その1からの続き
《反省点》
『1年目のスタート』
とにかく慣れてきた時点で自分としても、受け入れ側のNPOとしても、1~3年間のビジョン明確にしなければならなかった。
『2年目のぎくしゃく』
「協力隊としてこういう人材がほしい」という明確なビジョンがないまま、またどういうことをしたいのか面談が不足したまま受け入れたことに問題があった。応募する側も、こういうノウハウを持っていて、こういうことをしたいという思いがあって就任したのであろうが、そこに応募してそれが発揮できるのか? あまりにも選ばなさすぎだったと思う。結果合わずにただかき回しただけに終わった。
『アンケート』
実施自体はよかったが、普段耳で聞く生の声を書いてもらうようにもっと努力が必要。設問案を書いてもらった以外は作成や集計等1人でやっていたので、限界があった。普段の地域の配布物と同様に配っただけのところがあるので、そうではなく一軒ずつ配布して回収するか、聞き取って文字起こしするなど手間をかければもっと切実な声を届けることができた。また、NPOのアンケートとして行い、集計はまとめて配布したが、アンケートを実施して出た課題に対してNPOが特別何もしていないのが問題。
『3年目の田んぼのがっこう』
「生きる力を養う」「伝統文化を受け継ぐ」「生態系保全」「人の交流」「遊びの場」などいろんな意味のある取り組みができたと思うが、地域の取り組みになっていたかという点では不完全。地域で参加してくれた方もいるのでよかったが、地域の既存の組織的な動きとはまったく別に動いていた。ただ、そうでなくてはできなかったかも知れないが。
『新協力隊』
3年目の秋に着任した協力隊が初めて地域内の諸問題を理解をもってお話できる相手だった。私の着任と同じころから来ていたら、もっと取り組みについて相談しながら、いろいろとできたかも知れない。
『全体』
協力隊の受け入れ組織が協力隊にどうしてほしいか、それを話し合う機会が少な(ほとんどない)。役場に就職していて、実務は地域(うちの場合は地域のNPO)という特異性から、誰が責任をもって協力隊を受け入れるのかがあいまいになっているのかもしれない。NPOがうけいれてコーディネートするなら(委託費ももらっている)もっと、どういった人材を受け入れたいのか話し合って、積極的に募集に参加するのと、着任後どのように進めていくのかの話し合いを都度しなくてはならない。それが不足していた。
また地域としても、共育ツーリズムや花街道などいくつかの事業は進んでいるものの、いざ蓋をあけてみると、本当にやる気があるのか? そもそも何故この地域でやることになったのか? という点で疑問、不明な点が多く、組織内でもぎくしゃくがあり、地域一丸としてやっていこうという意思を感じられないことが多く、うまく事業が展開していく見込みを感じられない。また、1人ひとりの声を聞いてこういう事業にしようという姿勢があまり感じられない。そんな状況でその地域に配属されても、どう携わったらいいのか非常に難しいと感じました。
しかし一方では。地域でこれをやろう! ということになったら、地域のみなさんが割と積極的に賛同して動ける地域。1人ひとりはみなとってもいい人。そういった側面もあり、よく言えばまとまっている、悪く言えばワンマンが多少まかり通ってしまう。なので、組織的にちょっとうまくいけば、かなり可能性のある地域。そんな印象を持ちました。
組織的には難しい面もありますが、上述したように、地域の方々には助けられ、よくしてもらい、大変お世話になりました。
・・・あくまでも私の地域での感想なので、他の隊員は違った思いもあると思います。また、他地域や他の市町村では地域おこし協力隊の取り組み方は全く異なると思います(終わり)。
《反省点》
『1年目のスタート』
とにかく慣れてきた時点で自分としても、受け入れ側のNPOとしても、1~3年間のビジョン明確にしなければならなかった。
『2年目のぎくしゃく』
「協力隊としてこういう人材がほしい」という明確なビジョンがないまま、またどういうことをしたいのか面談が不足したまま受け入れたことに問題があった。応募する側も、こういうノウハウを持っていて、こういうことをしたいという思いがあって就任したのであろうが、そこに応募してそれが発揮できるのか? あまりにも選ばなさすぎだったと思う。結果合わずにただかき回しただけに終わった。
『アンケート』
実施自体はよかったが、普段耳で聞く生の声を書いてもらうようにもっと努力が必要。設問案を書いてもらった以外は作成や集計等1人でやっていたので、限界があった。普段の地域の配布物と同様に配っただけのところがあるので、そうではなく一軒ずつ配布して回収するか、聞き取って文字起こしするなど手間をかければもっと切実な声を届けることができた。また、NPOのアンケートとして行い、集計はまとめて配布したが、アンケートを実施して出た課題に対してNPOが特別何もしていないのが問題。
『3年目の田んぼのがっこう』
「生きる力を養う」「伝統文化を受け継ぐ」「生態系保全」「人の交流」「遊びの場」などいろんな意味のある取り組みができたと思うが、地域の取り組みになっていたかという点では不完全。地域で参加してくれた方もいるのでよかったが、地域の既存の組織的な動きとはまったく別に動いていた。ただ、そうでなくてはできなかったかも知れないが。
『新協力隊』
3年目の秋に着任した協力隊が初めて地域内の諸問題を理解をもってお話できる相手だった。私の着任と同じころから来ていたら、もっと取り組みについて相談しながら、いろいろとできたかも知れない。
『全体』
協力隊の受け入れ組織が協力隊にどうしてほしいか、それを話し合う機会が少な(ほとんどない)。役場に就職していて、実務は地域(うちの場合は地域のNPO)という特異性から、誰が責任をもって協力隊を受け入れるのかがあいまいになっているのかもしれない。NPOがうけいれてコーディネートするなら(委託費ももらっている)もっと、どういった人材を受け入れたいのか話し合って、積極的に募集に参加するのと、着任後どのように進めていくのかの話し合いを都度しなくてはならない。それが不足していた。
また地域としても、共育ツーリズムや花街道などいくつかの事業は進んでいるものの、いざ蓋をあけてみると、本当にやる気があるのか? そもそも何故この地域でやることになったのか? という点で疑問、不明な点が多く、組織内でもぎくしゃくがあり、地域一丸としてやっていこうという意思を感じられないことが多く、うまく事業が展開していく見込みを感じられない。また、1人ひとりの声を聞いてこういう事業にしようという姿勢があまり感じられない。そんな状況でその地域に配属されても、どう携わったらいいのか非常に難しいと感じました。
しかし一方では。地域でこれをやろう! ということになったら、地域のみなさんが割と積極的に賛同して動ける地域。1人ひとりはみなとってもいい人。そういった側面もあり、よく言えばまとまっている、悪く言えばワンマンが多少まかり通ってしまう。なので、組織的にちょっとうまくいけば、かなり可能性のある地域。そんな印象を持ちました。
組織的には難しい面もありますが、上述したように、地域の方々には助けられ、よくしてもらい、大変お世話になりました。
・・・あくまでも私の地域での感想なので、他の隊員は違った思いもあると思います。また、他地域や他の市町村では地域おこし協力隊の取り組み方は全く異なると思います(終わり)。