(有)山内牧場

青森県八戸市で競走馬生産をしている山内牧場の生産馬、繁殖牝馬、繋用種牡馬についてのブログです。

岩手競馬マガジン・テシオ

2007-12-05 12:36:54 | Weblog
事務所には少しだが競馬雑誌が置いてある。その1冊が岩手競馬マガジン・テシオ。岩手競馬ではそんなに頭数が走っているわけではないので(今はキタノジャジャウマとタマノジャガーくらいか)定期購読をしているわけではない。ただ、この写真の号はテシオさんが取材に来て、その取材後に送られて来た号である。その特集は…

競走馬から種牡馬へ
カーム 新たなる道を進む

という特集だった。

これを読むと、カームが3億2千万円で落札されてから、再起不能級の骨折、そして中央を経て岩手競馬に流れるまで。そして、岩手競馬に移籍し、菅原右厩舎でじっくり入念に立て直されたこと、厩舎の方々の思い入れ等々が分かる。
生産者としてはカームの仔を中央で走らせて、カームの能力を証明したいと思う部分が大きいが、その中の一頭でも岩手競馬で走って活躍馬になって欲しいと思う気持ちもある。繁殖牝馬と違って、1年に何頭も産駒を出せる種牡馬なのだから、まずは活躍馬を出して、頭数を付けられるような種牡馬になって欲しい。そうすれば岩手でカームを支えてくれた人たちに対する恩返しのような産駒も現れて来るだろうし。
テシオ。名前はドルメロの魔術師・フェデリコ・テシオから取ったのだろうか。フェデリコ・テシオは年間10頭程度の生産馬ながらリボー・ネアルコ等世界的名馬を輩出した。規模としては同じくらいなので、目標にしたい存在だ。
戻って岩手競馬マガジン・テシオ。もちろん岩手競馬が中心、岩手の名馬・メイセイオペラの産駒、トーホウエンペラーの産駒などのことが大きく取り上げられている。いつか…再来年にはカームの初年度産駒が取り上げられるのだろうか…。
来年はカームの仔がウチの生産馬だけで2頭産まれる。しかも母はGⅠ馬・タムロチェリーの半妹・キタノヤマンバ、函館3歳SGⅢウイナーのアトムピットの2頭。血統的な期待は大きい。そして来年の配合は2~3頭、またカームを付ける予定だ。その中から、中央そして岩手とカームに縁の深い地で活躍する馬が出て来ることを祈る。
地域密着型の競馬マガジン・テシオ。暇があったら観てみてください^^