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蒼い地球で生きた最後の時LAST LIFE・LAST TRIAL

詩・音楽・絵・写真・山歩きと神様の日々の足跡

BOOK「成瀬は天下を取りにいく/宮島未奈」

2025年05月09日 | BOOK

久しぶりにワクワクする本を読んだ。頭脳明晰な女子学生成瀬と出会った同級生JKが主人公の青春駆け抜け本。頭良すぎて不要部分はすべて捨て去って本音で生きる成瀬が痛快。

バンドネオンの先生がこんな感じの方で時々グサっとくる指導を受けることもあるが、時間の無駄・言葉の無駄がなく、おそらくすべてが最短距離だと思う。本質突いた言葉で言われるのを嫌がる人がいる。傷つきたくないから。でもそれって遠回しにやんわり言われても辿り着くポイントは同じなのに、そのポイントに自分が気づいてしまうことより、言われる言葉にショック受けるって本末転倒じゃないのかねぇ。

成瀬と主人公が漫才師を目指してM1にまで挑戦していく突進具合が清々しい。そんなに簡単に漫才が上達するわけはなく予選通過できず、高校卒業を迎え二人は離れてしまうのか?でこの巻は終わるが次に「成瀬は信じた道をいく」が待っていて、今からそれを読むのが楽しみ。


「反回想/青山繁晴」

2025年03月08日 | BOOK

参議院議員の青山さんが書いた安倍さんへの鎮魂の書。淡々と、出会いから暗殺された日までの安倍さんとの交友を記しているが、青山さんは安倍さんに請われて議員になり、安倍さんは総理としての職務の中に青山さんの影響を受けた部分があったと思う。青山さんは霊的能力のある人で、暗殺された時も安倍さんの魂を感じていたという。もっともっと日本の現状について意見交換し論じあって、日本を動かしていきたかったと思う。

安倍さんってとても人間的に魅力ある人だったらしい。青山さんも男気のあるステキな方。違う立場で出会っていれば親友になり深い付き合いをしていたかもしれない。友人関係やら人との信頼関係など投げ打って、人生を日本に捧げて生き抜かれた安倍さんに感謝。


BOOK「ブッダ/手塚治虫」

2024年07月10日 | BOOK

手塚治虫のブッダ全14巻を読んだ。彼が生きたのは激動の時代で身分制度で苦役を強いられ苦しみの中で死んでいくものがたくさんいた。苦しみと死をどうとらえてその中で道徳心をもっていかに生きるかが問われていた時代だった。今とは全く違う世相で、今がいかに平和でいかにある程度の平等を保障されているかに気づいた。

でもいつもこの種の苦しみの物語を読んで思うのは、それって男性性がもたらすものでしょってこと。ほとんどの女性は支配や戦争、勢力拡大など望んでいない。ただ平和に自分の人生を生き抜くことしか望んでいない。そっと生きていたいのに人の金を楽してだまし取ろうとする堕落男。美しい人がいれば力づくで自分のものにしようとする強引男。性欲を無理やり果たそうとする獣男。いらないんだけど腐った男性性。

これがなければもっといい世の中になるし平和な世の中になる。女性はいつの時代も振り回されてきた。この本も本性むき出しの阿保を道徳心あるブッダがいかに語って説いてきたかという話。


手塚治虫のブッダ

2024年05月28日 | BOOK

地域の市民図書に久しぶりに行ってみたらなんと!ブッダがあった。ずっと読みたかった漫画。1回に3冊までというので3巻まで借りてきた。火木土に開館してるから足しげく通ってめざせ読破!!

 


Book「山女日記/湊かなえ」

2024年04月06日 | BOOK

映画化された「告白」も面白かったし期待して読んだがあてはずれ。というより自分がもう恋愛に興味がないからつまらなかっただけかも。若い頃はいろんな物語に気持ちが乗って浸れたのだが、恋愛も何度かすると自分の気持ちのパターンがよめてしまい、結局そんだけのことじゃんと思うようになった。自分にしても相手にしてもごく普通の人間だから恋愛もごく普通で時期がくれば冷めるだけのこと。それよりも真理を探す方がよっぽど楽しくなった。相手が真理を教えてくれる人なら夢中になったかもしれない。でもかような人がそんじょそこらにいるはずもなく、おまけに教わるのでなく自分で辿り着きたいと思っていたからなかなか進歩できなかった。でも「知りたい」と思うところまでこれたからまぁいいとしようか。