炎に魅せられて

丸山俊夫があなたの薪ストーブライフを応援します。

蓼科山登山【前編】

2010年03月23日 23時08分18秒 | 登山・ハイキング
健康上の不安が私の頭をよぎり、

正直なところ今回に関しては、

よほど親しくしている人以外とは、登山に同行したくない気持ちがあった。


1週間ほど前から、昨年と同じめまいがするようになり、

辛いことでもないので医者にもかからずにしている。


また、ほぼ同じころから、右腕がだるく腕力が全くないのだ・・・。


それから、足が痒い・・・

って、それは水虫だろ


そんな不安から、いつもになく現地へ向かうのが億劫であった。

そして、いつも以上に今回の計画を家族に伝えて出かけていた。

登山中に何かあったらという不安をぬぐい切れなかったのであろう・・・。

そして、もし同行者がいたとしたなら、

その方に迷惑をかけたくなかったからだ・・・。


幸いにも登山中にめまいは一切なく、右腕のだるさも忘れさせてくれた



当初21日(日)に計画していた登山だったが、

あらかじめの天気予報で、この日は大荒れの模様・・・

しかし翌日の22日(月)は晴れる予報だったので、

予定を延期して、21日はその準備の日として、前日の夜現地へ向かうことにした。

そうすれば当日は早朝から登れるし・・・


登山口の付近まで来たはいいが、

私のカーナビは目標となる施設がないために、登山口までは教えてくれず、

深夜でもあり、登山口を探すのに苦労した。

駐車場に到着したのが、深夜1時だった。


途中では怪しげな光・・・

鹿君たちの夜遊びだった・・・




目印にしていた女神茶屋




そのすぐ脇に駐車場があったので、そこに車を置いて急いで缶ビールを開ける。

30分で寝込んだ


家族や周囲には、5時に出発と伝えておいたが、

この分じゃ明らかに無理・・・

まぁいいか


一応5時30分頃、車が駐車場に入ってくる音で目が覚める。

だからと言ってすぐに出発はできないのだ・・・。

トイレに行きたいし、朝食もしたいし・・・

駐車場に仮説トイレはあったが、ここで用を足さず、

ちょっと離れたスキー場の施設に向かい用を足した。

手洗い場もあるから、顔も洗って歯磨きもさせてもらった。

さあ出発だ

と意気込んだが、既に6時50分


目指すコースは、

スズラン峠付近にある、女神茶屋前登山口→蓼科山頂

途中、カラマツや、もみ、シラビソ、ダケカンバなどの樹林帯が続く。



急登に入ると、最後までほぼこんな勾配だったし、もっと急登がきつくなる。


ここらで、アイゼンが必要と判断し、持参した軽アイゼンを(4本爪アイゼン)を装着する。

これが、私の甘さを認識させることになる・・・。


このあたりも黄砂が降ったはずだが、

新雪のお陰で真っ白なお化粧であった。

そしてその新雪はわずか2~3センチ・・・。

その新雪の下層は分厚い氷なのだ。

その程度なら軽アイゼンでも問題はない・・・。



時折足を休めて後ろを振り返る・・・。

高度を稼ぐにつれて、八ヶ岳が美しく見える。

お天気を象徴するように飛行機雲が手伝ってくれた・・・。



樹氷によってできた自然のアート



先ほどのアイゼンの問題だ・・・。


私の認識の甘さがこんなところにあった・・・

急登は、チンタラ登っていればたどり着くのだからどうということはない。

勾配の状態と雪質の問題である。

新潟県の雪とは完全に違っていることを忘れてなならない。


軽アイゼンだと急勾配は歩きにくい。

しかも凍っていれば歩けない。

10分爪アイゼンを持っていくべきだった・・・

持って行こうかどうか考えたりもしたが、

軽アイゼンがあれば大丈夫だろうと軽く判断してしまった・・・。


10本爪アイゼンならば、

登りはつま先で氷を蹴って登ることができ、

下りも、斜面にかかとを置くことができる。


写真ではわかりにくいが、

登りの途中で後ろを振り返ると、

下りはかなり怖いなぁと・・・


結果として、4本爪で何とか下りることができたけど、

かなり慎重だったことは言うまでもない。


同じ八ヶ岳だが、こんな違った光景も見られた。



後編へ続く・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。