岡山県内の五輪塔の魅力

五輪塔の魅力に浸っています

法鮮尼の五輪塔

2006年09月21日 | Weblog
岡山市法鮮尼の五輪塔
この五輪塔は岡山藩主宇喜多秀家の生母おふくの方の供養塔であります。
おふくの方は文禄三年十二月十一日(1594)世を去り蓮昌寺の過去帳に法名阿鮮大姉とあり、俗にお鮮さんと親しみ呼ばれています。
おふくの方は、はじめ作州高田城主三浦貞勝の夫人としてその落城に遭いやがて宇喜多直家に迎えられ秀家を生みました。。のち豊公を
恃み秀家を五大老として天下に重きをなさしめ戦国時代には家門を高揚したけなげな女性であります。
前に昭和48年岡山開治400年を記念して烏城公園内に宇喜多父子顕彰碑が建てられましたがその陰の功労者であるおふくの方の名を知る人はまれであります。
よって茲に有志の者相謀りその悲運を悼み且つその遺徳を永く顕彰しようとするものであります。 昭和58年(1983)4月3日 法鮮尼顕彰会

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