goo blog サービス終了のお知らせ 

CINEMA LOVE

ジャンル問わず、年間に500本以上は見る程の大の映画好きなomiによる映画日記だよ!♡

トゥルー・ブルース

1997-08-11 13:18:25 | CINEMA
トゥルー・ブルース [DVD]
監督:ロバート・マーコウィッツ
ハピネット・ピクチャーズ

15歳の不幸な境遇に育った女の子が周りの全ての人に裏切られ、そして犯罪に走り、やがて人を殺してしまう。
今、日本の少年法についていろいろ騒がれているけど、この映画はそれとは反対にもっと少年少女を守る法があるべきではないかということを問う話。
話が尻つぼみなのが残念。


過酷な環境から犯罪に手を染めていく少女の青春を、ジュリエット・ルイス&ブラッド・ピット共演で描いたバイオレンスラブストーリー。継父から繰り返し性的暴行を受けていた15歳の少女アマンダは、逃げるように年上の恋人と結婚するが、すぐに破局。行き場を失い、街で出会ったチンピラの青年ビリーに誘われるままにストリッパーとなる。やがて他の男と恋に落ち一緒に暮らしはじめるアマンダだったが、その男からもすぐに捨てられてしまい……。

マーズ・アタック!

1997-08-09 13:15:26 | CINEMA
マーズ・アタック! [DVD]
監督:ティム・バートン
ワーナー・ホーム・ビデオ

アメリカの宇宙映画がNASAの協力のもとに作られたNASAの強力な宣伝媒体になっているのはよく知られているというが、折しも火星フィーバーの今、この映画はさぞかし強力な宣伝媒体になったことだろう。
60年代に発売され、当時はグロテスクな故に発売禁止になったトレディングカードをもとに作られた火星人は、グリーンの大きな脳味噌まる見えに目玉ギョロギョロで、かわいいともかっこよくとも言えない。
強いて言うならやっぱりグロテスクだけどファニーって感じかしら・・・。
お人好しな地球人をこてんぱんにしてしまう火星人の姿はとても気持ちよい。


『マーズ・アタック!』(Mars Attacks!)は、1996年のアメリカ映画。ティム・バートン監督のSFコメディ。
1962年にアメリカのトップス社から発売されたトレーディングカード「マーズ・アタック」(en)』が原案。
火星人来襲におおわらわする地球人たちをコミカルに描く。B級映画へのオマージュを感じさせる作品だが、大統領と詐欺師の2役を演じるジャック・ニコルソンをはじめ、出演陣は非常に豪華である。
アメリカでは不評でC級映画以下と酷評されたが、その滑稽さ、ユニークさゆえに、ファンは多く、カルト的な人気を誇る作品である。

謎の円盤型飛行物体が地球に飛来し、事件を巻き起こす。テレビジャックにより人類にコンタクトを取ってきた「ミドリ人」と名乗る宇宙人は、巨大な脳に大きな目、骸骨のような口元の奇怪な緑色の生物だった。
見栄えばかりを気にするアメリカ大統領デイルは、政権内が穏健派と過激派にわかれる中、異星人を大々的なセレモニーで歓迎することにする。大統領の周囲は、ヒステリーな妻マーシャ、シニカルな大統領の娘タフィにお調子者の広報官ジェリー、楽観的なケスラー教授、ベトナム以来の鬼将軍デッカーという面々だった。
人類史上初の異星人とのコンタクトに世界中が沸き立った。ラスベガスでカジノを経営する不動産王ランドは投機のチャンスと大喜び、家庭の不和から酒びたりだった妻のバーバラは異星人を崇拝する怪しげなセミナーに通い始める。カジノで働く元チャンピオンボクサーのバイロンは、離婚した妻と子供達と久々に会えるのを楽しみにしていた。トレーラーハウスに住む貧乏なノリス家では長男が兵役に就き、異星人を倒すと吼えている。穏やかな次男リッチーは家族からつまはじきにされていた。テレビキャスターのナタリーは、インタビュー相手のケスラー教授といい感じになり、恋人のジェイソンは気が気ではない。
だが、デッカー将軍と火星人大使とのコンタクトは鳩が飛んできたことから激変する。火星人達は鳩を即座に撃ち殺してから、軍隊を含む会場のほぼ全員を光線銃で焼き殺してしまう。てんでてんでに右往左往し、大混乱の中で次々と登場人物が滑稽で無残な最期を遂げていく。大統領も火星人との握手で死に旗台にされる。
子供の遊びのような残虐行為を繰り返す火星人たち。ラスベガスも襲われた。トム・ジョーンズとバーバラたちはセスナで何とか逃げ出すが、彼らが地上に見たものは、離陸を助けるために素手で立ち向かったバイロンの倒れた姿だった。
だが、人類は救われた。食い止めたのは、ノリス家の痴呆のおばあちゃんと孫のリッチーという二人だった。火星人の弱点は、1951年のウェスタンソング「インディアン・ラブ・コール」の周波数というものだった。放送や拡声器で流れされる歌を聞き、火星人は次々と頭を破裂させていった。
おばあちゃんとリッチーは、生き残ったタフィから勲章を贈られる。そしてバイロンが家族の待つ家に生還したのだった。

身代金

1997-08-07 13:00:42 | CINEMA
身代金 [DVD]
監督:ロン・ハワード
パイオニアLDC

1956年の「誘拐」のリメイク。
全米で五指に入る航空会社を経営するトム・ミューレンの一人息子ショーンが誘拐され、犯人は200万ドルを要求。
しかしFBIのせいで金の受け渡しに失敗したミューレンは一転TVで犯人の首に200万ドルの懸賞金かけ、頭脳プレイで犯人を混乱させようとする。
ハラハラするようなところはあまりなくて、結構なんてことなく見終わってしまった。
しかし、誘拐という卑劣な犯罪が、誘拐された子供に大して引き起こす傷は想像以上にひどく、絶対に許されるべき行為ではないと改めて感じさせられる点では充分意味のある映画では?


『身代金』(みのしろきん、原題: Ransom)は、メル・ギブソン主演のサスペンス映画。1996年製作。1956年のアメリカ映画『誘拐』のリメイク作品。公式の上映時間は122分だが、18分長い版がレーザーディスクで発売されていた。
原作では息子を誘拐された被害者夫婦とその周囲、そして世間の世論にスポットライトが当てられていたが、本作では犯人グループについても細かく描写されているのが特徴である。

息子を誘拐された主人公が、犯人との交渉において奇抜な行動に打って出る。
主人公は新興の航空会社社長。身代金目的で子供を誘拐されるが、犯人との取引で身代金を支払らっても子供は生きて帰ってこないと直感。思い悩んだ末に、妻や警察の制止を振り切って、TVを利用して犯人に懸賞金を掛けて強引な交渉に出る。
主人公の行動に世間は沸き立つが、これによって犯人グループの中にも不協和音が生まれることに・・・。

コン・エアー

1997-08-04 12:58:14 | CINEMA
コン・エアー [DVD]
監督:サイモン・ウェスト
パイオニアLDC

ジェリー・ブラッカイマー&ニコラス・ケイジコンビの"ザ・ロック"に続くアクション新作「コン・エアー」を観てきた。
極悪人中の極悪人ばかりを乗せた囚人輸送機をその囚人たちが乗っ取り、自由になろうとする。
それを同乗する友人のために阻止しようとするニコラス。
細かいディテールにこだわり、しかも笑いを取ろうとするところが話の流れを小さな規模にしていて、無駄なお金を使って派手に見せているだけの何とも中身の薄い映画に感じてしまった。
ニコラス、マルコビッチ、ジョン・キューザック、スティーブ・ブシェミっていうキャスティングに大きな期待をしていたのだが、思っていたような効果はなく、みんな演技が上手いだけに、もっと話をスリリングに展開を大きくしてそれぞれを生かし切って欲しかったよなぁ。
ブシェミが世界一残虐な殺人犯として出てくるんだけど、これがはまりすぎてて笑える。要チェック!


『コン・エアー』(Con Air)は1997年に公開されたアメリカ映画。タイトル「コン・エアー」は、実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称で、出廷、医療緊急事態、囚人輸送などを行っている。本作では、凶悪犯を護送する情況をリアルに再現している。

軍を除隊したキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、酒場で妻にからむ酔っ払いと揉め、さらに追ってきた相手を殺害してしまう。第三級殺人罪(故意ではない殺人。日本の過失致死相当)で刑務所に服役するも、模範囚として仮釈放されることになり、囚人専用の輸送機「コン・エアー」(C-123K)に搭乗する。そこには、凶悪犯のサイラス・グリサム(ジョン・マルコヴィッチ)を始めとする凶悪犯が顔を連ねていた。そして離陸後、凶悪犯の計画によって飛行機がハイジャックされ、正義感の強いポーは何とか事態を打破しようとする。

ゴシック

1997-08-02 12:54:14 | CINEMA
ゴシック Gothic [DVD]
監督:ケン・ラッセル
ランコーポレーション

ガブリエル・バーン主演のオカルト・変態映画。
それほどでもないけど、いかにもK・ラッセルって感じ。


『ゴシック』(Gothic)は、1986年のイギリス映画。

『フランケンシュタイン』、『吸血鬼』を生み出したディオダディ荘の怪奇談義を舞台に繰り広げられるホラー作品。

鬼才ケン・ラッセルの描く、近代ホラー。1816年のある日、スイス郊外にあるバイロン伯爵の壮大な屋敷“ディオダディの館”に、3人の珍客がやって来た。詩人であるシェリーとその愛人メアリー、そしてメアリーの義理の妹クレア。そしてその夜、この屋敷の侍医でもあるDrポリドリと共にささやかなディナー・パーティが開かれた。が、空には何ともたとえようのない、凄まじい恐怖を暗示する様な激しい嵐が吹き荒れていた……。陰気で、不合理で、意識のない夢と悪夢の産物のようなこの作品は、禁じられたものの魅力、子どもの頃の恐怖、暗闇、ミステリアスなセックス、そして影や、長い廊下、ささやき、孤独、といったものが暗く深い欲望と共に展開してゆく、ラッセル特有の映像感覚で描いた恐怖映画。

マイ・ルーム

1997-07-31 12:51:21 | CINEMA
マイ・ルーム [DVD]
監督:ジェリー・ザックス
ワーナー・ホーム・ビデオ

17歳のハンク(ディカプリオ)は家族に反抗的で、亡き父への思慕だけが心の支えだった。
そんなハンクに突然、母リーの姉で白血病に冒されたベッシーへの骨髄提供の話が舞い込む。
戸惑うハンクであったがベッシーの、見返りを求めない愛に触れて頑なな心の扉を開いていく。
ベッシー役にダイアン・キートン、ベッシーと20年間会っていなかった妹リーにメリル・ストリープ、ベッシーの主治医にロバート・デ・ニーロ・・他にもディカプリオに、名前がわからないんだけど「コクーン」にジェシカタンディの夫役で出ていたおじいちゃんとか、みんなの素晴しい演技力が織り成す温かさはお見事。


『マイ・ルーム』(原題: Marvin's Room)は、戯曲『マーヴィンの部屋』を映画化した作品。白血病といった重いテーマを扱いながら、どこかユーモア漂うヒューマンドラマの傑作となっている。
ダイアン・キートンがアカデミー賞主演女優賞ノミネート。

日本では『マイ・ライフ』『マイ・フレンド・フォーエバー』『マイ・フレンド・メモリー』のマイ~シリーズの一部としてマイ・ルームとタイトルが付いた。すべてのストーリーの関連性はない。

美容師のリーはレーサーだった夫と離婚後、女手ひとつで二人の子供を育てている。ある日、反抗期の長男ハンクが家に放火して全焼。住む家を失ったリーは次男チャーリーと少年院から一時保釈されたハンクを連れて、20年ぶりに実家へ向かう。寝たきりの父マーヴィンと、陽気だが体の不自由な叔母ルースを一人で介護している姉のベッシーは3人を暖かく迎える。だがベッシーの体は白血病に蝕まれていた・・・。

僕のボーガス

1997-07-28 12:46:28 | CINEMA
母親を事故で亡くし孤児になってしまった男の子は、母の幼い頃の親友で独身の女社長(ウーピー・ゴールドバーグ)に引き取られる事になる。
そんなとき、彼の前にボーガス(ジェラール・ドパルデュー)と名乗る天使が現われるが、男の子以外の人にはボーガスは見えない。
ボーガスはなんとかこの二人を仲よくさせようとするのだけど・・・
ウーピーは最近面白い作品にあたっていないみたい。彼女は好きなので新作が出る度に観てるんだけど「天使にラブソングを2」以降からまぁ面白かったのは「コリーナ・コリーナ」位であとははずしてばかり。
話の前半、母を亡くした男の子の気持ちに泣けてくるのを除けばほのぼのと深みのない良いお話しというところ。
誰の心にも小さな頃自分だけの天使がいた・・というのが話の中にあるのだけど本当かな?(わたしにはいなかった気がする)


『僕のボーガス』(ぼくのぼーがす、Bogus)は、1996年にアメリカ合衆国で制作されたコメディ映画。

少年・アルバートは母を亡くし、母と同じ里親のもとで育ったキャリアウーマン・ハリエットのもとに引き取られた。だが、彼はサーカスで育ったこともあり空想にふけることが多く、彼女とは気が合わなかった。空想の世界でイマジナリー・フレンドのボーガスと遊んでばかりだったアルバートは、ボーガスの忠告を無視してある日元いたサーカス団へ戻った。だが、そこにはもう居場所がなく、アルバートは空想の世界に閉じこもってしまった。途方に暮れるハリエットのもとにボーガスが助けを求めてきた。ボーガスとハリエットは会話を重ねるうちに、アルバートがハリエットにとって大切な存在であることがわかってきた。ハリエットとアルバートが互いを理解したとき、アルバートはボーガスと別れることができた。

僕のボーガス【字幕版】 [VHS]
監督:ノーマン・ジュイソン
ワーナー・ホーム・ビデオ

ジョーズ・アパートメント

1997-07-25 12:42:06 | CINEMA
ジョーズ・アパートメント [DVD]
監督:ジョン・ペイソン
ワーナー・ホーム・ビデオ

MTVが初めて製作した長編映画。 
地方からNYに出てきたジョーの部屋は、60年代から家賃据え置きのボロアパート。
おまけに妙な奴らが住み着いていた、5万匹のゴキブリである。
虫が大嫌いでゴキブリなんて考えるだけで鳥肌がたってしまうわたしでも、超カワイイと思えてしまうしゃべり唄うゴキブリ君たち。
触角を動かし羽でリズムをとりながらおしりフリフリ2本足で立って唄う姿にCGとは言えゴキブリだという不快感は全くなく、ファニーなキャラクターになっていて微笑ましい。大群のシーンなどは本物のゴキブリで撮ったそうだけど、それがどこかよくわからない程・・・。
このゴキゴキがジョーと友達になりジョーを悪い奴らから守り、恋愛の手助けまでしてしまうのだからふざけた話である。
べらべらと自分本位でしゃべるゴキゴキの変な間の悪さが全編で気になってしまい、笑わそうとされればされる程こちらが醒めていくのはゴキブリだからなのか?演出のせいなのか?
心温まる話なんだけど"寒っ(さぶっ)"と思うところも多々あり、それは何かを求めたわたしのミステイク・・・?


『ジョーズ・アパートメント』(Joe's Apartment)は、1996年制作のアメリカ合衆国の映画である。ジョン・ペイソン監督。ファンタジー・コメディ。MTV制作。

田舎からニューヨークにやってきたジョーは、着いた早々有り金を強盗に取られてしまい、仕方なく古くて安いアパートに住むことになった。しかしそこには5万羽ものゴキブリが住みついており、ジョーは話すことのできる彼らと友達になってゆく。陽気な彼らのバックアップを得たジョー、恋も仕事も手に入れるために奮闘する。
CGで描かれたゴキブリ達がミュージカルのように歌ったり踊ったりする。

デイライト

1997-07-21 12:39:16 | CINEMA
デイライト [DVD]
監督:ロブ・コーエン
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

マンハッタンとニュージャージーをつなぐ海底トンネルで大爆発が起こり、多くの人々が崩壊の進むハドソン川の下に閉じ込められてしまった。
どんどん悪化する状況の中、元EMS(緊急医療班)の男キット(スタローン)が、生存者を救いに地獄と化したトンネルへ一人で飛び込んでいく。
ポセイドンアドベンチャーを思わせる迫り来る水との戦いの中はじめは自分のことしか考えていなかった人々が一致団結し、力をあわせてスタローンの導きで生き延びられることを信じて危険な状況に立ち向かっていく。
残念ながらいろんなパニックムービーの寄せ集め的な展開だったので先が読めてしまってハラハラするところがなかった。
映画館で観た人はさぞ後悔したことでしょう。


『デイライト』(Daylight)は1996年に公開されたシルヴェスター・スタローン主演のアメリカ映画。

公開当時から、『ポセイドン・アドベンチャー』に酷似していると言われていた。実際、ストーリ展開や登場人物の台詞などに『ポセイドン・アドベンチャー』を彷彿させるものは多い。なお、監督のロブ・コーエンは『ポセイドン・アドベンチャー』の製作に関わっていた。

ニューヨークとニュージャージー州を結ぶ海底トンネルで、ある日の夕刻、危険な産業廃棄物を満載したトラックに暴走車が激突し、トンネル内は一瞬にして炎に包まれる。大勢の死傷者が出る中、現場に居合わせたタクシードライバーで元EMS(緊急医療班)隊長だったラトゥーラは、閉じ込められた人々を救出すべく、現場のEMS隊の隊長と話をつけようとするが、かつてEMS隊に所属していた時期に死者を出した経緯もあるラトゥーラは相手にされない。しかし、諦めきれないラトゥーラは副隊長のフランクと相談し、その海底トンネルの換気口からの進入をこころみる。かろうじて、トンネル内部に侵入したラトゥーラだったが、地上ではニューヨーク市の土木課が先導してドリルによる削岩作業を強行し、トンネル全体の圧力バランスが崩壊しようとしていた。

評決のとき

1997-07-18 12:35:52 | CINEMA
評決のとき [DVD]
監督:ジョエル・シュマッカー
日本ヘラルド映画(PCH)

ミシシッピー州の街カントンで、10歳の黒人少女が2人の白人男性に暴行を受け、少女の父親が犯人を射殺するという事件が起きた。
この事件は、やがて白人と黒人をめぐる大きな社会問題へと発展していく。
サミュエルLジャクソン演じる少女の父親の弁護をすることになった新米弁護師(マシューマコノヒー)が主人公なんだけど、この男のキャラクターが子供じみていてとてもイライラ。
150分という長い話の中でキャラクターを描いている時間がとても多く、結末もどっかでみたよな感じでもっと要約して欲しかった。


『評決のとき』(ひょうけつのとき、原題: A Time to Kill)は、1996年に公開されたアメリカ映画。本作はマシュー・マコノヒーの出世作となった。また、本作の演技によってサミュエル・L・ジャクソンはゴールデングローブ賞 助演男優賞にノミネートされた。

原作はジョン・グリシャムによって1989年に書かれた。ジョン・グリシャムの処女作で出版化に当たっては多くの出版社に拒否された。だがジョン・グリシャム作の『法律事務所』、『ペリカン文書』、『依頼人』が次々とベストセラーになると多くの出版社が処女作『評決のとき』の出版化に興味を示し、ペーパーバック版・ハードカバー版が相次いで出版された。そのため初版本は高いプレミアがついている。
2013年10月には、続編となる小説『Sycamore Row』がアメリカで発売された。

舞台はミシシッピ州にある架空の街クラントン。物語は2人の人種差別主義の白人青年ビリーとウィラードが10歳の黒人少女を強姦し暴行を加えたところから始まる。少女の父親カール・リー・ヘイリー(サミュエル・L・ジャクソン)はその日の夜、カールの兄を弁護した事から馴染みの白人弁護士ジェイク・タイラー・ブリガンス(マシュー・マコノヒー)に、娘が強姦された、ここでは黒人を強姦しても白人は有罪にならないのかと相談を持ちかけた。ジェイクはカールのただならぬ雰囲気に危険を感じ、馬鹿な真似は止めろと忠告する。しかし、翌日、裁判所にビリーとウィラードが連行されてくると物陰に隠れていたカールが自動小銃を手に飛び出し、2人を射殺。護衛の警官ルーニーも膝に銃弾を受け、左足を切断する重傷を負った。
カールは第一級殺人罪と傷害罪で逮捕され、弁護をジェイクが担当する事になった。裁判が始まる前ジェイクの恩師ルシアンは、この裁判は勝っても負けてもそれは正義になる、と言った。弁護士ジェイクと敵対する検事はルーファス・バックリー(ケビン・スペイシー)が選ばれ、ルーファスは次の州知事の椅子を狙っており、簡単に勝てるこの裁判で名前も顔も売れると喜んだ。
町中で黒人対白人の緊張が高まる中裁判は始まった。第一回目の裁判でジェイクは、黒人差別の激しいこの地では公平な裁判は不可能なので裁判地の変更を裁判長のオマー・ヌースに求めたが、オマー・ヌースは無碍なく却下した。肩を落として弁護人席に戻るとそこには見慣れない紙があり、中を見ると実際に人種差別を理由に裁判地の変更が許可され審議差し戻しの判例が載っていた。ジェイクはすかさずオマー・ヌースにそれを伝えるとオマー・ヌースは審議差し戻しを歓迎する裁判長はいないと言い、裁判地変更の理由を書類に書いて提出するように伝えて第一回目の裁判は終了した。
翌日事務所で寝ていると見慣れない女性エレン(サンドラ・ブロック)が訪れ、あの判例は役に立ったかと尋ねた。彼女こそあの判例をジェイクに渡した張本人だったのだ。エレンは死刑反対の姿勢を貫く法学生で、カールに死刑宣告が下されるかもしれないこの事件を手伝わせて欲しいとジェイクに申し入れた。エレンの父親はアメリカでも有名な弁護士で、後々の援助を期待したジェイクはエレンからの申し入れを快諾する。
その頃、カールに裁判所で射殺された白人青年ビリーの弟フレディ・リー・コブ(キーファー・サザーランド)は兄を殺された怒りから水面下で活動を続けるKKKと連絡を取り、KKKのリーダースタンプ・シスーよりクラントンでもKKKを設立して支部長になるように伝えられる。
ジェイクが申し立てた裁判地変更の申し立ては結局却下され、そのうえ州の法務局もオマー・ヌースの判決を支持する、審議差戻しはしないと明言した。
ジェイクはカールを心神喪失による無罪を主張したが、やり手の検事ルーファスは巧みな誘導尋問で明確な意志を持ってカールが2人の青年を射殺した事を証言させた。更に、事件後カールがウォールズ保安官に付き添われて左膝から下を切断する事になったルーニーに見舞いに行った事もカールにとって不利な証言となった。しかし、証言台に上ったルーニーはカールの犯行動機を支持して無罪だと叫び、裁判所は一時騒然となった。
裁判が進むにつれて町の緊張は高まり、遂にはKKKが裁判所前で陣取り、黒人達とKKKが乱闘騒ぎが起こり、ジェイクは家の前に燃える十字架を置かれ時限爆弾を仕掛けられたがそれは辛うじて難を逃れた。ジェイクの娘は学校で黒人の味方だといじめられた。危機を感じたジェイクは妻と娘を実家に避難させ、空港で妻はジェイクを非難した。ジェイクの秘書も襲撃され夫が殺され、そして遂にはジェイクの家も放火された。非常事態を警戒した州政府は州兵をクラントンに派遣して警戒に当たらせ、街中を銃を持った州兵が闊歩するまでになった。
裁判の途中エレンが襲われ、ついには孤軍奮闘となったジェイクだった。裁判の話し合いのためカールに面会に訪れるとカール自身もまたあんたは所詮白人だ、と言い放つ始末。
最終弁論前夜、遠い実家に避難させたはずの妻が嵐の中車で戻ってきた。
街を黒人と白人で二分させた裁判も遂に最終弁論を迎えた。