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日曜日の日記 ひであき の日記 Hideaki 's diary

気ままな日記
自分の書きたいこと、好きなこと、備忘録として
@dohsukkana
英明のツイートです

10分くらいかかるよ、作戦

2016年02月27日 19時25分14秒 | 日記
 温泉です。
上がるのが早いのです。
ゆっくりしていられません。
入ってきて、洗い場で体を洗います。
湯船に入る前なので、お湯をかけるだけです。
 その後、体が温まるように湯船につかります。
何分ぐらいでしょう。
5分から10分。
温まると、上がると言って出てゆくのです。
これには、まいります。
早すぎです。
それで、上がるという意思表示があった場合、言うのです。
「俺、あと10分くらい、かかるよ。ひげそるから」
こういうと、出口に向かっていた足が止まります。
もう一度、洗い場にきて椅子に座ります。
何回かお湯を浴びた後、もう一度、湯船に入るのです。
次は、何も言わず出てゆきます。

 でも、この一言で、ちょっとだけ余裕が生まれます。
本当は、もっとのんびり、入りたいんです。

 温泉に入れるだけで、よしとしています。

 ここで、不思議なことが1つあります。
以前は、上がると言って出て行く時は、追うように上がったのです。
脱衣所で自分の脱いだ衣服がどこにあるか分からないみたいだったからです。
 ところが、ひげそりで、間に合わないことがありました。
そのとき、間違わずに自分の衣服を脱いだかごの前で服を着ていたのです。
分かっているなぁ。
このときから、あまり心配せずにひげをそってから上がるようにしています。
 なんでだろう?
一緒にいると、これ見よがしに、間違ってみせるのでしょうか!?
わかりません。
お医者さんははっきり診断しています。
それに対いて、ある博士(お医者さんではありません)曰く、
「違うな。考えることをやめたのです」
どうしたらいいでしょう。
今のまま、見守ることが一番のようです。
いろいろな所へ連れてゆく。
たくさん歩かせることです。
寝たきりにしないことです。


 


 

もうひとつ。あの時は、笑うのをこらえるのに苦労しました。

2016年02月27日 11時26分31秒 | メモ
 「○○さん、今日、手伝ってもらってもいいですか?
これ、とりつけに行くんだけども」
「はい、いいですよ」

メーカーに送って直したばっかりの機械を手に持っています。
出発です。

現地で、
「私が取りつけますから、見ていてください。」
「あ、それから、見ていてもいいけど、手を出さないでください。壊れるといけませんから」
「分かりました」

取り付け位置のケースを開けます。
修理した機械を持ってきます。
慎重に取り付けに入ります。
取りつけようとしている作業を見ると、危なっかしい。
持ってはいけないところを持っています。
手を差し伸べようとして、やめます。
思い出したのです。
作業前の指示です。
手を出すな、です。

そこを持ってはいけません、と言おうとしましたが、これもやめます。
この点検、彼の方が熟練しています。

それなのに、機械の配線ケーブルを持っているのです。
機械の重量が配線ケーブル、ケーブルと機械の取り付け部分、はんだで固定された部分にもろにかかります。
そして、配線の先を結線しようとしているのです。
ケーブルからつるされた機械がゆらゆら揺れています。
あぶないなぁ、もう!
うまくいきますように、祈るだけです。
「アッ」
結線をやり損ねます。
そのとき、機械がつっかえ棒から、滑り落ちます。
ケーブルにもろに機械の重量がかかります。
終わりです。
ケーブルのはんだ部分から、機械とケーブルが切れてしまいます。
ゴロン。
やってしまいました。
折角直して、あと取り付けるだけの機械を壊してしまいました。
「やってしまったぁ!」
顔をそらします。
笑いそうです。
苦しい。
こらえて言います。
「ふう~ん、ちょっとまずかったね。なんか、ケーブルに重さが掛って危ないように見えたんだけど」
「そうですねぇ。失敗しました。もっと気をつけるべきでした」
「失敗は誰にでもあるから、また、直して出なおせばいいよ」
「帰りましょう。○○さん、お客さんには私が話します。黙っていてください」
「はい、わかりました」

車の中で、横顔を盗み見ます。
澄ましています。
お客さんに何と言おうか、考えているのでしょう。
話しかけません。

会社へ戻って、ある人に機械を見せます。
「あ、これ、簡単に直せるよ。はんだづけ、し直すだけだから」

すぐ直りました。

2、3日後、また、彼が直しに行くそうです。
今度は誘われませんでした。
1人で行くそうです。

うまくやってね。

現場も仕事はいろいろ、起きます。
直接の当事者でなければ面白いことがごろごろしています。

人は失敗します。
どうやって少なくするかです。

技術を磨きましょう。
なぜそうやるのかを理解しながら。

ちょっと、昔の話です。

2016年02月27日 10時10分50秒 | メモ
 昔、ある機械の保守点検をしていたことがあります。
その仕事をとってきた営業さん、曰く、
「○○さん、思いってきって、やっていいから。なんなら、ちょっとくらい壊してもいいよ!
壊れていたって、こう直しましょうと提案するから」
 なんてこと、言うの?
でも、ちょっとは、気が楽になります。
慣れないとうまくできない仕事だからです。

 前任者のうわさ。
「○○君、一生懸命なのはいいのさ。どこまでもやろうとするのさ。古い設備だし、そこまでやらなくても
いいと言っても、やるのさ。
 そしたら、怒って、なら、頼まない。
俺が自分でやる!
 やるのはいいけど、見てたら、ぎりぎり、力いっぱいやるのさ。
こりゃ見ていられないと思ったら。
やった。
壊したのさ。
会社に正直に言って、部品買えばいいのに、言えないのさ。
それで、自腹切って、○○に行って買うのさ。
そして直そうとしたけど、直らない。
見るに見かねて、手伝って直してあげたよ。
 直すまでに、1週間、2週間と通ったよ。

 だから、○○さん。
無理すんなよ」

これを聞いて以来、
自分が手をかけることが少なくなります。
本当は、手をかけて覚えたいのです。
でも、慣れないと壊します。
熟練のひとに頼みます。
何人かのグループで仕事です。
ひとりで行くことはないのです。

 仕事はやり方を見て覚えるようにしたのです。
(覚えたつもりです。実際は手をかけないと覚えられません。力加減があるからです。)

いろいろな営業さんがいます。
いろいろな技術者がいます。

本当に仕事のできる人かどうかは、分かりません。
お話してその感触から頼むかどうか決める場合もあります。