部活の話です。
その上をゆくのが恋愛話。
当時カッコイイと思っていた女性の隣へ。
「ねぇねぇ、M、M(その女性の名前)、お前、すごくかっこ良かったよなぁ」
最初からズバリと行きます。
それから、そう思った根拠。
「卒業写真アルバム。お前ひとり空中を浮いて飛んで走っている写真あったよなぁ」
(リレーの写真です。)
「お前の映った写真、皆きれいだったよ。」
(各部の紹介写真、クラスの各班ごとの写真、生徒会役員の写真等)
話していたら、近くて卒業アルバムを見ている人がいます。
借りてきます。
Mさん、
「どれどれぇ」
開くたびに、
「私、どこにいるぅ!?」
「どれどれ、ほら、ここだよ」
指差します。
「よくすぐわかるねぇ」
「きれいだから、すぐわかるよ」
「まぁ、そんな事言ってぇ」
スマホでパシリ。
「ずっとお前のことカッコイイと思っていたんだ。同級生でふたり。Kとお前だよ」
盛り上がって来ました。
そこで、思い切って聞きます。
「M、お前ラブレターもらったことある!?」
「あるよ」
「えぇ~、誰、だれ、教えろよ」
「やだぁ」
「いいだろう。もう○○年前のことだからさ」
「それでも、ダメぇ~」
「じゃぁさ、じゃあさ、同級生?」
「そうだよ。同級生」
「えぇ~。じゃあ、こん中にいるの?」
「いる!」
「教えろよ。誰」
「言えなぁ~い!」
「だったらさ、今から、男全員に聞いてまわろうか」
「やだぁ、やめてぇ!」
横から、
「じゃさ、ラブレター、ほかにも、もらわなかった?」
「もらったよ。部の先輩に」
「やっぱり。お前やっぱりかっこよかったからな」
「Mさん、スポーツ万能で、なんでも出来たからもてたんだよ」
「バレーに陸上?」
「水泳もやったよぉ」
水泳と聞いて思わす想像興奮してしまいそうでした。
(すごくかっこよかっただろうなぁ。それにセ○シィ)
隣の彼女、今は「肝っ玉母さん」ばりの大きな人に変わっているのでした。