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蒼い地球で生きた最後の時LAST LIFE・LAST TRIAL

詩・音楽・絵・写真・山歩きと神様の日々の足跡

My poem「母なる神」

2025年05月05日 | POEM

沈む夕日に空が赤く焼けて 暗色の闇が忍び寄る

どこかで 子供の声が母を呼んでいる

 

薄暗がりの中に 家々の明かりが灯る

そこには 家族の帰りを待つ母のあたたかさがある

 

人は母から生まれ

母なる地球のもとで生を送り

死して魂の母の元へ還る

 

すべてのものは「母」からやってくる

母性とは神そのもの

 

子供の頃 母の膝にふれると

言いようのない安心感に包まれたように

自分が今 神の胸の中で生きていると知ってから

大きな安心感に満たされている

 

生を越え 死を越えて 魂はつながっている

母なる神へと・・・


My favorite poem

2025年04月29日 | POEM

春なお 早い頃のこと 草なお緑に 萌えそめず

小川は流れ 陽は弱く 森の若葉も 影うすく

牧夫の笛も 朝のごと 清い音色を 響かせず

林の細いさわらびは 巻ける若葉をつけた頃

 

春なお早い頃のこと 白樺の木の影の中

微笑み浮かべ 目を伏せて 私の前に立った君


My poem「桜」

2025年04月18日 | POEM

無数の瞳が 焦がれ 見上げ ため息をおとす満開の桜

ずっと昔から

そのあでやかな咲き方と散り方に

日本人は心を寄せてきた

始まりと別れに 期待と寂しさを感じ

終えた命をなぞらえることもあったかもしれない

今は満開の桜も やがて

舞う花びらとなって地面に舞い落ちる

その時がくるまで

生のすべてを凝集させて

精一杯 あざやかに咲きほこれ!


My Poem「桜」

2025年04月07日 | POEM

桜のつぼみ吹く時は 始まりを待つ幕まえの

こころ踊るひとしきり

 

桜の花の咲く時は あわれこの世は美のしとね

歌い浮かれる酒の宴

 

桜の花の散る時は 心憂くこと多かりき

会って別れるさだめ故 涙と笑顔がまざりあう

 

桜の葉のいずる時 のどかな春を惜しみゆき

また来る花を願いつつ 強まる光に目を細む


2024年11月25日 | POEM

「掃除終え 一条の光さす 秋の庭」