26号線の風に吹かれて

50歳半ば好奇心旺盛なオヤジの独り言・・・

★ビリーさんへの音夢食堂の熱い想い・・・・

2013-06-16 02:27:40 | インポート

★以下は音夢食堂のブログより抜粋です!

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さて。


先日のワンマンライブにて発表させていただいた、キッドという新曲。



大阪プロレスのビリーケンキッド選手の応援歌として提供させていただいたものです。



みなさんプロレスって見たことありますか?



読者のみなさんの年代にもよりますが、少なくとも僕ら世代はあまり見たことない人が多いと思います。


僕らの格闘技といえば、K-1でありPRIDEでありボクシングであり。魔裟斗や武蔵やアーネストホーストやらノゲイラ・ミルコ・ヒョードルやら。




そういうものが流行した時代でした。大晦日はほとんど格闘技って年もありましたよね。



あの一触即発、一瞬も目が離せないガチンコの殴り合いに興奮した僕らにとって、プロレスはあまり親しみやすいものではなかったというのが正直なところ。


これはこの曲を書くことが決まって、プロレスを生で見て肌で感じて、ビリーさんとじっくりお話させていただいていろいろわかったことなのですが。


プロレスには「避ける」という概念がないそうです。


技を掛け合う。技を受ける。そういうものなのだそうです。



なるほど、ようやく納得できた、という感じでした。

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そして予想以上に、とんでもなく迫力があり、感動しました。興奮しました。


叩かれる音やマットに打ち付けられる音。選手の声。一進一退の攻防。


きっとテレビでやってたらハマっただろうなと思いました。



そう。



テレビなんですよ。


いま、プロレスはとーっても苦しい状態です。



プロレスだけでなく格闘技そのものが苦しい状態です。



テレビで放映されなくなったから。



プロレスなんて僕らが学生時代からだからもう10年以上はゴールデンで放映されていないんじゃないでしょうか。



大阪プロレスさんも立ち上げ当時はテレビ放映があり人気もありましたが、放映がなくなった途端に一気に低迷。



ビリーさんはじめ、主役プロレスラーがみなさんチケットを自ら売りに行ったりされることもあるそうです。


音鍋のときの僕らみたいに。




僕、実はそこに感動したというか、男を感じたんです。



しょうもないプライドばっかしもって生きていきがちなのが僕らです。

正直僕もそんなとこあります。


でも、サラリーマンもやめて、本当に夢と約束して東京きて気づいたこと。


それは、夢のためやったらどんなプライドもへったくれもないってことです。


そのためになら、何だってやるってことです。


最近少しだけ気づけたんですが、気づかせてくれたのがこの出会いだったりもします。


自分が育ったころにはテレビをにぎわせたプロレス。


あのヒーローにあこがれて、歯を食いしばって、どんな屈辱にも耐えて、勇気をだして挑戦して、そのすべてを勝ち取ってきて夢を実現して。


でも夢を実現したころにはテレビのヒーローはいなくなってた。


夢を実現してからどんどんと人気が薄れていった。時代が変わった。



これって相当つらいと僕は思うんです。




僕らが毎日毎晩あこがれているミュージシャン。数年後僕らがようやくプロになったころには、テレビにミュージシャンなんて出ない、大きなライブなんて誰も成功しない。みんな音楽といえば、ボーカロイドのようなコンピューターの音楽を聴く時代。



そんなことだってあり得るわけです。




そんな状況下にありながら、明るく、そして誠実に夢と向き合うビリーさんに心打たれて、この曲ができたんです。



人間あきらめたらダメとかなんとか言いますが、それが本当かはわかりません。別の道で成功することだってあるんだから。



ただ、一つ言えるのは。



男一本通して、何があろうと夢に突き進む男はかっこいい。



そういうことです。


もうベテランという域に入っているビリーさんは、普段は誰よりも腰が低いです。すべてはプロレスのため。それ以外の自己主張は一切断ち切っているように思えました。



毎日の試合に全力を注ぐスタイルのビリーさんは、体がぼろぼろです。

先日お会いした時も足を引きずっていらっしゃいました。


翌日はお昼から試合でした。


改めて、また素敵な人に出会えたなぁ、と。


そして今までと違うのは、その人に曲を提供できたこと。


僕らがやっていきたいことの一つです。スタートできてよかった。




この曲のさびは「頑なに張れよ」というフレーズで始まります。


頑張る ってことです。



たまに顔晴る と書いて がんばる って読みます


という人がいます。



別に否定はしないですが、僕はあまり好きじゃないな。


顔晴る は かおはれる ですよ。がんばる じゃない。



その当て字も素敵かもしれないけれど、もともとの頑張るっていう言葉を消してまで使うようなもんじゃない。


頑張るっていうのは笑えることじゃない。


信じられないほど先が見えなかったことしても、自分ではどうしようもない力で何か邪魔されたとしても。

どんなことがあっても、どんなやつがいても。


唇を真一文字にかみしめて、じっと耐えながら、頑として譲らないこと。頑として通しぬくこと。



これが頑張るだと思うんです。だからこの言葉が好きなんです。


この漢字の意味にぴったりなビリーさんに、漢字が伝わる歌にしたくて、この歌ができました。



音源化してPVに上がる予定ですのでお楽しみに!



現段階では音源は先週のツイキャスだけなので、よかったらご覧ください。

http://twitcasting.tv/otomsyokudou/movie/14083234



         【キッド】

                  作詞:せっちゃん 作曲:ほくと

俺が歩いてきた道
寄り道だらけ 傷だらけ
痣だらけ 敵だらけ

俺が見てきた夢
間違いだらけ 嘘だらけ
泣きながら 泣きながらも

要はブレるか ブレないか
人のせいにしてんじゃねぇよ

頑なに張れよ
己が立てた夢なんだから
頑なに張れよ
想いが詰まった胸なんだから

俺が歩いてきた道
忌み嫌う奴らもいたし
後ろ指さされてたけど

俺はただの一度も
誰かに指をさしたことはねぇよ

頑なに張れよ
男が語った夢なんだから
その手を離すなよ
迷い苦しみ掴んだ夢を

誰より小さな体でも
ぶっ飛ばされては立ち上がり
誰より小さな希望でも
地べた這いつくばって

泥だらけの人生だけど

生まれ変わっても
また同じ道を歩みたい

頑なに張れよ
男が語った夢なんだから
その手を離すなよ 
迷い苦しみつかんだ夢を

頑なに晴れよ
己が立てた夢なんだから

頑なに張れよ

思いが詰まった胸なんだから






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