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奈良県 奈良市 【奈良町界隈】 2012年8月

2012年08月19日 | 近畿地方
奈良は誰もが修学旅行などで一度は足を運んだ町です。
特に、奈良町はそのスタート地点ともなります。
もっとも、奈良の魅力は平城の都路となりましょうから、も少し足を伸ばして市街に出たほうが奈良らしいと感じられます。

もっとも奈良町と称される界隈は結構広いのですが、その中心は「元興寺」周辺となりましょう。
角々の多い通りと昔ながらの町屋が続いています。「庚申さん」ものこ通りです。猿沢の池から右手にJR奈良駅を見て通りを直進するとほぼこの界隈になります。





■庚申信仰は、中国道教の「三尸説」をもとに、仏教、特に密教・神道・修験道・呪術的な医学や、日本の民間信仰や習俗などが複雑に絡み合った複合信仰といわれます。


 ちなみに、仏教では庚申の本尊を、青面金剛および帝釈天に、神道では猿田彦神としている場合が多く、庚申の「申」が猿田彦の猿と結び付けられたものと考えられています。
また猿が庚申の使いとされ、庚申塔には「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が彫られることが多く、この奈良町の庚申堂の屋根にも三匹の猿がおります。







 庚申堂は、庚申信仰の青面金剛像を祭祀する祠です。
町内の住民の災いを代わりに受けることから、「身代わり猿」と呼ばれ、いまでは色々な災難よけとして近くの店で「身代わり猿」を売っています。






 三尸とは、道教に由来するとされる人間の体内にいる虫。三虫ともいいます。
上尸・中尸・下尸の三種類で、上尸の虫は道士の姿、中尸の虫は獣の姿、下尸の虫は牛の頭に人の足の姿をして、大きさはどれも2寸で、人間が生れ落ちるときから体内にいるとされます。




 60日に一度の庚申の日に眠ると三尸が体から抜け出し、天帝にその人間の罪悪を告げ、その人間の命を縮めるとされることから、猿を身代わりにするそうです。

 似たような「猿」信仰には岐阜の「さるぼぼ」や京都の八坂庚申堂の「つるし猿」などがあるそうです




 今回は駅裏にあるレンタサイクルで廻ることにしました。炎天下ですが観光客も多く特に3.11以降、漸く欧米の観光客が増加してるい様子です。

新薬師寺まで元興寺付近から自転車で20分ほど。緩やかな坂を登ります。
そこから徒歩15分程度で白豪寺となります。






(参)ホテルフジタ奈良三条通りに面した足の便の良い場所です。大浴場が無いですが設備、朝食などマズマズのホテルです。この近くに「さくら通り」や「」などがあります。




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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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奈良は好きです (ARI)
2012-08-24 14:43:04
奈良はいいです。京都は都会ですが、奈良は落ちつきます。平城遷都1200年祭りの時にも行きました。再建した大極殿が良かった。
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