山口ステーブルがゆく~♪

浦河町【山口ステーブル】所有馬を中心に育成のあれやこれやと競馬の楽しさを

骨と筋と腱

2010-03-15 12:18:52 | 日記
うちの牧場では何本か15-15以上の調教を消化してこの時期に順番に電気バリ+筋注をいれてリフレッシュを図ります。

基礎体力造りを終えスピード調教が出来るまで進み、更なる負荷を与える前に全身をケアして備えるのです。

特に獣医学、スポーツ医学的裏付けがある訳では無いですが経験上育成馬は毎日乗っていても良くなりません。メリハリが肝心です。
山ステは良く調教がハードだと言われますがそのぶん休みます。1ヶ月くらい休んだら緩くなりすぎるから一週間~10日~二週間くらいまでの短期のリフレッシュタイムを定期的に作ります。

感覚的な話になっていますが普段しっかり負荷を掛け鍛えていると骨は密度は上がりますが伸びません。恐らく調教で筋肉、腱が固くなり強張り骨格との付着部分を中心に引っ張りつけられているんじゃないでしょうか!?
それをリフレッシュして筋肉、腱を少し弛緩することで今まで押さえつけられていた骨格が成長する!?

そんな感覚を僕は持っています…(学問的にどうなんだろうか?)
なんにせよ骨格、筋肉、腱は各々独立していません、複雑に互いに影響を与えています。


春になり日照時間が増し成長ホルモンが出るからというのもあるんだけども…
この時期は馬がガラリと変わるとても楽しい時期です。


冬のあいだの乗り込んだ分がしっかり身となってそれを確認できる季節です♪