乳がんって、言われた

告知されて、治療も、何もかもがどうなるか分からない時期に、
苦しくて怖くて、誰かに聞いて欲しくて、始めたブログです。

11月

2014-11-04 18:35:00 | 独り言

今まで50年以上も生きてきたのだから、各季節にいろいろな思い出がある。季節が巡ってくると、楽しかった思い出とか、嫌な思い出とかそのときの気候で思い出されて気持ちが揺れる。

10月は乳がんを発見した月で、11月は手術出来るんだろうかと思いながらいろいろな検査をしていた時期。この季節はその後、2年続けて身体の調子が悪くなって、ばたばたした。術後1年目の冬には、放射線療法の放射線が肝臓に当たって炎症が起こっていて、突然の痛みに七転八倒した。2年目もお腹が痛くなって、大腸の検査までした。

どうしても、そのときの事が頭をよぎるし、今月に入れている3年目の検査の事を考えると気分が暗い。とはいうものの、去年の今頃と比べると違う。どう表現していいのかわからないけれども、あの頃は崖っぷちにたって下を覗いているような不安感がいつもつきまとっていた。癌なんだ、肺マック病なんだと四六時中考えていた。今も四六時中考えているけれども、「それでも、50年もいきてきたのだから」「3年前に乳がんとわかったときにはすぐに死ぬかなと思ったけれども 何とか今まで生き延びて来れた」とそういうことに感謝する気持ちにもなれている。