27日の昼にビッグレッドファームから積んで、28日に青森に到着した一頭の種牡馬がいます
彼の名前はゼンノエルシド
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昨日の朝、到着して場長から報告を受け、観に行こうとしたら「ゴロゴロ転がるのが好きで、今朝放牧地に出したばかりなのにもう泥んこだよ」と言われて、行ってみるとゴロゴロして泥まみれになっているエルシドがいました(笑)
ゼンノエルシド、父Caerleon、母エンブラ(母の父Dominion)。現役時代は京成杯オータムハンデを1分31秒5という日本レコードで制し、またGIマイルCSを勝った名馬でもあります。血統的にも父はリーディング級名種牡馬・Caerleon、母エンブラも英GI・チェヴァリーパークSを勝ち、最優秀2歳牝馬にも選ばれた牝馬という良血で、自身の産駒には中央競馬で富士S(GⅢ)いちょうS(OP)ジュニアC(OP)を勝ち、皐月賞TR・スプリングS2着のマイネルシーガルがいます。
以前から書いていた通り(レギュラーメンバーの時もですが)、個人的にはこれからサンデー系の繁殖牝馬が増えるだろうという考えから、いかにサンデーの血を持たない良質の種牡馬を手に入れられるか、ということを念頭にいろいろ模索して来ました。なかなか良質のノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系、ボールドルーラー系の非サンデー系種牡馬というのは得がたいものです。現在だと社台さんのジャングルポケット、フレンチデピュティ・クロフネ父仔、キングカメハメハ、チチカステナンゴあたりが思い浮かびますが、ここらへんは付けるだけでも高額で、もちろん厳しいので
その中で①サンデーの血を持たない②中距離以下のスピードがある、ということを重視し、前々から注目していたのがゼンノエルシドでした。いつか付けたいな~なんて思っていたら、縁あってウチの牧場に来ることになりました
日本レコードのスピード、しかもマイルという距離適性。サンデー系の良い繁殖さえ用意すれば絶対に良い産駒を出してくれると信じています
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2匹目のどじょうではありませんが、レギュラーメンバーがウチに来てから東京ダービー馬を出したように、ゼンノエルシドもブレイク(中央重賞勝ち馬を出している馬に失礼かもしれませんが)してくれないかな~なんて思います
新しい仲間、ゼンノエルシドをよろしくお願いいたします