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fleurs et lapins(フルーレラパン)yukitake日記

お花とうさぎと、お出かけの記録など

「お」からはじまる絵本

2019-06-13 | 読書

「え」からはじまる絵本は少なかったのですが、「お」は逆に多いですね。

そんな中から、5冊、選んできました。

 

おおきなありがとう きたむら えり さく 片山 健 え 福音館書店

えへへ。。。「う」ではじまる絵本でなくても、やっぱり表紙を見て、うさぎの絵があると選んじゃいますね(笑)

裏表紙の、母子うさぎの絵も可愛いです

力もなく、特技もない小さなうさぎだけれど、意図せずして(←ここが重要)行った行為によって、森のみんなから「ありがとう」と言ってもらえる。。。良いストーリーですね。最後が、もうちょっと工夫があると良かったかなあ。

 

おじさんあそびましょ 長新太 絵本館

長新太さんの絵は、ほんわかーとしていて大好き

どの見開きでも、水平線の高さが同じに設定されているのが気持ち良いですね。ついでに言うと、島の位置も同じですから、全部のページをぱらぱら。。。とやるとある意味、ぱらぱら漫画みたい。

ストーリーは単純だけど、おじさんとアザラシ君、双方にとっての幸せな一日を共有させてもらってこちらも幸せになります。

 

おどろいた りす イーラ 写真 マーガレット・ワイズ・ブラウン 文 戸澤柊 訳 文遊社

これは、厳密には絵本ではありません。絵でなくて、写真ですから「写真本」かな?(笑)

躍動感のあるりすや猫の写真が良いです。他にもいろんな動物が出てきて楽しい。りすが、右前足でうしがえるの頭をぎゅっとやっている写真がユーモラス(笑) こういう絵本も良いですね~

 

おばけのてんぷら せな けいこ 作・絵 ポプラ社

これは有名な絵本ですね。第一刷が1976年です。「おばけ」も「てんぷら」も、こどもの好きそうな語感ですよね。それが組み合わさっているのでロングセラーなのかも。

草食動物のうさぎだから天ぷらの具が全部野菜なのかどうかはさておき、おばけに天ぷらをつまみ食いされても気づかず、おばけを天ぷらにして揚げてしまいそうになるのにも気づかないという、おおらかすぎる(笑)うさこの性格が良いなあ。ただし、それはどちらも、とある自分の持ち物を天ぷらの衣の中に入れてしまったのが原因ですが(笑) そしてそれが最後のオチにつながるといううまいストーリーですね。

 

おぼろ月のおさんぽ ウォルター・デ・ラ・メア 詩 カロリーナ・ラベイ 絵 海後礼子 訳 岩崎書店

「月」というのは絵本の世界で一大テーマを占める存在ですねえ。穏やかな夜の、美しく優しい雰囲気を描くものが多いので、「月」がテーマの絵本はとても好きです。そして、昼間の世界とは違う、ちょっと神秘的な夜の世界が広がるのも魅力的。

この作品もそんな例にもれず、美しい、青い夜の世界。ネコの顔にやどったおぼろ月が、「おぼろ月」という名の通りぼおっと、穏やかな輝きを放っているのが素敵です。

英国の作家、ウォルター・デ・ラ・メアの作品はいくつか読んだことがありますが、この絵本の元になった詩も、原文で読んでみたいな。

コメントはお休みです。読んでくださってありがとうございます



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