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CINEMA LOVE

ジャンル問わず、年間に500本以上は見る程の大の映画好きなomiによる映画日記だよ!♡

グリマーマン

1997-07-12 12:30:15 | CINEMA
グリマーマン [DVD]
監督:ジョン・グレイ
ワーナー・ホーム・ビデオ

スティーブン・セガールとキーネン・アイボリー・ウェイアンズの妙な刑事コンビのやりとりがいい味をだしていて面白かった。
いまいち噛み合ってそうでそうでもない狙いは個人的に好き。
ストーリーもいいんじゃない。


グリマーマン(The Glimmer Man)は1996年製作のアメリカ映画。

ロサンゼルス市民は、一般家庭をターゲットにした連続猟奇殺人事件に恐怖していた。それは、十字架にかけられたキリストのように、被害者を壁に磔刑にするという残酷極まりないものだった。この犯人を世間は「ファミリーマン」と呼んでいた。
ニューヨークから赴任してきたジャック・コールは、刑事としての洞察力などその他方面にかけての力を認められ、殺人課の刑事ジム・キャンベルと組んでファミリーマン事件に当たることになる。ジャックとジムが被害者を検死しているところへ赴くと、被害者は骨肉腫に罹っていた事を告げられる。
ある日、市内の学校で生徒による立て篭もり事件が発生する。現場に急行し事件を解決したジャックのところへ、町の実力者フランク・デベレルの用心棒ドナルド・カニンガムが現れる。立て篭もり犯はデベレルの息子であったため、事件の供述に色をつけてほしいとのことだった。ジャックは半ば脅しともとれるドナルドの言葉を一蹴する。
そして数日後、またファミリーマン事件が発生する。被害者はジャックの前妻で夫と共に壁に磔にされていた。現場にはジャックの指紋が多数発見され、ジャックは窮地に追い込まれる。しかし、ジャックはこの事件はファミリーマンの仕業ではないことを見抜く。誰もジャックの意見には耳を傾けないが、ジムはジャックと共に捜査を進めるのだった。

ムーンライト&ヴァレンチノ

1997-07-08 12:26:21 | CINEMA
朝ジョギングに出た夫を突然交通事故で亡くしてしまったレベッカ。
深い哀しみに沈む彼女を癒そうと、妹・義母・親友が駆けつけて4人の共同生活が始まる。
夫との間にセックスもなくなり、夫が離れていくことに怯えている主婦シルヴィー。
バリバリのキャリアウーマンで、レベッカの義母だったのだが今は離婚しているにもかかわらずレベッカの母親でいたいと思っているアルバータ。
そのアルバータが大嫌いでたまらず、男づきあいが下手なルーシー。
暗いトーンにならず、徐々に日常を取り戻していくレベッカの姿が爽やかな悲しみを与えてくれてとっても素敵な映画だったよ。
ジョン・ボンジョビが出てたんだけど、なんだかヤリ逃げ男みたいでよくわからない役設定だった。


事故で最愛の夫を失う。呆然自失の彼女はしばらく何も手につかず、親友のシルヴィ、彼女の務める大学で学ぶ妹ルーシーに慰められる。継母アルバータも現れるが彼女と姉妹とはしっくりいっておらず、なにかと緊張が絶えない。ルーシーは一向に母に心を開こうとせず、神経症のきらいもあった。シルヴィも夫との間に倦怠を抱えていた……。原作戯曲と脚色を、ブロードウエイを代表する劇作家N・サイモンの愛娘エレンが手掛けている。


ムーンライト&ヴァレンチノ [DVD]
監督:デヴィッド・アンスポー
JVCエンタテインメント

グロリア

1997-07-06 12:21:41 | CINEMA
グロリア [DVD]
監督・脚本:ジョン・カサヴェテス
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

何度観てもいい映画。"こわれゆく女"も大好きなジョン・カサベテスの80年の作品。
アフィアに惨殺されたプエルトリコ人の会計士が残した一冊の手帳と6歳の少年をあずかることになってしまったグロリア。
始めは少年を警察に届けようなど、なつく子供を振り払おうとしていたのだが徐々に情がわき、しまいには少年を守るために命懸けでマフィアに立ち向かう。
とても頭のよい少年と、決して優しくは見えないけど本当は思いやりのあるかっこよい女性グロリアのやりとりが愉快!
ラストシーンもとびきり!


『グロリア』(Gloria)は、1980年のアメリカ映画である。ジョン・カサヴェテス監督・脚本。ニューヨークを舞台にしたハードボイルドアクション映画。ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞。
リュック・ベッソン監督の1994年の映画『レオン』と設定やストーリー展開が重なる部分があり、同作の「原型」とも言われている。
1999年にシャロン・ストーン主演でリメイクされている。

マフィアを裏切ったためにプエルトリコ人会計士一家が殺される。唯一の生き残りであった末っ子のフィルは、父親からマフィアの隠し口座を記した手帳を預かり、同じアパートメントの同じフロアに住む母親の友人の中年女グロリアに託された。子供嫌いのグロリアと生意気なフィルは反発しあっていたが、マフィアから逃げ回るうち、いつしかお互いがかけがえのない存在になってゆく。マフィアのドンの元恋人であり、自身もマフィアと深いかかわりがあるグロリアは、その経験と度胸でマフィアと取引をし、自身とフィルの安全を保障させようと試みる。

ソドムの市

1997-07-03 12:16:06 | CINEMA
パゾリーニ・コレクション ソドムの市 (オリジナル全長版) [DVD]
監督:ピエル・パオロ・パゾリーニ
エスピーオー

4人の権力者が狩り集めた美少年・美少女たちをお城のようなところで監禁、レイプ・スカトロ・ホモ・ソドミー・殺人・・ありとあらゆる変態行為をさせ続ける。
人間がもっている欲望の種類は限りないが、この映画のなかの人々は度をはるかに超えている。
人間をまるで物のように、そして自分の欲を満たすためだけに殺したり、切り裂いたり、うんちを食べさせたり・・・パリゾーニは凄すぎる。
彼にはもっと長生きしていろいろな映画を撮って欲しかった。


『ソドムの市』(そどむのいち、 イタリア語: Salò o le 120 giornate di Sodoma, 「サロ、或いはソドムの120日」の意)は、1975年(昭和50年)製作・映画祭上映、1976年(昭和51年)公開、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督のイタリア・フランス合作映画である。マルキ・ド・サドの『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』(フランス語原題 Les 120 Journées de Sodome, ou l'Ecole du libertinage)を原作としている。スカトロ描写や性器の露出などの場面が非常に多い。ただしそれは単なるパゾリーニの嗜好としてだけではなく、様々な現代社会への批判が込められているという。

パゾリーニは、原作では18世紀のスイス山奥の城館であった舞台を20世紀のイタリアに置き換え、この物語を現代における権力と個人の関係、消費社会のメタファーに作りかえた。その構成はダンテの 『神曲』 の構成を借りており、「地獄の門」 「変態地獄」 「糞尿地獄」 「血の地獄」の四つの章から成る。
本作の完成後、パゾリーニ監督はローマのオスティア海岸で謎の多い死を遂げており、この作品が遺作となった。
ちなみに欧米ではあまりの過激な表現が問題となり上映禁止になった。

イタリアが連合国に降伏した後、残余のファシストたちは北部の町サロに集まって亡命政権(イタリア社会共和国)を形成していた。このナチス傀儡政権の権力者たち、大統領・大司教・最高判事・公爵の四人は、自分たちの快楽のために市町村条例を新しく制定する。その規定に従って美少年・美少女が狩り集められ、さらにその中から彼らの厳選した男女各9人が秘密の館に連れ去られる。
権力者たちはそこで自分たちの定めた規則に従って、あらゆる淫蕩・変態行為に耽る。毎日、集会所で四人の語り婆たちのうち一人に猥褻な体験を話させることによって欲望をかきたて、少年少女たちを相手にその話を実行に移すのである。変態行為は次第にエスカレートしていき、最後には死に至る拷問が待っている。しかし、犠牲者たち同様に狩り集められてきた館の少年警備兵たちは、苦悶する犠牲者たちを尻目にラジオの音楽にあわせてダンスのステップなど踏んでいる。

愛人/ラマン

1997-07-02 12:13:12 | CINEMA
愛人 ラマン【無修正版】 コレクターズ・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
監督:ジャン=ジャック・アノー
ジェネオン・ユニバーサル

M・デュラスの同名小説が大好きで映画化を喜んでたんだけど映画も大好き。 
中国人の体、お金持ちになる方法、割り切っていたはずの関係が崩れていく女の子の心が伝わってきて、最後の別れのシーンでは涙せずにはいられなかった。 
一生忘れることのできない男の肌...。 
デュラス自身の自伝的とも言われるこの作品、もし気に入ったら小説のほうもおすすめなのだ。


『愛人/ラマン』(L' Amant)は、1992年に製作されたフランス、イギリス合作の恋愛映画。ジャン=ジャック・アノー監督。1984年に出版されたマルグリット・デュラスの自伝的小説が原作。

1929年のフランス領インドシナが舞台。華僑の中国人青年と貧しいフランス人少女の恋。
主人公の少女は、母と2人の兄と共にベトナムで暮らしていた。母は現地で教師をしていた。しかし、母は現地の役人にだまされ、土地のほとんどが海水に浸かってしまう土地を買わされてしまう。そのため、一家は貧しい暮らしを送っていた。母は長兄ばかりを可愛がり、兄は母からもらった金で阿片を買い、彼女と、少女にとっての2番目の兄に暴力を振るい、2人を苦しめていた。
現地のフランス人女学校に通う彼女はある日、メコン川のボート乗り場で、一人の華僑の青年に話しかけられる。やがて2人は関係を持つようになる。
少女は、彼と関係を持つのは、初めは単なる快楽のため、お金稼ぎのためだと割り切っていた。母親も最初は中国人青年との関係を良くは思わなかったが、娘が中国人青年から金をもらっていることを知り、その金が貧困を凌ぎフランスへ帰る資金になることがわかり、2人の関係を許した。
しかしそのうちに、彼女の感情が微妙に変化し始め、2人は離れがたい仲になっていく。

バクステール

1997-06-29 12:10:33 | CINEMA
バクステール/ぼくを可愛がってください。さもないと何かが起こります。 [DVD]
監督:ジェローム・ボワヴァン
IVC,Ltd.(VC)(D)

ブルテリアのバクステールはいろんな飼い主のもとを渡り歩いて生活している。
この犬、すっごくいやな性格というか、人間の嫌な部分を全部持っているような性格で、この犬の視点で描かれているので観ていてすっごくムカつくんだけど、罪がないので逆に許されるところもあり、んー、とても残酷な映画だった。



一人暮らしの老婦人のもとにプレゼントとして贈られたブルテリア犬のバクステールは、偏屈な老婦人が理解出来ず、ストレスが溜まってイライラしたあげく彼女を殺してしまう。向かいの家に住む若い夫婦に貰われた彼は赤ん坊を殺そうとするが失敗し、近所の少年に貰われてゆく。理想の飼い主にめぐり会えたと彼は思うが……。
 犬の視点から語られるブラック・ユーモアに満ちた秀作。不細工な顔だちのブルテリア犬の目を通して人の言動の裏に潜む闇や不可解なものを皮肉たっぷりに見据えた作品で、ディズニー・アニメに代表される安易な擬人化を排除した点を高く評価したい。淡々とした語り口が単調な印象を与えるが、少年に貰われてから展開は逆にその語り口が少年の持つ残酷さを強調し効果を上げている。

ザ・フォッグ

1997-06-26 12:07:45 | CINEMA
ザ・フォッグ [ノーカット版] コレクターズ・エディション [DVD]
監督:ジョン・カーペンター
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

小さな港町の百年祭の夜、百年前に難破した船の乗組員が亡霊となって戻ってきて、霧の姿をかりて街の人達に襲いかかる。
でもそうせざるを得ない理由がこの亡霊たちにはあるのだが・・・。
ジョン・カーペンター監督の描く静かな恐怖がジワリジワリと襲ってきて、わたしまでも街にいるような気になってとっても怖かった。
すっごく好きな作品。


『ザ・フォッグ』(The Fog)は、1980年製作のアメリカ合衆国のホラー映画。

町の誕生100周年記念祭に沸き立つ小さな港町アントニオ・ベイ。だが、町を濃い霧が覆い尽くし、殺人事件が頻発する。果たして殺人者の正体は、そしてこの町が持つ忌まわしい秘密とは……?

ザ・ブルート/怒りのメタファー

1997-06-24 12:04:49 | CINEMA
ザ・ブルード/怒りのメタファー [DVD]
監督: デヴィッド・クローネンバーグ
ハピネット・ピクチャーズ

デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品のなかでも「戦慄の絆」の次に好きな映画・・・
ある女性は怒りの化身として子宮外子宮でたくさんのフリークスを生み出してしまう。
そのこどもたちは彼女のかわりに彼女の怒りを代行してあるくのだが・・・
自分をコントロールできなくなってしまったが為にみんなを悲しくさせてしまう、とても悲惨な話。


O・リード扮する精神科医のもとで、ある研究の実験台になっているS・エッガー。その研究とは、人間の憎悪という感情を、肉体的に具現化させるというものだった。エッガーの体にはやがて腫瘍ができ、その中からは奇怪なコビトが現れる。それこそ、腫瘍をある種の子宮として誕生した、彼女の憎悪の化身であった。

サムシング・ワイルド

1997-06-23 12:01:56 | CINEMA
サムシング・ワイルド [DVD]
監督:ジョナサン・デミ
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

食い逃げを見破られ、強引に車に乗せられて、ちょっと変わった女ルルに引きずり回されるチャーリー。
会ったばかりなのに夫として親や同級生に紹介されたり、手錠をつけての激しいセックスなど、今まで味わったことのない一日をだんだんと楽しみはじめた頃、ルルの前夫レイが現れて・・・深みにはまってゆく。
売り文句通りちょっと変な映画だったけど、面白かったと記憶に残るかんじではなかった。


NYのエリート会社員チャールズの体制へのしがない反抗は“ランチの無銭飲食”や“新聞の万引き”。それをルルに見つかって、彼女に引きずられての車の旅に出たチャールズ。途中、酒屋に寄った彼女は堂々と強盗を働くが、彼は全く気づかず、モーテルでちょっとアブノーマルなSEXを体験、すっかり彼女の虜になって、ダサいスーツに着替えて、その実家を訪問する。そこでチャールズは彼女の夫として振る舞うこに……。「羊たちの沈黙」のJ・デミ監督によるロマンチック・コメディ。

クロッシング・ガード

1997-06-21 11:57:57 | CINEMA
クロッシング・ガード [DVD]
監督・脚本/ショーン・ペン
ワーナー・ホーム・ビデオ

不注意でエミリーを車でひき殺してしまった男、ジョン。出所を待って彼に復讐しようとするエミリーの父親フレディ(ジャック・ニコルソン)は、娘が死んでしまって以来自暴自棄になり、妻とも離婚、復讐だけを胸に生きてきた。
罪の意識に苦しむ加害者、許せぬ思いに身を焼く被害者。
交通事故が生んでしまった悲劇に、わたしの胸は引き裂かれるよう。
実妹を殺されたことのあるジャック・ニコルソンの演技は真に迫っていて、観ていて痛い。
何故かオカマ役で出演していた石橋凌の演技がやけに自然でGood!


幼い娘を自動車事故で失ったフレディ(ニコルソン)は、その犯人ジョンの過失を許そうとせず、刑期が終わるのを指折り数えて待っていた。フレディの頭の中には報復の二文字しかなく、そんな彼に妻(ヒューストン)はとっくに愛想を尽かし、よその男の下に走っていた。一方、新たな人生に踏み出すジョンを周囲の人々は温かく迎えるが、罪の意識拭い難く彼は一人苦しむ。そこへ突如フレディが現れる……。S・ペン監督作品。