佳代ちゃんのチンチンないないしたげる

洋が性的な快感に目覚めたのは小学校に上がる前だった。それはフラダンサーや歌手の後ろで踊る露出ダンサーに性的な刺激を受けたことが始まりだった。洋の作法は机の角に陰茎の根元を押し当てて行う。そうすると皮がめくれ勃起が始まる。上体を前に乗り出し両手で机の辺をつかむ。次に腕を突っ張り両足を床から浮かし三点で体重を支える。両手と胴体がなす強い三角錐はテレビで見る吊り輪にも似ていたがそうした状態でじっとしていると快感が増してき、ついに体が果てた。それは女がする一つのやり方とまったく同じだった。

洋の家にはコンクリートの門柱があった。低い門柱で断面は30センチ角程度と洋の行為にも適していた。小学校低学年のある日、洋が表にでていると一学年下の佳代がいた。洋は彼女の前で得意なことをして自慢しようと思いつき佳代に言った。「今から佳代ちゃんのチンチンないないしたげる」。行為の名称を知らないのでそう名付けていた。洋は門柱に両手をかけ飛び乗り体勢に入った。佳代はきょとんとした顔で洋を見あげていた。そんな佳代の顔を見つめながら果てた。洋が門柱から降りても佳代は感想を漏らさなかった。せっかくしてあげたのにと洋は残念に思った。佳代は何かをしてもらったとは感じていない。自宅の門柱でするのは最初で最後となった。