もうすぐ10月、山形の高い山々では紅葉も見頃となっているようです。
山々が紅葉シーズンに入ると、いよいよ秋の味覚「天然きのこ」の季節到来です。
今年は9月に入ってから雨も少なく、天然きのこの発生状況がとても心配していましたが、自然とは正直なものです。その時期(旬の季節)になると、毎年同じ場所に発生するのですから・・・
今年も9月中旬過ぎから、きのこ狩りに出かけています。地元では最もポピュラーで発生時期も早い「ナラタケ」狙いです。雨が少なかったせいか、いつもの年より少ないようです。
この時期、最も気を付けなといけない”ツキヨダケ”が出ていました。見た目は”ヒラタケ”や”ムキタケ”とよく似ているので注意が必要なキノコです。”ムキタケ”はこの時期には未だ出ない(10月下旬頃から出るきのこ)ですので、今の時期の物は”ツキヨダケ”と考えた方が良いでしょう。また”ツキヨダケ”は縦に裂くと、根元の部分が黒くシミの様になっていますので、見分ける一つの方法でもあります。
9月も下旬を迎えると、色々な美味しいキノコが収穫できるようになります。
その代表的なきのこは”天然マイタケ”でしょう。
先週末、今年2回目の”天然マイタケ”採りに 出掛け、ようやく収穫出来ました。一株で3kgもある マイタケでした。
地元では”ラクヨウモダシ” の愛称で親しまれているキノコ、落葉(カラマツ)林に出るきのこで、独特の(マツヤニの様な匂い)香りがするきのこですが、食べては美味しいキノコです。
数年前までは”スギカノカ”の愛称で、この時期”スギカノカ”を目的にキノコ狩りに山に入る人が沢山いたほど、ポピュラーで人気のキノコでしたが、数年前に秋田県で死亡例(肝臓障害が有る人は特に危険との報告)が報告され、今では”食べられないキノコ”に分類されているキノコです。食べない方が良いようです注意しましょう。
これから、山は紅葉の時期を迎え、雪が降る季節まで「キノコ狩り」のシーズンです。ただし今年も”熊”の目撃情報が多く出ているようですので、山に入る際は十分に注意し、楽しいキノコ狩りになるようにしましょう。