で、えー、せっかくいちんち空いたんだし、隙間にこっそり埒もないことをつらつらと書きとめとこうかと。はい。するーっと通り過ぎてくださいな。単なるわたくしめの憶測です。モウソウ入ってますな、ここんとこの一連について。
年明けてそろそろ正月気分もぬけきったという頃に起きた、日本中を震撼させた大騒動だったわけですが、ここまで見てきて、果たして御大は、どこまで準備していたのだろうかとわたくし疑問に思いました。
まあ、昨年の年明けからキナくさい気配はたちこめてましたし、イヤンな噂も、私のようなお茶の間レベルまで聞こえてきました。しかも国規模の大仕事入ってくる傍ら、どうしたんだいと目をむくようなひきこもり御大のロケ多数。すべてが今回の兆候だったと考えられなくもありません。
では、御大の準備期間はこの該当の1年間かと問われましたら、わたくし答えは否だと思うのですよ。
本格的な始動は近年だったにせよ、おそらくあの深謀遠慮の権化みたいな人は、もっとずっと以前から、この事態を想定して水面下で準備を進めていたのではないでしょうか。
忘れもしない、10年の年末あたりでした。あの人は「はたらく」と明言した通り、次々と新しい仕事に取り組み、従来のものも高クオリティ、圧巻の仕事力を見せつけました。それまでも着実に成果はあげていたのですが、何かその年は違った。いつもを100%としたら、120%を感じる本気度でした。しかも極めつけは「ファン孝行」ですよ。徹底して私らファンを突き放してきた御大が、何を契機に振り向いてくれたのかと当時首をかしげたものです。
わたしは以前にも述べましたとおり、不惑越えや震災を機に戻ってきてくれたという見方には否定的でした。私が御大の挙動に変化を感じ取ったのはそれよりも前、思い当る理由のない時期に突然、あれ、なんかにゃかいさん、こっち見てくれてる?と不審に(ひでぇ笑)感じたのがきっかけです。ほんとに些細なきっかけですが、横顔しか見えないのが常だった人が、少しだけななめになってくれた印象だったので強烈でした。だから震災とかヨソジとかの理由に違和感があって、しかし他に何の理由も見当たらない時期にだったので、長年の謎だったわけです。
ですが、もしその10年当時、御大たちが腹をくくらなければならないような、何らかの難事が私らの預かり知らぬところで起こっていたのだとしたら、これほどに当てはまる答えもないわけです。自らの戦力を研ぎ澄ましつつ、グループの結束力を高め、仕上げに私たちファンだけでなく、世間一般にまで「かけがえのない」存在となって、あの人たちは今のこの事態に備えていたのではないでしょうか。
無論、証拠なんか微塵もありませんし、手前勝手な憶測なのは十分承知しています。ただあの時に感じた強烈な違和感と、あの下準備の権化が、ここのまでの道のりを無策で歩んでくるはずもないという確信が、私には関連して見えるわけです。
もちろん、すべてが彼らの読み通りに動いているはずもなく、様々な不測の事態、軌道修正はあったでしょうし、もしかしたら予想してたよりもずっとずっと厳しい局面に立たされているのかもしれません。しかし、御大がたった一言だけ述べた、明確な意思表示を思えば、決して彼はこの事態を嘆いたり諦めたりしていないし、視線はしっかり先を見据えていると思えるのです。
であるならば、私たちにできるのは、地道にハガキやメールで支持メッセージを送り続ける事とか、途切れないようにしぃでぃーを買い続けること、しかも彼らの作戦の邪魔をしないように、となるのでしょうな。
継続はしんどいですし、明確な言葉で語られない真意に、不安になるなというのが酷なのももっともです。体調崩したり弱音吐いたりすることも必要でしょう。ですが、不安になったら、弱ったら、もう一度彼らの根本に立ち戻って勇気をもらい、再び顔を上げる力を持つのもまた私たちの強みなわけです。
トシだの蒙昧だの叩かれようと、しぶとくつよく、踏まれても踏まれても顔をあげ声をだし、いつか彼らと共に、虹の向こうにあるとびきりきれいなものを見るために、今日もがんばろうと決意を新たにした、春のはじまりの一日でした。