「も」の2巡目は全部、「森」がタイトルのものになりました(笑)
もりはみている 大竹英洋 文・写真 福音館書店
写真絵本。文字少なめです。
表紙のリスのほか、森に生きる動物たちがこちらを見ている表情がどれもかわいい。
最後はちょっと遠目でわかりにくいけどオコジョかな?
森の中でいきなり出会ったら怖い動物もいるけれど、森は彼らの住処なのだから、やはり「森は見ている」のですね。
森のぶらんこ 作・きみきみよ 絵・くまのひでのぶ 日本新薬株式会社
「日本新薬こども文学賞」に寄せられた作品の中から制作されたものだそうです。
ストーリーが良かった。
森のぶらんこで遊ぶのは、夜はフクロウ、昼はうさぎやリス。
夜と昼とで、会うことはないけれどそれでも友達。
ペイント感のある絵もファンタジックで良いですね。
森のなかの小さなおうち エリザ・ウィーラー 作 ひらおようこ 訳 工学図書株式会社
表紙見返しの、森や小川や小道などの絵を見て、「楽しそうなところ」とお気楽に考えていたら、ストーリーはお気楽ではない、この作品の作者の祖母の実話でした。
作者の祖母のお母さんは、8人兄弟を抱えたシングルマザー。
長男長女はそれなりに大きいので力仕事などもできただろうけど、それにしても9人家族がこんな小さな小屋で。。。
まさに「赤貧」の生活だったのでしょうね。
でも、この作者さんの家族だけでなく、祖父母(やそれ以前)の世代の大変な苦労があるおかげで今の世代は幸せなのだと思わずにいられません。
自分に与えられているものに感謝して、一日一日を生きなければいけませんね。。。
ところで、作者の祖母マーベルが読み方を教わるために教材となっている本は、『楽しい川べ』"Wind in the Willows"かな?
次は「や」からはじまる絵本の2巡目です。2巡目ももう終盤です。