一枚の写真が切り撮った一瞬の若さ
横から射す太陽の光さえもが 悲しく映る
私達はその時どんな思いでそこにいたのだろう
そこで共に笑った人が あとにいなくなることなど
考えもしなかったはずだ
すべては移ろう
いずれ私にも死が訪れ
生きたことのしるしでさえ消えていってしまうだろう
写真には 失ったものが残されている
今はまだ 痛みなくして見ることはできないけど
人生最期の時には
笑ってすべてを振り返ることができればいい
一枚の写真が切り撮った一瞬の若さ
横から射す太陽の光さえもが 悲しく映る
私達はその時どんな思いでそこにいたのだろう
そこで共に笑った人が あとにいなくなることなど
考えもしなかったはずだ
すべては移ろう
いずれ私にも死が訪れ
生きたことのしるしでさえ消えていってしまうだろう
写真には 失ったものが残されている
今はまだ 痛みなくして見ることはできないけど
人生最期の時には
笑ってすべてを振り返ることができればいい
水流がほとばしる コールがこだまする
歩を進めれば 確実に高度が増していく
熱い太陽の下
カンカンに火照った 岩の乾いた感触
ガッチリと掴んで 私は身をひるがえした・・
生きてる!!この瞬間!!
癒しの気に満ちた大地
本来の男と女の 強さ 豊かさ あるがままの姿を
認める場所
奉る特別なものとして存在するのではなく
生活の中に自然と溶け込んで
「神」がいる
長い歴史 豊穣の元 戦争の傷跡をも残し
けれどただ静かに存在している場所
そこにいけば 私は目を閉じて
自分の源(source)にいきつくことができる
夜の雨の中 ひとり車を走らせていると
ふいに
自分が向かおうとしているところが
本当はどこなのか
わからなくなることがある
フロントガラスにはりつく雨粒を払うワイパー
そのむこうに
前の車の赤いテールランプがにじむ
今までもずっと
私はこうして走り続けてきたのではなかったのか
場所をかえ 人をかえ 人生をかえて
走り続けて行く先は
目指すあの場所ではないのか
ここにいるのは誰なのだろう
わたしなのか それとも他のすべての人々なのか
突然放り出された
広大無辺の宇宙の星々のはざまを
あてどもなく一直線に走り続けているようで・・・
でももしかしたら
それが真実なのかもしれない
押し込んで亡きものにした気持ちを今更どうすればいい?
「今駅前の上島コーヒーにいるんだけど」と突然呼びつけられた
もはや無理やり友達モードの私は
よくない事でもあったのかと心配でかけつけたのに
むこうは思惑顔で言葉少なで・・・
わかってるんだ 言いたいのに言えないこと
でもあの時「ズレちゃったんだよ俺たちの気持ち」
って言ったのはソッチだよね
もうないんだなって思って気づかなかったふりして
気持ちを押し込めた
だけど二人の夜の電話はいつも楽しくて甘くて長くて
「好き」を言わなかっただけだって知ってた
伏せた目で くぐもった声の奥で
ただ事実だけ言おうとしたのか 未来に繋げようとしたのか
今となってはわからない
私のひとことが撃破したから・・・
もし別の言葉を言ってたら 未来は変わっていたのかな?
そのひとことを言う前に
この街まで来て私を呼びつけた勇気で何か言ってくれてたら
私達の未来は変わっていたのかな?
そんなことを思い出しながら
バスから見る駅前の風景もだいぶ変わった
交差点を見おろすあの珈琲SHOPも
今はもうない・・・・