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やなしお通信

2015年3月、島根県美郷町別府の地域おこし協力隊員の3年の任期終了後も田舎の匂いを伝えていきます

第27回田んぼのがっこう しめ飾りづくり

2014-12-25 00:48:04 | 田んぼのがっこう2014
12月23日
田んぼのがっこうの忘年会でした。
松谷家に集合し、一品持ち寄りで、豪華な食事が並びました。





田んぼのがっこうで採れたうるち米の「ひかり新世紀」もかまどで炊きました。
お米は籾のまま保存していたので、当日の朝に籾すりしたのですが、
くず米の比率がとても多くなってしまいました。

そういえば、このお米はけっこうイモチ病にかかっていて、スカスカのお米が多かったのを思い出しました。もみすり機のしいな出口から出てくる分があっという間にいっぱいになるので、それももう一度通しなおしました。
そうすると、しいなの口に出てくる分は半分くらいに減りました。
まだまだ多かったですが、あまりまずくなっても・・・。と思い、そこで終わりにしました。

松谷家にはかまどがあって、薪で煮炊きできるようになっています。
そこをお借りして、羽釜で炊いてみました。


結果は・・・。


自分たちで手がけたお米なのでおいしい!
ような気もしますが、ちょっとぼそぼそしています。
新米のおいしさがあまり感じられません。
火加減が下手だったかもしれませんが、
お米がよくなかったかな~って気もします。



第26回 田んぼのがっこう 収穫祭

2014-11-15 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
11月15日(土)晴れ

いよいよ収穫祭

メニューはシンプルに、

・お餅つき(玄米もち・黒米もち・豆もち)

・野菜たっぷりの芋煮


です。

黒米もちと豆もちは、美郷町産の無農薬のと、昨年度産の我が家の米を使用。
熟練というほとでもありませんが、これらは、難なくおいしいお餅ができました。






小学生も率先してもちつき。



これらは、まるめてそのまま食べたほか、
納豆・大根おろし・エゴマだれ、あんこで食べました。
納豆はうちで採れた黒豆を使った自家製納豆です。
エゴマもうちで採れたものを煎ってすって、甘酒と混ぜて最高の風味でいただきました。
さらにはあんこも自家製。あんこの小豆も自家製です。






そして、いよいよ玄米モチ。
開墾、種まき、代かき、苗づくり、田植え、田の草取り、稲刈り、はで干し、稲刈り、はで干し、稲こぎ、もみすり。
とすべて手作業でやってきたお米がとうとうモチになります!! 
玄米でなく、多少搗けば餅つきしやすくなったはずですが、今回は玄米モチにチャレンジ。
イノシシに食われたため、収量は少なかったですが、
かろうじて、1回餅つきする分はありました。


実は前日に、別の玄米もち米を使って、試作をしていました。
蒸かしてもやわらかくなりにくいということで、圧力鍋で炊いたものを餅つきしました。
粘り気はとても多いのですが、弾力がなくべちゃべちゃ。味は最高なのですが。
バットに入れて一日置いて固まったのを切って切り餅にしようと思ったのですが、それがいつまでたっても固まらない。
まあ、ちぎって食べられなくはないので、使えないことはないのですが、
ふつうの丸め餅や切り餅のようないい形にはなりませんでした。

水分はぎりぎりに抑えて炊いていたのですが、本番ではさらに極力水量を減らして炊くことに。

結果は・・・。

んー、やっぱり、試作のときと同じような状況が。。。


しかし、お餅はお餅。
みんなで手がけたお米を食べることができて、感激でした。
ちぎって食べて、あとは、入れ物に入れて各自お持ち帰りしました。



ちぎったものを、油で揚げるとさらにおいしくいただけました。



代かきどろんこ遊びと、稲かりを体験した保育園のみんなにも、
お餅をプレゼントしました。




芋煮は各自持ち寄った自家製か地域産の根菜類や葉物をたくさん入れて、
手作りこんにゃくも入れて、
そして持ち寄った手作り味噌を混ぜて、
薪で煮てつくりました。

お餅と汁物だけ。しかも材料はほとんど自家産が地域産で、こんなにバラエティーに富んだ
豪華な食事会になりました。




この日は、参加者によるミニライブも。
草野心平作詞の「百姓といふ言葉」
そして、
宮澤賢治作詞の「雨ニモマケズ」
を披露し、盛り上がりました。



第25回 田んぼのがっこう もみすり

2014-11-04 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
稲こぎ・もみ干しまで進んだお米。

この籾をどうするかというと、もみすりして玄米にします。

昔はどずるすというような道具(うす)があって籾摺りし、万石という選別機で選別したのではないかと思われます。
しかし、どずるすは手に入りません。
木からもみすり機を作っている方々もいらっしゃるようで、ぜひ教わりに行きたいところですが、
今年はそこまでできませんでした。

そこで、登場したのが、こちら。

栃木県の非電化工房で製作されている「非電化籾摺機」
卓上で手回しでできてしまうという優れもの。

これを各家庭順番に回して籾摺りしました。
手で回すと籾が剥がれて、風で籾殻などのごみが飛ばされるという仕組み。
1回ではきれいに剥がれず、数回繰り返して行い、最終的には手選別します。


説明書によると、うるち米のみに対応している。
しかし、繰り返し投入して、最後の選別を入念に行えば、
もち米できないわけではありませんでした。
約2kgのもち米を籾にするのにかかった時間はどれくらいでしょうか?
根気のいる作業です。


第24.1回 田んぼのがっこう もみ干し

2014-10-28 23:33:35 | 田んぼのがっこう2014
10月28日(火)
もち米のもみを干しました。
軽トラの上で、恒例の自作の物干し台を置いて。



なんでわざわざ軽トラかと言うと、
1、時刻や天候でしまいたいときにすぐにしまえる場所に置きたい。
2、途中でかき混ぜたい。
3、家だと猫にかき回される可能性がある。

と言うわけで、もみ干しは終了ということで、
いよいよ次は手回しの籾摺り機の出番です。


田んぼのがっこうの収穫

(左:うるち、 右:もち)

第24回 田んぼのがっこう 稲こぎ

2014-10-26 23:59:58 | 田んぼのがっこう2014
10月26日(日) 晴れのちくもり 午後からの作業

はで干しした稲を脱穀しました。
子どもの参加も多くて、大活躍。
足踏み脱穀機で脱穀し、手選別しながらとうみに何度も通しゴミを分別。
さらにふるいで選別した後、再びとうみにかけてゴミ飛ばし。
という手間のかかる作業。
そして初体験の作業も多かったですが、すぐに慣れてきて、
人数も多く、みんなで協力してどうにかもち米とうるち米をこなすことができました。


稲をはこんで・・・



足踏み脱穀機で稲こぎ









脱穀した後の選別がたいへん




とうみやふるいや手で選別と穂に残ったままの籾をしごいていきます







子どもも率先して



やっぱり登る!




米の収量は少なかったですが、手に入ったワラでわら細工もしたい!
まだまだ続く田んぼのがっこう。

第23回 田んぼのがっこう 稲刈り

2014-10-04 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
10月4日(土)稲刈り

ひさびさの投稿です。
モチ米はイノシシ君にやられさんざんでしたが、
残されたわずかなモチ米と、うるちの稲刈りをしました。

親子がたくさん集まったのも久しぶり。和やかに活動しました。
集合するやいなやおさるさんを発見!




当初は水はけがよすぎて水がたまらなかった田んぼ。
排水のことはあまり考えていなかったのですが、
今時になると、もち米の田は水が多くぬかるみのドロドロ。
イノシシの荒らし具合も激しく、倒されてうずもれた稲も多くなっていました。
うるちの田んぼはある程度乾いていました。


「イノシシに荒らされたコメは臭くて食えない」
という話もありましたが、
「ここまでやって何もしないわけにもいかない」
「ほんの少しでも刈ろう」
ということで、穂が泥にうずもれた部分は放棄し、穂があまり汚れていないものだけを起こしながら刈り取りました。


私個人的には福島県にいるときから毎年イノシシにやられた田んぼの稲刈りをしていたのですが、
やはり、やりづらい。
それでも大人も子どももみんなで作業して、午前中で刈るのは終わりました。

はで干しは男子がはりきってよじ登りながら干しました。



稲刈りは女子が慣れたてつきで手伝いました。



久々ににぎわう田んぼ。



休憩のひととき。



すっかり遊び道具となりました。



イノシシに荒らされたもち米の稲刈り後はこんな感じ。





午後は、都合のついたメンバー3人で、はで干しの周りと、熟していない池の部分の状態のよいもち米の一角をトタンで囲いました。
トタン1枚では低いので、上にもう1枚設置し高くしてみました。初めての経験。
上のトタンがずり落ちやすいですね。




わずかなお米のために、どれだけ労力を費やしただろう・・・。
と思いながらも、心をこめて・・・。
次回はお米が乾けば26日ころに脱穀の予定です。


第21回 田んぼのがっこう はで組み立て

2014-09-28 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
9月28日(日)

この日ははで干しのはでを組み立てました。
支柱は昔から使われていたものをお借りして、
横の竹3本は新たに伐ってきました。

それと、田んぼ内・池のヒエとりをしました。
稲刈り時に田んぼの周りのトタンを外して、
はでの周りに新たに2段の高いトタンの囲いをするという予定で、
一部その杭を打ちました。
(写真募集中)


第20回 田んぼのがっこう 夜のテント泊も・・・

2014-09-26 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014

9月に入ってイノシシが田んぼに侵入し出しました。
9月4日に最初に気が付いたときは、トタンを乗り越えた跡がへこんでいました。
また、トタンの下に隙間があり、杭と小さいトタンで隙間を埋めていたはずのところが
開いていたので、小さめの動物がこじ開けて出入りしたと思われます。

その後、毎晩日暮れ時に見回りをして、ロケット花火を打ちました。
始めのころの1度だけ、トタンの外にいたイノシシに出くわしましたが、
その後1度も見られません。
しかし、翌日になってみると、侵入の跡が・・・。
巡回の時間帯を日暮れ時だけでなく、21時ころとこか、24時ころとかもたまに追加するも、
イノシシはには遭遇せずに、翌朝までにやられてしまうという状況。
そんなこんなで、倒されたり食われる稲がどんどん増え、
最初は4分の3は残っていた稲も、あっという間に半分、4分の1と減ってきてしまいました。


そこで、いっそのこと、夜に泊まってしまえ! ということで、
テントをはって泊まりました。

テントにいる間はイノシシの物音はしませんでした。
しかし、12時ころや明け方、たまにトタンがカタン、と動くことがあって、
見ると、イノシシではなくイタチサイズの動物が田んぼの中にいました。
そして、トタンをぴょんと越えて逃げていくのが見えました。
おそらくイノシシではなく、稲を倒したり泥浴びというよりは、
倒れた稲を食べていたのではないでしょうか?



結局19、20日から始め、8泊テントに泊まりましたが、
もち米は残り10分の1くらいに少なくなってしまい、
うるちも一部食われてしまいました。


9月26日(金)
この日は1家族と私だけでミーティング。対策と、今後の予定を打ち合わせしました。

もち米はかなりイノシシに倒され泥まみれで、
「このまま収穫しても臭くて食べられない。 草刈り機で刈ってしまおう。」
という意見がありましたが、ここまでやったからには、ごくわずかな分でも稲刈りしようということになりました。

またはで干しの場所は、より安全なうちの方に移動して干すという案もありましたが、
「この場所で!」ということで、田んぼのがっこうの場所でトタンの囲いを強化して干そうということで決まりました。

今後のスケジュールを決めて、
トタンの囲いの支柱づくりを少し行いました。

第19回 田んぼのがっこう 草刈り

2014-09-11 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
9月11日(木)


9月に入ってから、トタンを越えてイノシシが侵入しています。
この日は君谷&別府の協力隊の3名で、囲いの外の草刈りをしました。
イノシシが乗り越えて凹んだトタンも杭を打って直しました。
トタンに近いススキも刈りましたが、一時的にでも効果があるといいのですが・・・。







第17回 田んぼのがっこう まきづくり

2014-08-01 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
8月1日
まきづくり

季節のたべもの、まきをつくりました。


まずはまきしば集め。
この辺では、柏餅といえばこの「まき」。
まきはまきしば(サルトリイバラの葉)を使います。
みんなで田んぼの周りで採取しました。

そしてだんごづくり。
地域のだんごの粉と、うちで採れた小豆を使いました。


楽しくまきづくり




着火!




蒸かし中!


ちょっと固めでしたが、おいしさ抜群で、みんなでいただきました。
この日は4家族が集まりにぎわいました。

第14回 田んぼのがっこう

2014-06-27 23:59:59 | 田んぼのがっこう2014
6月27日 晴れ

この日は活動予定日ではなかったのですが、自主的に作業に来られた方がいていました。
トタンの囲いは出入り口がなかったのですが、松谷さんが、出入り口を竹で作り、持ってきてくれました。
ピンボケ写真



畔には大豆をまきました。



私は様子見にいったのですが、大人5人、子ども1人と、普段の活動みたいになりました。