夏の終わりの 昼下がり
訪ねたあなたは 留守だった
ひとりで帰る 田舎道
バス停までの 長い道
青田をわたる 風の波
耳打つ山の 蝉時雨
どこか翳った 秋陽射し
待ちに待たせて やって来た
バスはわたしを 拾い上げ
夏の終わりを 病みだした
わたしを乗せて 紺青の
空の高みへ 駆け抜けた
郷愁のように 駆け抜けた
夏の終わりを 駆け抜けた
(1966)
訪ねたあなたは 留守だった
ひとりで帰る 田舎道
バス停までの 長い道
青田をわたる 風の波
耳打つ山の 蝉時雨
どこか翳った 秋陽射し
待ちに待たせて やって来た
バスはわたしを 拾い上げ
夏の終わりを 病みだした
わたしを乗せて 紺青の
空の高みへ 駆け抜けた
郷愁のように 駆け抜けた
夏の終わりを 駆け抜けた
(1966)
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