食彩館のつぶやき

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天然きのこの危機?ナラ枯れ大発生

2010-09-25 | ブログ

新聞やニュースでも話題になっていますが、近年、山形県内でもナラ枯れの被害が大きくなっており、県内全域にも蔓延しその被害はひどく、目を覆いたくなるくらいのありさまです。ナラ枯れはミズナラやコナラなどナラ類が、一定地域で集中的に枯死する被害。体長5ミリほどのカシノナガキクイムシが樹木の内部に侵入、この虫と共生関係にある「ナラ菌」が繁殖し、結果的にナラが通水障害を起こして枯れてしまう事が原因のようです。

山形食彩館の天然きのこを収穫(採取)している村山地方の山々も例外で無く、今年に入り大規模なナラ枯れが発生している現状に有ります。特にナラ類の林は多くの種類の天然きのこが発生しますので、ナラ枯れの影響が今後どのように現れるのか全く予想もつかず、大変心配しています。森の再生には20年、30年とかかりますので影響の大きさは計り知れません。

今年は春先からの天候不順、夏場の異常気象(猛暑と雨不足)、この気候変化(温暖化)?がナラ枯れ拡大の要因になっているのかも知れませんね。

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山一面にナラ枯れが蔓延・・・

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ナラ枯れした「コナラの木」

また、今年は夏場の猛暑と雨不足が9月初旬まで続いた影響で、他の秋の味覚(きのこ、山栗、アケビ)なども例年より遅れているようで、例年では既に初収穫を迎えているこの時期ですが、今年はまだまだ10日程遅れそうです。

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まだ、山栗(柴栗)も青いイガ栗の状態でもう少し収穫には時間が掛かるようです。

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こちらは、山の天然アケビです。まだ青く堅い状態でアケビ特有の紫色になり食べ頃になるのは、あと1週間~10日ぐらいでしょうか?

まあ~、とにかく今年は、春先からの異常気象で大変です。来年はいつもの年のように天候に恵まれる事を期待したいです。

そんな訳で、「天然きのこ」をご注文いただいたお客様、収穫にはもう少し掛かりそうです。栽培物ではない、自然相手の収穫になりますので、すみませんがもう少しお待ち下さい。