久しぶりにワクワクする本を読んだ。頭脳明晰な女子学生成瀬と出会った同級生JKが主人公の青春駆け抜け本。頭良すぎて不要部分はすべて捨て去って本音で生きる成瀬が痛快。
バンドネオンの先生がこんな感じの方で時々グサっとくる指導を受けることもあるが、時間の無駄・言葉の無駄がなく、おそらくすべてが最短距離だと思う。本質突いた言葉で言われるのを嫌がる人がいる。傷つきたくないから。でもそれって遠回しにやんわり言われても辿り着くポイントは同じなのに、そのポイントに自分が気づいてしまうことより、言われる言葉にショック受けるって本末転倒じゃないのかねぇ。
成瀬と主人公が漫才師を目指してM1にまで挑戦していく突進具合が清々しい。そんなに簡単に漫才が上達するわけはなく予選通過できず、高校卒業を迎え二人は離れてしまうのか?でこの巻は終わるが次に「成瀬は信じた道をいく」が待っていて、今からそれを読むのが楽しみ。