エンジェルス GO GOGO!

八尾女子ソフトボールチームの徒然日記

敢闘賞と書いて・・

2017-07-10 20:51:00 | 日記
7/9 楠根ピーチ杯
準決勝
◯御陵12ー7エンジェルス✖︎
3位決定戦
◯南高スターズ6ー2エンジェルス✖︎
これが結果です。敗れました。

でも、どうも負けた気が、悔しさが沸かないのです。
口惜しみではなく、そんなことがとても小さく思えるほど、 勝ち負けを超越した素晴らしいゲームをあの子たちはやってくれました。

準決勝の相手は先週対戦した御陵さん。当然、相手はリベンジを期し気合充分です。
初回は両チームとも無得点。

二回以降は御陵さんの長打攻勢に遭い、こちらはアイカのソロホームランで一点を返すのがやっと。
6対1と5点ビハインドのまま最後の攻撃を迎えました。
ある程度は覚悟しなければいけませんが、これまでノーミス、ベンチのムードは悪くありません。

円陣を組みます。
「さぁ、みんな思い出そう。この前、8点差を逆転したやん。5点やったらいけるで。次の子に繋いでつないでやってやろう。オッケー?」

みんな元気な返事を返してくれました。

ラストチャンス。先頭マナミが四球で出て、マコも四球を選んだ後、マイは三振に倒れましたが、ミユキのセカンドフライを相手エラーで満塁、チヒロが三振でツーアウトといよいよ追い込まれましたが、続くチーちゃんが粘って押し出し四球。

ベンチの声もボリュームアップです。

一番に回り、アイカがセンター前のタイムリーヒットで2点追加、続くアズサの放った痛烈なゴロを相手ショートが焦りエラー、リンカ押し出しデッドボールで遂に一点差。

二死満塁。一巡してバッターマナミ。ムード最高潮。
で、マナミが執念の四球を選び、とうとう追いつきました。

タイブレークに入りました。ここまで試合時間はとうに一時間を超えてます。

(す、凄い試合になっちゃったよ)

ランナー二塁から開始、御陵さんは四番からの好打順。ボールが先行したので故意四球で歩かせ、五番が三塁内野安打で満塁。六番は三振に切ったものの、先発を継いでいたアイカもさすがに重圧からか連続四球、やむ得ずリンカをマウンドに戻し二死まで来たものの、一番打者にキレイに左中間を破られてしまいました。

ホントの最後の攻撃も一点を返すのみ、力尽きました。

試合時間二時間超。エンジェルス歴10年を超える私でも記憶にない最長試合となりました。

曇り空ながらジメジメと不快指数が上がるなか、選手たちもさすがに疲労困憊。

しかし、これから3位決定戦に回らなければいけません。しかも近距離とはいえ会場移動です。

主催者サイドも恐縮されてたとはいえ、やはり予定時間を大きくオーバーしていたのですぐにでも始めたい様子。

まさしくバタバタ、車から降りるや否やベンチを作り準備。
(みんなゴメン。疲れてお腹もすいたやろうけど、相手チームもずっと待ってたしすぐ試合しなアカンねん。ゴメンな)
詫びてから、元気な子は手を挙げてー全員です(汗)

二つ目はマナミのピッチャーをと考えていたのですが、まさに不運、先ほどの試合中、ファウルチップを手に受けてしまいました。少し腫れてます。

(リンカ、もう一回お願い)

相手は南高さん。2点先制されて、裏に1点返したのですが、みんな、イイ動きをしてくれてます。
チヒロがライトゴロをアウトにし、アズサ、マコも無難にゴロを処理、リンカ気迫の奪三振でしのいでいきます。

そして、三回の攻撃、相手エラーで出たアズサをリンカが進め、手負いのマナミが同点タイムリーを放ってくれました。
みんな、もう声も枯らしての大声援。

(イ、いかん、泣きそう)

最終回の守り。ノーアウト満塁とされ、二死までこぎつけたものの、相手ラストバッターの力ないサードゴロ、バックホームは際どいタイミングで野選。勝負を分けました。
判定は判定。責められるべきは指示した私です。

ゲームセット。こちらに向かって挨拶するエンジェルスの選手たちに、労い、敬意を込めて拍手を送りました。

(よくやった。いや、恐ろしいほどよくがんばった)

すぐしょげてたのに
声もよう出さんかったのに
下向いてばっかりだったのに

予測つかない、何をしでかすか分からないこの子たち(笑)


閉会式。チーム優秀選手にリンカが選ばれました。
おめでとうリンカ。あなた一体何球投げたことやら、お疲れさん。

メダルはかかりませんでしたが、敢闘賞をいただきました。

私には、敢闘賞と書いて「かんどうしょう」です。

長文、最後まで見ていただいた方、ありがとうございました。