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屋根の上の茶碗

そのとき私は、言葉に言い表せないほどくったくした気持ちで沼地の岸を散歩していたのです。井伏鱒二。30代女の一人衣食住働。

松本記8(公園にて)

2008-03-25 23:54:55 | 【交通】移動がすきなの
「あがたの森公園」。
でかい。広い。公園っていうか庭っぽいというか。
校庭的な感じ?旧制高校の記念館があるだけあって。

でも人がいない。

橋があった。

橋から見た右の風景。(ちょっと建物が写ってます)



左の風景。(鴨が首すくめて固まってた)



・・・人影なし。

ぽつりぽつり、小さな雨粒も微妙に降って来る。
なんだかあたし、とてもさみしい。

そんなところへ階段が私を誘惑。



なにこの上りたくなる曲線。

と思ってるんたるんた歩き出したところ、
天辺の東屋らしきところには青くさい田舎の高校生らしきアベックいや2ショット
いやプルカツ もーどれも無理。がいるのが目に入って、
すごすごとお邪魔虫は引き返したのだった。
今思うとちょっとくやしい。
馬鹿があたしであたしが煙で、高いところに登りたかったのに。

晴れていれば、もっと人もいたんだろうけど。
隣にちょっとしたお遊具とゲートボールにも使えるコートあり、
そこでようやく人類数名の姿を確認。

今振り返ると、ここは
ちょっとテンションが下がったポイントであったかもしれない。

そそくさと外の道路へ。
しかし右も左も駅の方向もわからない。


松本記7(あがたの森公園へ)

2008-03-23 19:42:21 | 【交通】移動がすきなの
さてお昼を食べ終わったのが2時前。
10時過ぎに松本に着いたので、
3時間くらい美術館にいた感じかねえ。
残りの約1時間は、移動やらそんな。

美術館は当日なら再入場もできるということで
最初はなんだったらもう一回見に行こうかなとも思っておったが、
んんーやはり新しいものを見に行こう、と思って、
あちこち歩いてみることにした。お城も含め。

帰りのバスが17時台なので、残り3時間。

つーことでまずは近くの公園へ。
美術館のある通りをてちてち直進すること
えーっと5分くらい?
一本道迷わなーい。

こちらは途中にあった松本松南高校。松多いよ。岡山県立岡山操山高等学校かよ。
ってこれ原田ムネノリのパクリすまそ。



曇天模様の空の下、なので陰気な印象ですが、
まあ普通の学校だと思います。

とかいって、4月から松商学園に吸収されるそうだ。野球とか強いとこね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E6%9D%BE%E5%8D%97%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1

あら。。。そうでしたか。

てかこの松本松南高校、私立に吸収されるので当然私立です。

つーか長野県にお知り合いとかがおられない方は初見かもしれないが、
長野県は公私(立)の別がわかりにくい高校名が多い。

それは、公立(県立)の学校名に「立」が入らないから。(正式名称)

なので県立高でも
「長野県女鳥羽(めとば。県女で区切るべからず)高等学校」(仮)
とかいうのが、デフォで普通なのです。

変な県。(失礼)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%87%8E%E7%9C%8C%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E4%B8%80%E8%A6%A7

つかわかりにきーよ。履歴書とか脱字だと思わないであげてね、人事の皆様。
余計なお世話ってか。

さて通り(あがたの森通り)の突き当たりの
信号を渡ると、「あがたの森公園」です。

入り口の看板。達筆だねえ。



てかこの信号を渡った道路、後で知ったら「国体道路」だそうで。
露骨過ぎるよ、長野県。

松本記6(常設とおそば)

2008-03-23 01:08:46 | 【交通】移動がすきなの
常設展もよかったよ。

田村一男。(信州の山を描いた画家)

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p4/p3-html/p3-tamura.html

今まで知らなかったけど、ここで知ることができてよかった。
ちょうど学芸員ほかの皆さんが選ぶ絵、みたいな解説がついてて
そういう企画側のしかもプライベートな感覚の声、
みたいなのが聞けて、とてもよかった。

そういう解説のおかげもあってか
素敵な絵もあって、こんなの飾れるうちになりたいなあと
最近芸術系の場所に行くたび思うことを、今回も。

上條信山。
書家さん。おいそれだけか。

http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p4/p3-html/p3-shinzan.html

いやでも、よかったです。ハガキ買ったよ。

そしてちょっと遅めのお昼、近くのお蕎麦屋さんへGO。
あ、その前に忘れてた、うわさの自販機です。



一番上の棚は、ドクターペッパーみたいな色の水玉缶(オブジェ)です。
となりにベンチもありました。コーラとか最近見かけないバス停とかの
木のベンチで、もりろん同じく水玉。

で、おそば。美術館の裏手です。
いろいろサイトやら何やら見てみて、ここかなあと思ってたとこ。
ほら交通(不安なのあたし)とか何とかいろいろ。

もっと難しい場所にあるのかと思ってたけど、ぜんぜん。
城下町なのを忘れてました。って城下町の地理特性はよく知らないけどお。

「山がた」



雨は降ったりやんだり、ちょっと寒かったので
天婦らそば1200円にしましたよ。



食べ物の写真撮るのが(も)慣れてなくてな・・・
気になるんだったら(気になった)ちゃんと断ってからしっかり
撮ればよかったんだけど。

でもおいしかったよ。個人的な味覚では、満足。
上の天ぷらは、かぼちゃ、ピーマン、まいたけ、えび、サツマイモ・・・
あと一つ二つあった気がするけど、
わすれちゃった。

細くて、つるつるでぼそっとしてて、
切れそうで切れなくて、思ったより白っぽくて、
おつゆも濃すぎず、うーんおいしかった。
これは手打ちの特長なの?
よくわからんけど、まあとにかく袋で買ってるそばとちがうことは
よくわかった。し、うまかったから何でもいい。

黙々と食べました。ま、一人だから基本もくもくだけどよお。

入ったら、一組のファミリーが食事をしてて、
家族の食事でこういうそば屋でコース(らしき)、って
いいなあと思ったりした。

組み合わせは、両親世代夫婦、子世代夫婦+孫、
あとよくわからないおじさん一人、って感じだったけど、
雰囲気は良好で、なんかほほえましかったです。

たとえあたしのそばが出てくるまでにちょっと時間がかかったことに
相関があるとしても。

お店の人の感じもよくて、
でもあたしもけっこうにこにこ、一人だけどちゃんとご挨拶して
ごちそう様したおかげかも。

よい旅は主体的に作られるのだ。
なーんつって。


松本記5(やなせたかし)

2008-03-23 00:28:06 | 【交通】移動がすきなの
「やなせたかしのアートな世界」
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku02.html

絵本の原画、アンパンマンの原画、雑誌「使徒メルヘン」
じゃなくて「詩とメルヘン」の原画、
色紙に書かれた言葉などが展示されており。

わたくし、絵本「やさしいライオン」の原画で号泣。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%88%E3%81%BB%E3%82%93-2-%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%9B-%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97/dp/4577003023/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1206197525&sr=1-1

もう後半は涙が盛り上がってきてねえ。

「チリンのすず」つーのも、泣けてなあ。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%81%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%9A-%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%88%E3%81%BB%E3%82%93-27-%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%9B-%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97/dp/4577003279/ref=pd_sim_b_title_1

言葉にも励まされるものがあって、
ミュージアムショップをうろうろうろうろうろうろうろうろして
迷ったけど図版を買いました。

原画の一部も載ってたからまた読める。

松本記4(幻の華)

2008-03-22 23:17:57 | 【交通】移動がすきなの
「幻の華」をも少し拡大してみました。

みぎー。



ひだーり。



みぎの花弁のうちがーわ。(館内より撮影)



リーバシブル、イェイっ(意味不明)

ひだーり奥のはーな。(歩道から撮りました)



左のとどう違うのか、撮った自分も一瞬「んん?」
でもよく見たら水玉の大きさと量がちがうのさ。
というわけで自信を持って撮りました。見づらいけどお。

ま、全体図再掲しますね。てか最初にあげろってか。すまんね。



うーん。ポップにして隠微。
花とか性器ですからね。ってマグロちゃん登場。

しつこく続きますよ。



松本記3(着いてから)

2008-03-22 23:11:58 | 【交通】移動がすきなの
というわけでようやく写真にたどりつきましたよ。
ほんとは道中も撮りたかったときはあるのだけど
人の目が気になったりして、できませんでした。

最初に駅のスタバで茶を買ったんだけど、
そのまま構内に入り込み、
観光地図をいただいて、
アルプス口から山を見る。ガラス張りで正解。ってそんぐらいの価値は
わかってるわなあ。失敬失敬。

きれい。

でも写真はないの、ごめんなさい。
うまく撮れなくて。

つーことで写真的には、まずまつもと市民芸術館です。



かなり金のかかったハコだと市長が代わったときにゃあ(確か)
評判になりましたが、
道の反対側から撮った感じでは、思ってたよりこじんまりして見えるなーと。
ま、中に入ってみんことにはわからんこともたくさん
ありますからね。
デザイン的には金かかってる種類だと思うし。ましてや地方都市では。

美術館は、もうちっと先にありました。
えーっと、全景はありません。すまんな。

とにかく着いたぜ。俺はこれを見に来たんだぜ。



このあとバスの時間まで街中をぷらぷらしてましたが、
あっちこっちにこれが貼ってありました。うむ。協力体制か?
ちょっとうれしかった。そういう体制に思われたことが。

あとこれも。



草間彌生「幻の華」でございます。



松本記2(着くまで)

2008-03-22 01:04:27 | 【交通】移動がすきなの
途中何をしていたか。

ワイパーの動きを見つめ(運転席のすぐ後ろだったから)、
中央道に萌え、
長野道に萌え、
1冊フォトして、

寝てた。眠かったんだもん。

でも萌えたのはね、
長野道のバス停とかね、
ほんとに道の脇にあるだけなの。

バス、ただ寄ってふつーに人降ろすの。

見たことないこんなの。

そこにお父さんが若い女の子迎えに来てたりしてさ。
なんか切なくなっちゃったよおばちゃん。



松本記1(出るまで)

2008-03-22 00:54:35 | 【交通】移動がすきなの
朝はやーくに新宿のバスターミナルへ。
すいてるかと思いきや、
貧乏人(俺含む)イパーイw
いやいや時間を有効に使う人々でイパーイ。

雨が降ってて寒かった。
風も強くてね。。

前の日(水曜)も結局ばったばったと忙しく、帰ったらぐったりだったの。

でも
旅の途中で死ぬんじゃないかとか例によって思って、
うっかりちょっと片付けちゃったり(もちろん途中で飽きた)、
通販の割引券探したりしてて(これも非常に大きな動機のひとつであった)
結局3時くらいから少しうとうとして、
5時過ぎに起きた。

バスのターミナルってわくどき。

ダム萌えとか出る前よりあたしはダムが好きだったけど(負けず嫌い)
ターミナル萌えもするの。しない?

電光掲示板の呼び出し、
当日券の発券、
誘導のホイッスル、
ああぬれる。
こんなとこ男と旅行前に寄りたい。

大型車のワイパーもすき。

そんなわけでバスは発車。

歯と引越し

2008-03-15 20:23:34 | 【交通】移動がすきなの
歯医者が済むと
なんだかマシュマロまでおいしく感じるよ。

と言ってもわたくし歯は大切にしているので
なんつって本当はされるがままに口内をいじられる快感がすきって説もあって
まあ今回も定期健診。

半期に一度、と思ってたけど、前回行ったのは10ヶ月くらい前だったってよ。

でもおかげさまで歯垢歯石をとってもらっただけで終了。

それで2000円って歯医者ってどうなの。

と、こないだからの指の創傷が低価格だったので余計に思った。
でも指は4回くらい通ったから、トータルでは同じようなもんかな。

歯科余り時代が危惧されているのか、
なんだか行くたびに親切にされる私。めでてーな。

この歯医者は昔住んでたうちの近くにあって、
引っ越してからも、新規開拓めんどくさい&土曜も夕方までやってる
&気分転換もかねて、ぼちぼち通っているのであった。
まあ同じ沿線だしね。

そんなわけで、懐かしさとものめずらしさで
帰りは2駅ほど歩く。
そこに住んでいた頃は職場とうちと彼氏のうちの三角往復だけで
じぶんちの周辺環境にほとんど興味がなく、
せいぜいタクシーで帰るときに道案内ができるよう、程度だった。

いや、あの頃はタク帰りなんてこと、そんなになかったか。もう忘れた。

まあとにかく今日はてくてくとほぼ線路と平行に歩いて、
そうかこんなとこだったのか、と思って。

空がひろかった。

おうちの庭とかの梅・桃が素敵に咲いてるのと結構出会った。

昔満足なり憧れなりしていた環境が
今歩いてみたらそうでもなかった というか
今の私は選ばないかな、と思った。

まあ当時も、住み続けることを選ばない、ということで
(その他の要因も含め、トータルでだが)
引っ越したんだけどね。

変わりますねえ、価値観て。

立ったまま寝れるもんだ

2008-03-12 22:29:15 | 【交通】移動がすきなの
今日はまあ週の初めからの夜更かし芋蒸かし松本深志がたたって
あと仕事が結構みっしりで、
帰りはぐったり。

そんなに疲れてると思わなかったけど、
もう会社のドア出てエレベータから外へ出て
歩き出したらすでに足元がふらついていた。ちょっと寒かったし、余計つらく。

あたしは心配性で、大体いつも確認強迫に囚われているんだけど(昔から)、
そんなの心配するゆとりもないくらいにぐったり。

電車乗ったら、つり輪に捕まって全体重かけて、頭をひじの角度に押し付けて
もうぐったり。

乗り換えた先の電車でもぐったり。

ちょっとだけ「アンナ・カレーニナ(中)」を読むものの
はっとする言葉に気づくものの
長くは続かず、やっぱりぐったり。

片方の膝ががくっとなる×3回くらい。わずか20分足らずの間に。

たまにこういう日ありますな。

うちに着いて、ドアに映った自分を見て思った、
いくら肌がきれいでも(すまん・でもよくしみじみと言われるので)、
ほうれい線なり澱んだ眼だったり、もう若くはないよね、と。

どうせ若くないならなおのこと、ちょっとでもきれいなほうがいいじゃん、
というご意見もあろうかと思いますが。

というわけでもう寝ようと思います。米だけセットして。
玄米さん、明日もよろしくね。

あと今まだ右手に家事用ナイロン手袋してるのだが、
これで顔洗うとなんかちょっといい気がする。

あたしもともと強肌だし脂もろくにないから、
東レの眼鏡拭きがトレシー(今、もう名前思い出せなくてググっちゃったよ)に
化けたようにはいかないだろうけどね。

まあこすりすぎないつー点では、いいんでないかなと。


散財4。

2008-03-09 01:38:28 | 【交通】移動がすきなの
新宿⇔松本、往復バスチケット。往復割引で、6千円切ってた。安いねえ。。。

あたしは出不精で旅行が苦手で、
よってガイドブックなんて買ったことがない(たぶん)んだけど、
今日本屋に行って、ちょっと見ちゃった、旅行ガイドコーナー。

そしたら地図の昭文社さんからこんなもんが出ていてね。
「ことりっぷ」シリーズ。

http://www.mapple.co.jp/publ/co-trip.html

くそうなんか江國香織ことりちゃんを髣髴とさせる、
ちょっと不快なシリーズ。と思ったが一応手にとって見た。

が、やはり買うほどでもなかった。
やはり→シリーズ名、体裁等から予想した内容の充実度。ならびに
    私のガイド不要暦の長さ>ガイド必要性

あたし貧乏くさいから、
どうせ行くなら・・・あれもこれも、タイプなの。普段から。

でも今回は別に、普通に美術館見て、公園行って、
ぷらぷらして、それでいいか、って。一人だし。

というわけでチケットも買っちゃった。
ほかの予定が入るかもわからないのに(※96%入らない)、
一人でさっさと決めちゃった。
帰省でもないのに。

めずらしいことです。

でも自分が動いてるんだから、きっと動いたほうがいいんだな。

ということで、次の祝日に行ってまいります。




松本に、誰と行くのか。

2008-03-06 22:39:08 | 【交通】移動がすきなの
考えてみたけど、本当に誘える相手がいないことに気づいた。

一緒に行きたい人はいないでもない、
でも来られないだろう。諸般の事情で。

一緒に行ってくれそうな人はいないでもない、
でも誘いたくない。めんどくさいし彼女に気を遣うことが楽しみでなく苦痛。

ああ、あたしって本当にこれからどう生きていくんだろう。
どんな顔をしながら老いていくんだろう。

ひとりぼっち。

やっべーなー。

それでいて手切ったり目が弱かったり耳痛かったりするんだもんな、
ほんとやばいよね。

ちょっとした小旅行なのにねえ。

まあそろそろ一人温泉できるかもとは言ってきたことでもあるし、
うん、ここは行く方向で、ふらっとね。
バス予約しちゃえば、もう行くしかないだろう。

と言いつつ、先に服を買いそうな自分がいやである。

だから松本に何も期待しないっつーの。

ちょっと昔の傷がうずくだけさ。

へっ。


松本に、何を期待するか。

2008-03-06 22:31:53 | 【交通】移動がすきなの
夢子ちゃんなあたしは
見つけてもらうことが夢だった。

雑踏や何や、30や50や200の中から
あたしを見つけてもらいたかった。

何のヒントもなく、
あるいはかすかなヒントらしきというか行動パターン的な記憶の類を総動員して、
捜し出してほしかった。

当時言われたかったせりふ(もともとそんなもんろくに持たないが)が
「ここにいた」「探したよ」な類。

いや会社の人からは、心情的には、言われたくない。
やっぱり好きな男から。

でもこれって言われたさでは、今もあまり変わっていないことに気づいてもいる。

見つけてほしい願望も、
まるでっつーかまんま、心配してほしいガキと同じで、
どんだけ年を重ねようとも、どんだけ仕事にこなれた面があっても
あたしの中には時間に比例して成長していない部分がある。

人からすれば、私がなぜ彼を勝手に勝手なかくれんぼに巻き込むのか、
見つけてくれることにどれだけの期待を持っているか、
なぜそんなことに血道をあげる(までいかないが結構熱望する)のか、
たぶん理解できないだろうと思う。

そうでなくても、私は説明を端折りすぎるだとか
自分を特別だと思うなとか
言わなくてもわかってくれると思うなだとか
その近辺のことに関しては、すこぶる評判がよろしくなかった。
人から言われたり、傷ついた結果自分でかみ締めたり。
ま、そこからあまり学んでないけど。

かくれんぼ。

していても、でも鬼は鬼であると認識もそもそも同意もしていないから、
結局私の一人ごっこ。何もかも。

だから、松本にも、何も期待しないで行くのだ。
美術館の内容以外には。

何も期待しないで行くのだ。

もう一回書いとこう、何も期待しないで行くのだ。

ふぅ。

松本に、行くことにした。

2008-03-06 22:16:56 | 【交通】移動がすきなの
ふと思い立って、松本に行くことを決めた。

目的。
松本市美術館。
で、今はやなせたかしの特別展と、草間弥生(略字でそーリー)の常設展を。

「やなせたかしのアートな世界」
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-kikaku02.html

「草間彌生 常設展示」
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p4/p3-html/p3-kusama.html

あたしね、草間彌生けっこうすきで。

今を去ること2004年(ぎゃっ)、
一人で見に行ったの国立近代美術館へ。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Yayoi_Kusama/

行く前はせいぜい水玉の人ぐらいの認識しかなくて、
そんな若いころのとかよく知らなかったのだけど、
もうこれ陰茎ですか?ですよね?みたいなね。
女子(あああのころは20代だった)としてこう悶悶とね。

でもなんかもう、人はイッちゃってると思うかもしれないがそれがまた。
なんかもういいや的に(意味不明)、
見たいから見る的に、ええ。
足元すくわれてもいい、あの水玉に。

まああまり身近に置けるグッズたちでないことは確かだけれど。

でもあの巨大なミラーボールがきいきい回りながら
それを見ながらベンチでぼーっとしていたあの時間は、
なかなか貴重だった。

そんなわけで松本に行こうと思った。

金ないから、あずさじゃなくてバス。

てか松本って寒いのあったかいの。
あったかいわけないわな。