くじゅう・高原歩き ９：９ （前篇）

くじゅうへ向かう途中の　耶馬渓付近の国道は先般の豪雨災害の
爪後が生ナマしく　至る所で河川の崩壊が痛々しい。
自然のパワーは人間の想像をはるかに超えてなすすべもなく。
現在　緊急の復旧工事が進んでいます。

さてさてそんな衝撃的な現場を見て　のどかな田園風景とまでいきませんが　我が隊は
一路くじゅうへ。

ほぼ予定通り今日　前半の目的地に着きました。

幸いにかなり心配していた空模様も　いい方に味方してくれたようで
絶好の天気　さあ　思い切り　秋を楽しみます。





登山口近くには　まだ　なんとか　名残りの　＜ヒゴダイ＞が　夏とのお別れを
惜しんでいるようです。

もうこの景色　風景を見れば　ただただ　圧倒されるような　大草原とエビ茶色に
出穂したばかりの　まばゆいばかりの　ススキの大草原・・・・・
同行メンバー達の　素晴らしい～綺麗～！！の感嘆の言葉　何度聞いただろうか～～～
息を呑むような　風景に適当な言葉が見つからない。







同じススキでも場所によってさまざま　いろんな濃淡があってまるで絵模様です。





少し足元も見ながら徐々に上がっていきます。
綺麗な　＜クサフジ＞も一段と鮮やかに咲いています。



散策路沿いには　ここでもお馴染みの　＜ママコナ＞　飯子菜



＜アキノタムラソウ＞



＜ベニイタドリ＞　
(紅虎杖) 　 タデ科イタドリ属
別名の＜名月草＞とは　中秋の名月の頃咲くからだとか。






＜イタドリ＞



＜ワレモコウ＞　草原に　よく似合っています。
初秋の代表選手でしょうか。



＜白咲きシャジン＞　ここは普通のムラサキ系の　サイヨウシャジンの大群落地のようです。



調べ中



＜コウゾリナ＞



＜アキノキリンソウ＞

時期的に　くじゅう界隈の山野草も秋の訪れと共に　数は少なくなってきていていましたが
飽きない程度にいくつかのお花さんとも対面出来た。

あっと言う間もなく　山頂の　＜おむすび山　１０８３ｍ＞　に　あがってきた。

ただ　ガイドブックには　確かに「おにぎり山」と書いてる。
一方　山頂の立木にかけてある表記は　「おむすび山」と書いてあります。

全く　同異語には違いないのだが・・・・日本人には全く違和感ない意味ではありますが
正式には　どちらが本当なんだろうかと　すこし　すっきりしないのは自分だけだろうか。

少しだけこだわった自分でした。



いつかはこのお椀を伏せたような　可愛い山にも　上がってみたいものだと常々に
思ってはいたが　わざわざ　時間かけてまで登山するような　山　でない言う思いと
時間的な制約があって今まで実現できずじまいでした。
くじゅうへ行く際は　横目で見て素通りするだけでした。


今日は　草原歩きで　ユックリタイムでの　組み合わせ。
時には　こんなのんびりとした　散策も今現在の我が隊には　最適なシニアプランかな？？
なんて自画自賛しながら楽しい時間を仲間と共有することでした。




実際にこの可愛い山頂に上がってみれば　驚くような　高度感と　素晴らしいパノラマ
いや～～　山は低山でも　登ってみるものだと　同行者異口同音でした。

しばしの　絶景を楽しんで　また次回の再訪を誓って　下山　開始です。







何回も　何度も　振り返りつつ　この素晴らしい眺望と　ススキの原野　風景
ここの草原は春先はまたきっと　きれいな　お花さんと対面できそうな
証拠も随所に残っていた。
また　その時期　必ず再訪しようと　語り合って下山し

次の山へ　向かったのでした。

後編へと　続く。