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やなしお通信

2015年3月、島根県美郷町別府の地域おこし協力隊員の3年の任期終了後も田舎の匂いを伝えていきます

日貫

2015-04-11 23:59:59 | 島根、西日本の風景
4月11日
茅葺き職人に案内してもらって邑南町日貫(ひぬい)に行ってきました。


地域の方にもつきっきりでご協力いただき、まずは、しだれ桜のある古民家の残る場所へ。




日貫の地域にはシンボル的な存在の茅葺き古民家、隅屋(すみや)があります。
元庄屋の家でとても広くて立派で、いろんな地域行事に使われています。
地域の方々が茅を集め、古民家の維持にあたっているそうです。(新聞記事
この日は日貫夜桜祭りの日。隅屋では長浜人形展が開催されていました。




夜は夜神楽が開催。おそらく200~300世帯くらいしかないであろうこの地域だけでなんと5つも神楽団があるそうです。激しい石見神楽の動きとは違って、六調子の大元神楽で、伝統儀式という側面を大事にしていると教えてくださいました。
この日は、ござを持って縄跳びのような動きをするござ舞を初めて拝見することができました。



古民家や神楽など地域の財産を誇りをもって維持されている感じをうけました。
以上簡単ですが、報告終わり。
(4月20日記す)

避暑したい! 矢滝城山へ

2013-08-17 23:23:11 | 島根、西日本の風景
どうにもこうにも暑い!

寒さにはまあまあ強い。
暑さも、そんなには弱くないつもりでいました。

仕事しているときはどうにかなるのですが、
ちょっと休みになると、とにかく暑い状態で体が休められていない感じが抜けきれない。

冷房でもなんでもとにかく日中を涼しく過ごしたい!
とにかく少しでも標高の高いところへ行き、涼しくなりたい!

そんな思いで、ふと、うちから直線距離でわずか9kmしか離れていない808mの大江高山を目指すことに。
地図も用意せず、道順も確認せずにバイクで出発。
大江高山へ向かうつもりも、


あれ、「矢滝城山」?

 
この看板の方へ進む。なんか違うけどまあいいやと、
矢滝城山の登山口に到着。
銀山攻防の重要な拠点であった矢滝城の城跡だそうです。

そこから上り、1時間もせずに山頂へ。

電波塔らしきものの遺物にあがれば、360度の絶景です。
空は青空だったんですが、ちょっと、もやってて遠くまでは見えませんが、かなりイイ。


で、肝心の涼しさはというと・・・。
標高634メートルくらいだと、あまり涼しさは感じられませんでした。
日のあたる山頂よりも、木陰の登山道や、往復のバイクのほうが涼しい。

矢滝城山、うちから登山口まで15分くらいで行けてしまうので、別の季節にもまた再チャレンジしたいです。また、当初登る予定だった大江高山にも。

登山口への往復の途中にて、子どもの水遊びには最高のロケーションです。

勝手に直売所ほうもん 柿木村

2012-09-21 00:23:26 | 島根、西日本の風景
もひとつ。
村全体が有機農業で有名な柿木村(現、吉賀町)。
はじめて柿木村へ行き、道の駅かきのきむらの直売所に訪れました。






なんと・・・。



地元野菜すべてが無農薬か減農薬です。
村独自の基準をもうけ、一品一品どれに適合するか表示されていました。

この日、並べられた野菜をざっと見たところ、ほとんどがV1でした。



しかもっ、



地元野菜以外の調味料やお菓子、加工品なども国産材料を使用したものや、添加物や化学調味料を使用していないものばかりです。おみやげ品などで、そうではないモノもありますが。
一般的な自然食品店のようにたくさんの種類の加工品があるわけではありませんが、基本的なホンモノの調味料はあるし、地元の新鮮な野菜がたくさん並べられているという点では、とても心強いです。


農村で、しかもここまでレベルの高い道の駅は初訪問で、うれしくて、つい、野菜やおから、お菓子も買ってしまいました。
柿木村。今回ちょっと寄っただけなので、次回はゆっくり訪問したいです。




直売所も、規模や量を競うのではなく、質を大事にする時代ですね。




爺婆産品!

2012-08-07 22:58:23 | 島根、西日本の風景
いいお店を見つけました!

無人の直売所なのですが、その名も

「爺婆産品」


おそらくですが、「じば(地場)産品」と読むのでしょう。

手作り感あふれる小屋(けっこう大きい)と、人通りの少ない道沿いにひっそりと、でもちゃんの野菜が置いてあるのに感心しました。

大田市川合町の中心部から東方の山奥にあります。


お城みたい! 旭町都川の棚田 

2012-06-22 20:44:55 | 島根、西日本の風景
匹見からの帰り、浜田市旭町都川にある棚田の残る地域を通りました。
お城の石垣のように大きく、初めて見てびっくりしました。



ここで作業されていたおじさんに聞くと、このあたりには、5軒くらい家があったけれど、今はその方1軒のみらしい。石垣の石が大きいのが特徴。
石垣だから、土手の草刈りをしなくていいから楽そうだなと思いきや、そんなことはない。石の隙間から草がどんどん生えてきて、放置したら木も生えてきてしまうので、草取りを続けなければならないそうです。
江戸時代、これだけの構築物をつくるのには計り知れない労力がかかったと思いますが、これを維持していくのも並大抵の努力ではないんですね。



放置された棚田は草や木で覆われつつありました。
石垣の隙間から木などが生えてきたら、石垣も弱ってしまうのでしょう。
この写真の近辺だけでなく、この谷間沿いには数多くの棚田がありました。

あるのを知らずに見ることができたので、よかったです。
次回はこの近くにあるらしい、縁側喫茶にも寄ってみたいです。季節限定で第一、第三日曜日のみやっているそうな。