にかかっていた。

 

　局所のリンパ節炎だ。

 

　局所のリンパ節炎のよくある原因は、皮膚の傷や炎症から侵入した細菌による感染症。

 

　その原因究明に大切なことは、皮膚の傷や炎症をきたした機序を聞き出すこと。

 

　例えば料理の最中に誤って皮膚を傷つけた、スポーツの時に傷を負った、など。

 

　しかし、時々盲点となる機転が１つあります。

 

　私はその盲点となる病歴を聞き出した。

 

　それは猫との接触だ。

 

　猫と接触するだけで、猫が持つバルトネラという細菌が人間の体内に侵入し局所のリンパ節炎を起こすことがある。

 

　もともとは猫にひっかかれたときにかかる病気として発見されたために、猫ひっかき病と呼ばれている。

 

　しかし、必ずしもひっかかれなくても、この感染が成立することがわかっている。

 

　お二人とも猫ひっかき病にかかっていたのである。

 

 

　

　南城市の海岸です。

 

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