今回は、4回目の六甲山系の山歩きです。
杣谷コース(カスケードバレイ)から登り、山上の穂高湖・掬星台~摩耶山山頂へ行き、
下りは上野道を利用して摩耶ケーブル下へ下山する予定を立てていました。
結論を先に書きますと、途中で道に迷いコースを外れて、摩耶山山頂へは行けませんでした。
8:30 阪急神戸線・六甲駅からスタート
杣谷コースを示す、石の標識
灘丸山公園の早咲きの桜
9:00 永峰堰堤 ここから山道のスタート
コースマップがあった
何回か沢を横切る
カスケードとは、小さな滝のこと。カスケードバレイは、小さな滝のある谷筋、ということ。
9:40頃 踏み跡が見られず、コースを見失う。
谷をそのまま遡上するのか、外れるのか見極めがつかなくなった。
気持ちを落ち着けて、周囲をよく見渡すと、左手にわずかな踏み跡を見つけたので、進んでみる。
杣谷を離れて、やや急な登りを10分ほど続けると、明るい尾根筋に出た。
そして目の前には廃墟が現れた。
10:00 廃墟に到着
尾根筋に出られたのはよいが、現在地がわからず、周囲の踏み跡もとても薄い。
頭の中で、「遭難するかも?」という思いがよぎった。
廃墟の右手に登れそうな道があったが、鉄柵があったので、無理に越えて登り進まずに、
ここから下山することを考えました。
廃墟を見失わない程度に周囲を歩き回っていると、下山できそうな明瞭なルートが見つかった。
六甲山系の場合は、道に迷ったとしても、南側が市街地・住宅地なので、安全に下山できる
ルートに乗ればよい、と考えました。ふもとの工事の音・車の走る音が聞こえていたので、
遭難の恐怖は和らぎました。
結局、このルートを下り続けたら、9:00に通過した永峰堰堤に戻っていました。(10:30)
15年間の登山歴の中で、ルートを間違えたことはありましたが、予定した山頂に登れず、
予定した地点へ下山できなかったのは初めてです。
無傷で無事に戻ることができて、本当に良かったと思いました。
帰宅してから検索したところ、たどり着いた廃墟は「旧・摩耶観光ホテル」でした。
(追記)
今回のブログ日記は、UPするかどうか迷いましたが、失敗の経験をお伝えするのも大切だと考えて
UPすることにしました。おそらく冬の間は極端に登山者が少なくなり、春先の登山では、踏み跡が
一部不明瞭だったことが、今回の道迷いの要因のひとつだったと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます