やさいの家

小さな日常・小さな風景

感動の沸点

2012-07-20 07:32:53 | 日記
日々の暮らしの中で「幸せだなあ~」と感じる瞬間は?

それはどんな時でしょうか?

たとえば偶然きれいな夕日を見た時
美味しいものを食べた時
人の何気ない優しさに触れた時

人それぞれ、いろんな場合があると思いますが…。

私の場合は、一日身体に痛みがなくて過ごせた時は、
よかったなあ~って思ったりします。

以前、こんなことを書いたことがありました。


沸点と言う言葉。

液体が気体になる瞬間(実際は、もうちょっとヤヤコシイらしいですが

沸点は物体によって異なります。

幸せだなあと感じる瞬間を、感動の沸点だとするならば、
その沸点が低いほど、幸せの数は多くなる。

何気ない日常の一コマを、愛おしく感じて、
それを大切にしていけたら、
幸せ指数はどんどんUPするかもしれません。

三輪彰宏さんが、何かでおっしゃっていた言葉(ニュアンスのみですが)
「人って、失ったもの、足りないものに目が向きがち。
 だけどそうではなく、今あるものを数えたら、
 それを感謝出来たら、人生は確実に変わっていくはず」


先日、父の形見の切手帳を、母が他人にあげてしまったと知り、大ショックでした。
二人で一緒に集めた思い出が、消えてしまったようで…。

だけど、無くなってしまった思い出を追いかけるより、

今あるいろんなこと、

そこに溢れている小さな幸せに、目を向けていけたらと気付かされます。



写真は我が家の狭~~~~い庭に、3個だけ実った梅。

実がついた!と思った瞬間の感動。

幸せってそういう瞬間、瞬間のものなのかと。


だからその瞬間に敏感であれば、感動の沸点が低ければ、

幸せの瞬間も多くなる。

日常の何気ない一コマも、本当は当たり前ではないのだと。

有り難いことだと。


「有り」「難い」って、そこに有ることが困難だってこと。


そのことに想いを巡らせられたら、少し呼吸が楽になる気がするのです。





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