自然のメモ

野鳥の会のチュウヒ・プロジェクト

チュウヒは、平安時代や江戸時代にも記述が見られる鳥です。(日本野鳥の会 : チュウヒの過去・現状・未来 )

 

 

このチュウヒ、越冬時期には日本、東南アジアでし、日本では冬鳥として北海道や本州に来ます。

また、夏の繁殖時期には、中国、ロシア南部、日本で繁殖します。一部では留鳥。

 

まあ、暑いと北へ行く、寒いと南に下る。のでしょう。

 

こうした広い中でも、繁殖地は、中国南部地域と、日本でしかなく、日本の責任は重要であります。

 

こちらに分布地などのことが載っています。

環境省

チュウヒ保護の進め方

 

 

このつがいの数が、もうわずかになっているということで、各地繁殖つがい数はのきなみ0に。

 

それで、野鳥の会ではチュウヒ・プロジェクトが始められるようです。

 

日本野鳥の会 : よみがえれ! 豊葦原(とよあしはら)の鷹「チュウヒ」

 

 

日本野鳥の会 : プレスリリース:生息数わずか135つがい「チュウヒ保護プロジェクト」を2024年度より開始 (公財)日本野鳥の会 創立90周年記念事業

 

 

 

ためしにチュウヒを描いてみたのですが、あまりうまく描けず・・・

 

 

この前のサンカノゴイでもそうですが、日本のヨシ原の生き物たちが消えかけており、湿地やヨシ原を生息地とする動植物の生存維持、回復は喫緊の課題です。

 

前に書いたサンカノゴイのこと、イギリス政府は減少により緊急声明を出し対策したこと、など。

 

 

野鳥の会プレスリリース:絶滅危惧ⅠB類(鳥類)「サンカノゴイ」の全国のオスの繁殖個体数が明らかに 国内で確認できたのは17羽のみ! - 自然のメモ

こちらまた、心配なニュースが入って来ました gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/shimotsuke/region/shimotsuke-20240115195259 さらに詳しいことは、野...

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こちら、ヨシ原があっても、オオヨリキリの好適地の分布がある、というリンク先の話が大事かなと。

 

 

ヨシ原再生:サンカノゴイ、ヨシ原考 - 自然のメモ

以前、サンカノゴイのニュースの話を書きましたが、また今回、ヨシ原のことです。  現在、湿地やヨシ原に生息する動物の減少しています。 ヨシ原再生のプロ...

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これからは、セメント固めとか、宅地、レストラン、公園を作ってしまうのではなく、湿地を再生してそこをレジャー、観光、レクリエーション、カヌー、ボート、釣り(釣り針は生物分解とか食べられるもので)、楽しいイベント、自然を学ぶ教室の場、研究の場であったり、そういう湿地やヨシ原などがある場を活かす、経済活動。そういう時代でないでしょうか。

 

それが温暖化対策、炭素貯蔵、気温調節、遺伝的多様性の保全などの生物多様性の保全、我々の環境の健全維持促成保全などにもなります。

 

これら全部大事ですが、これらは人の手でどうにかなるものではなく、自然に任せて、我々は本当に依存するしかなく、今までも維持されており、本当に重大な仕事を果たしてもらっています。

 

 

 

こちらは、観光やイベント、地元の人のレクリエーションなどで利用などをされているところです。

 

渡良瀬遊水地 WATARASE YUSUICHI

 

渡良瀬池遊水地のこともとっと出て来る、前の記事。

 

関東のエコロジカルネットワーク、コウノトリとの新世紀の未来 - 自然のメモ

関東全体にあるエコロジカルネットワーク。先に出した荒川の生態系ネットワークとは、同じエリアでした。荒川が左半分と言えば、利根川は右半分と言うべきだったか。荒川の...

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かなり人の手が入った湿地ヨシ原ですが、ここはチュウヒがいるのですが、繁殖はしてないですが、生息地にはなっているようです。

関東の生態系ネットワークという大きな環境の場の中で、こうした適地や環境がたくさんあり、いろいろそばにあることが大事と思います。

 

 

湿地の良さは、この前の記事にも書いています。

 

 

湿地再生 - 自然のメモ

湿地というのは、明治・大正時には2110k㎡ありましたが、今では60%ぐらいが失われたようです。緑色の部分が今、残っている部分です。 出典:国土地理院ウェブサイト日...

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こういう場、美しいヨシ原や湿地。私の近所なんかありませんで、こうしたヨシ原や水草が茂る良い水辺があったらなと思います。

綺麗な川とその環境、湿地があちこちある地帯なんか、私なんか、憧れですね。水草がゆらゆらーと揺れて、魚がいて。

地元の人にも、特別な場所になると思いますね。

美しい水辺の風景があり、涼むことも出来て、憩うことも出来る。毎月、イベントや行事を楽しみ、いつでも景色を堪能できたり。

 

私なんか、こういうコアエリアとかバッファゾーンに、カエル道、は虫類道、バタフライロードなど、畔や水路を回して、つなげたら良いのでないかと思います。もともとの自然がつながっていたら、ですが、そうした連続性があれば、チュウヒのエサとなる爬虫類や哺乳類も増えて行くと思います。

うまく繋げたら、鳥や哺乳類なども行き来出来るようになって来るでしょう。そうすると、チュウヒのエサも増えます。

水路や川、田んぼの連続性を高めて魚を増やしたら、河畔に来る水鳥たちも増えますし、海の魚も増えると思います。

 

上の渡良瀬池遊水地のHPでも書いていますが、チュウヒは飛び、コウノトリやトキが飛び、綺麗な水辺の風景が見られて、さまざまな自然の博物館になり得るでしょう。

 

 

このヨシ原も、腐葉土にも利用できるそうです。

こうした場に田んぼの水路や畔をつなげたら、川の魚も増えます。

そのほか、すだれは有名ですし、生活用具、民芸品と、昔から利用されて有名なものがあります。

現代なら、バイオマスとか、炭素貯蔵とかの面とか、もっと何かいろいろな利用も出来そうな気もしますね。

 

そういうことらかも、広範囲に観光地帯を広げたり、釣り券を販売したり、漁業の枠を広げたりして、いろいろな用途に利用しながら、農業や漁業にも何らか足しになることが出来るのでないかと思います。

湿地やヨシ、川や水路とかに沸く魚などは、地元の人らの材料や食料としても、使えば良いと思います。

 

 

全国各地、ぜひ、湿地再生、ヨシ原再生の計画をしてもらいたいですね。生態系ネットワークも。

 


我が国はそもそも、愛知目標の国です。2010年にもう、2020年までに、自然生息地の損失の速度が少なくとも半減、またゼロにする、と宣言しています。

 

 

中国は、昆明モントリオールの国です。

 

この前の、生物多様性の日には、ニュース発表もありました。

陸域国土面積を効果的に保護していると、その「自然生態系の優良レベルの面積は43%以上で、初めて、低劣レベルを上回った」と、発表がありました。

 

中国、陸地生態系の90%を効果的に保護|Science Portal China

 


日本は愛知目標の国ですが、日本は・・・?

 

生態系の頂点に立つチュウヒなどが生きられる環境は、他の絶滅危惧種たちも生きやすい。

 

もともと我が国は葦原の国です。

うまく自然再生し、チュウヒがいる世界をまた、取り戻して欲しいです。

 

 

 

 


自然の博物館・・・

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