山田Club   モンタージュDAYs

映画監督/山田大樹、主催

豚の運命

2006-07-17 23:38:52 | Weblog
高速道路では色んな事件が起きる。
「輸送中のトラックが事故を起こして、豚が逃走。」
豚が輸送されるということは、ほぼ食肉としての運命の旅路である。
まず起きないアクシデント!
自分たちが輸送される運命は、彼らも本能で察していたはずだ・・・
最後のチャンスだったはずだ。逃げるなら。
何頭かが車に轢かれて命を絶ち、数頭は捕らえられたという報道を見て、
ああー逃げ切れなかったか、と、嘆息。
豚を食べる自分には矛盾のため息。
でも逃げおおせた豚がいた、なんてNEWSが見たかったのも本当だ。
矛盾。矛盾。されど本心。

挑発!

2006-07-10 23:41:52 | Weblog
眠い目をこすりながら、ワールドカップ決勝戦を見た。
疲労困憊の中で攻守にしのぎを削る時間が刻々と過ぎて、延長戦。
事件は起きた。
ジダンを執拗に挑発するマテラッツィに、ジダンが胸にパチギ!
レッドカードで退場するジダンの姿を、信じられない思いで見送ったのは
僕だけではないだろう。
彼をそこまで怒らせた言葉が何だったのか、まだ詳細はわからないが、
その挑発があの結果を目論んだ上でのことならば、勝つためなら何でもするのかと、そのあまりに卑劣な手段に憤りを感じる。
でも、まだ真相もわからないのだから、マテラッツイを責めるのもアンフェアだ。
何より、手ならず頭を出してしまったジダンは、この世の常識では罰せられる
対象であることは間違いない。
どんな卑劣な言葉や行為で挑発しようと、その挑発に報復すれば罪となる
理不尽な常識は当たり前。喧嘩する勇気はなくても、相手を言葉で傷つける
ことにかけてはプロ級の輩でも自己主張出来る世界なんだから。
何でもありだよね(怒)
ただ僕はこれからもジダンを応援したい。
今日、我が国の次期総裁候補が、北朝鮮の基地攻撃を臭わせる発言。
その報復プランは、「強い日本を私が」のポーズなのか?
NHKスペシャル「軍事転用の戦慄・ロボット」を見たあとのニュースだけに、
生々しい危機感に震えた。