自然のメモ

大阪ワンド、イタセンパラ消失、自然再生も順調ではない

最近、ニジマスなどのことがニュースになっていましたが、私、コロナ後で、あまり追えておらず・・・、またおいおい、記事にしていくつもりですが、ちょっといろいろと遅れるかもしれません。だいぶ回復して来てはいます。

 

さて、

こちら、最近のニュースになっていました。

 

イタセンパラ、どこへ淀川水系生息域で確認できず2023年調査

イタセンパラ、どこへ 淀川水系生息域で確認できず 2023年調査 | 毎日新聞

 

 

この記事を読むと、06年に消えたので13年に500匹を放流、18年に2万767匹まで達したけど、22年80匹、そして23年0匹・・・

 

これはオオクチバス、ブルーギルなどの外来魚、ヌートリア、河川改修などが原因かと書かれています。

 

こちらは40団体が組織する「淀川水系イタセンパラ保全ネットワーク」(イタセンネット)が保全活動や清掃活動をして、活動されています。

 

これは、ひとごとではないです。

我々も今後、水路、川、海、山、湿地、草地を取り戻そうと、活動をする機会が増えてくると思われますが(期待)、やったら全部がうまく行くとも限りません。

まだ本気出してないだけ、人間サマの力は凄いから、やってあげたら自然なんてどこかから戻って来て、取り戻せるんだから、焦ることない、と思っていたら・・・消えた・・・、絶滅。となる場合も・・・

人間サマが凄いんだから、カネ出せばどうとでもなる。というものでもない、ということですね。

やっても取り戻せない、そのままでは、もしくは取り戻せない、と分かることも重要です。それもやらないと分からないことです。

大阪ワンドはまだ、今のままでは駄目と分かっただけ、何もしてない地域より前へ進んでいます。

 

 

とりあえず、大阪の昔の様子です。

大阪の昔の形はこういうものになってたようです。

 

大阪湾環境データベース

大阪湾の歴史 より抜粋

 

 

大阪って昔、なんという、複雑な地形であったのでしょう。

日本第二の都市。歴史も古い。難波宮が作られ、天皇の都だったところです。

古くは水の都の名もあった大阪。

 

しかし、現在は昔の入り江があったところを遥かに通り過ぎて埋め立てられています。

昔、あった砂浜、海岸なども、埋め立てられ、99%が消失。

干潟は98%が消失。

 

 

水産資源も減って来ています。

水産資源の減少より抜粋

 

その他、海底の生物の住みにくさ、少なさ。低酸素水域の発生、水質など、いろいろと問題があるようです。

 

これを元に戻す、何かを自然再生すると言っても、セメントひっぺがし、埋めたものを掘り返さねばならないでしょうね。

 

しかし、もう、淀川を中心に大阪の半分は、自然地帯に変えたらどうでしょう・・・?

セメントひっぺがし、湧水部をもとに戻し、ワンドやタマリをあちこち再生させ、湿地帯や河畔林、草地などを再生する・・・

ワンドだけではなく、その周りから、ため池から水路から、川岸から山まで含めて大きく元の自然を再生したエリアを広げていく・・・

 

これから人口半減時代、半分は面積が空くので、大阪もけっこう空いて来るのでないでしょうか。

 

そういう場にしたら経済効果もあって、観光名所にもなりそうに思います。

 

各地の地方も、自然再生や回復した場で、農業や漁業なども潤しながら、同時に経済的にも観光やイベントなどで儲けを出す。というふうにして行けるのでないかと思います。

 

あとは、外来種の問題ですが、これは日本の漁師さんに何とかしてもらえないでしょうか。

琵琶湖では漁師さんに取ってもらって、それに対し支払いをしているそうです。

外来魚の扱いは難しい問題ですが、信頼ある漁師にやってもらい、最近、いろいろ獲れないと言われているし、漁師さんの収入源としてどうでしょうか。

 

 

私は素人ですので、専門的なことは分かりませんが、(ときどき、ここで厚かましくこうじゃないか?と言ってますが)、ワンドというのは、入れ替わり、消えたり、増えたりする仕組みのようです。

ですので、そうした自然の状態を備えたもののほうが良いようです。

 

永山滋也の研究アウトリーチ HP

ワンド高齢化問題~ワンドの若返りが二枚貝を救う⁉~ | 永山滋也の研究アウトリーチ

 

このHPでも書かれていますが、私も自然は一つとして同じものはない、と思います。

林縁も見ていると、折り重なり、からみ合い、森の守り番のように妙を作っていますが、きっとワンドもワンドの自然の妙ってのがあるのでしょうね。

 

大阪ワンドのように自然再生も一筋縄でもないのですから、各地は失った分を回復させるためには、あちこち早く取り掛かってもらいたいです。

まだ取り掛かってないだけ、やったら取り戻せるから、後にする、あと10年したらやる、それまで消しておいていい、どこかに残っているやつを持ってくるから良いだろ、では、取り戻せないかもしれませんから。

 

今後、大阪ワンドは増加させていく方針だそうです。

大阪は大きな都市ですが、イタセンパラだけではなく、他にもいろいろな在来種がいるそうです。

こうした大きな都市で、場が再生することは、絶滅やほとんど死んだ場に住む我々(私の地域)にも希望が持てることです。

ですので、大阪ワンドの自然再生がうまく行ってもらいたいです。

 


コロナ後は大変でした・・・

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しばらく、文章がおかしいかもしれませんが、まだ記事は作れているのでアップします。不定期にはなるかもしれません💦

お読みいただき、ありがとうございました。


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コメント一覧

yamazakurakasuminomayori
コメントありがとうございます。気づくのが遅れてしまいました。
イタセンパラも昔は多かったそうで、淀川あたりの川もそうでしたか。
淀川や、そこにつながる水路でも、そういうタナゴやウナギの他もそうとうたくさんいたでしょうね。
うちの近所の川も、昔はそうでした。蛍もいて、ウナギ、フナ、鯉。鯉かフナか分かりませんが、50cmぐらいのが悠々と泳いでいたのですよ。私は魚は詳しくありませんが、ドンコ、ヨシノボリ?そういう魚も。
でも今は、セメント三面張りにされて、小さなタニシとメダカ、フナ少々のほとんど、生物がいない川や水路にされました。あの大きな魚の主らが消えたのは、本当に無念で・・・
今は誰も子供も遊ばないし、探したら何かいるかもしれませんが・・・
その川も、近くに大きな川があるからで、直線セメントガチガチ固めの水路になってはそこで、生存の営みが繰り返されているようにも見えません。
外来種もジャンボタニシ、ミドリガメ、ウシガエルが増えてきています。
今は底が見えている状態ですし、このまま同じことを繰り返していたら、尽き果てるのは見えています。。
これからは日本全土が変わっていかねばならないでしょうね。
190333inuneko
私が中学生その頃、淀川へ繋がる水路何かで
タナゴはもんどりで10分浸けておいたらバケツ一杯捕れましたが、今は0です。
当時は鯰も雷魚も居る所でしたが、タナゴは沢山居ました、やはりブラックバスとブルーギルが大きな鍵になってるかも、鰻も見ることが無くなりました、その代わりにやたら多いミドリガメが、大量繁殖しています。
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