これは uuts オーツと言います。羊1匹丸ごとです。ツァガーンサルというモンゴル旧正月の日本で言えばおせち料理の一つです。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、右手は尻尾、皮が若干ついています。上に頭を焼いて乗せることが多いですが写真にはありません。ナイフと足の肉付きの骨が1本置いてあります。これで羊一匹全部いただくという意味です。両脇から薄く切っていただきます。切るのはその家の主人か客の中で一番の先輩で、みんなに少しずつ分けてあげます。
モンゴルでは正月は春の到来を祝う祝いです。春は、まだまだ寒さが弱まらず、食料も乏しくなる厳しい季節、つまり厳しい冬の続きであるためそれを豊かにしようと正月を盛大に祝います。正月のための食料は秋から蓄えておきます。ミルク、馬乳酒などを凍らせて保存し、オーツの羊も秋に一番脂ののった羊を選んで捌いておきます。尻尾が大きいほど脂がのっている証拠で、豊かさのシンボルとなります。
お正月のテーブルに欠かせないのはタワグです。大きな焼き菓子 オルボーウ を並べ3、5、7、9と奇数に重ねてキャンディー、月餅などで飾った膳である。これは結婚式など他の祝いにも使われます。祝いが終わった後オルボーウを崩して(もともと固い上に1週間それ以上も飾っておくからカチカチになっているから)ミルク茶に入れて食べるとおいしいです。
そしてお正月といえばボーズです。ボーズ(小龍包)はモンゴル代表のご馳走であるが、正月のときは格別に多く食べます。各家で振舞われ、ついつい食べ過ぎてしまいます。
お正月は盛大に行なわれますが、普段は何を食べるでしょう。冬、春用に ボルツ という干し肉を夏秋から作っておきます。羊、ヤギ、牛肉を細く切り、日干ししておきますが、ヤギの干し肉が最もおいしく薬になるとも言われます。ボルツを細かく叩いてあるいは切って煮るとおいしいスープができます。うどんや肉のお粥(?)などいろいろな料理ができます。
また保存しておいたアーロール、チーズなどもスタミナ源になります。
では、今日のおさらい: 春の食べ物:お正月のオーツ、ウルボーウ、ボルツです。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、右手は尻尾、皮が若干ついています。上に頭を焼いて乗せることが多いですが写真にはありません。ナイフと足の肉付きの骨が1本置いてあります。これで羊一匹全部いただくという意味です。両脇から薄く切っていただきます。切るのはその家の主人か客の中で一番の先輩で、みんなに少しずつ分けてあげます。
モンゴルでは正月は春の到来を祝う祝いです。春は、まだまだ寒さが弱まらず、食料も乏しくなる厳しい季節、つまり厳しい冬の続きであるためそれを豊かにしようと正月を盛大に祝います。正月のための食料は秋から蓄えておきます。ミルク、馬乳酒などを凍らせて保存し、オーツの羊も秋に一番脂ののった羊を選んで捌いておきます。尻尾が大きいほど脂がのっている証拠で、豊かさのシンボルとなります。
お正月のテーブルに欠かせないのはタワグです。大きな焼き菓子 オルボーウ を並べ3、5、7、9と奇数に重ねてキャンディー、月餅などで飾った膳である。これは結婚式など他の祝いにも使われます。祝いが終わった後オルボーウを崩して(もともと固い上に1週間それ以上も飾っておくからカチカチになっているから)ミルク茶に入れて食べるとおいしいです。
そしてお正月といえばボーズです。ボーズ(小龍包)はモンゴル代表のご馳走であるが、正月のときは格別に多く食べます。各家で振舞われ、ついつい食べ過ぎてしまいます。
お正月は盛大に行なわれますが、普段は何を食べるでしょう。冬、春用に ボルツ という干し肉を夏秋から作っておきます。羊、ヤギ、牛肉を細く切り、日干ししておきますが、ヤギの干し肉が最もおいしく薬になるとも言われます。ボルツを細かく叩いてあるいは切って煮るとおいしいスープができます。うどんや肉のお粥(?)などいろいろな料理ができます。
また保存しておいたアーロール、チーズなどもスタミナ源になります。
では、今日のおさらい: 春の食べ物:お正月のオーツ、ウルボーウ、ボルツです。
そのものの味で食べるんでしょうか?
(ソースで味を変えてしまうフランス人が聞いたらどんな顔をするだろうか。)
なんだか下あごがものすごく発達しそう。
虫歯があったり、シソーノーローがあると食べられないね。
下あごが発達してなくて食べられます。柔らかいですから。