山田Club   モンタージュDAYs

映画監督/山田大樹、主催

ビッグX

2006-06-16 19:37:53 | Weblog
ビッグX(エックス)と聞いても、知らない人は多いかも
知れないが、手塚治ファンならもちろんご存知のヒーローだ。
僕が小学校1,2年生の頃、「少年ブック」という月刊誌に
連載されていた作品である。
当時、懸賞に応募してもひとつとして当たらない僕に、唯一
贈られて来たのが、このビッグXのシールだった。
それはそれは喜んだ僕だったが、よく見てみると、
応募者に「もれなく」と書いてあった。
くじ運の悪さは、昔からだったのだ。
今回の乱歩の撮影中、そのビッグXのアニメテーマ曲が聞こえてきた。
「弾なんか撥ね返せー♪ジェット機だって手掴みだー♪」
この歌を歌える人は少ない。その数少ないひとりの僕が反応する。
「!誰がビッグXの歌を?」
そこにいたのは、諸星光介だった。
うんちくの数々、その深さは有名だが、まさかビッグXまで網羅しているとは。
船越英一郎、恐るべし。
しばらく童心に帰ってビッグX談義。楽しかった。
この写真は、某ルートからいただいたビッグX第一話のDVDから。
手塚治先生の天才に改めて唸り、自分の記憶ではカラーだった作品に
色がなかったことに驚く。
あの頃、自分がビッグXになりたかったことを思い出して、
胸がきゅんとした。