日曜日のフラの基礎のクラスに茨城から通ってくれている生徒がハウマナブログをUPしてくれました。
彼女の投稿は禅語を引用して来ることが多くとてもおもしろいです。
今回はこちら。
滅却心頭火自涼(しんとうめっきゃくすればひおのずとすずし)
その意味は?・・・こちらのサイトではこのように書かれていました。
なるほど~・・・。
ハワイ島への目標。
行く行かないにかかわらず目指してほしい。
大変大変と思ってやっていると大変だけど、ちょっと意識を切り替えることができたり、その状況をあわてずに静かに受け入れてあげたりできたらいいんじゃないかしらね?大事だね。
心が静か・・・いいですよね。
最近フラを伝えていてよく思うのですが・・・
がむしゃらに頑張っているだけではいいものは得ることができないんではないかしら?
何が自分に足りないのか?
静かに内観をしてしっかり確実に埋めていく方が結局はきちんとしていて早いのではないかな~~とか思っています。
ウサギとカメのお話しも結局はコツコツ地道に歩いているカメの方がゴールが早かったりしますよね?
焦る気持ちもわからなくはないのですが・・・
焦っているときは心頭滅却できてないわけですよね?
心がワサワサしていたり、頭がそれしか考えられなくなっている人に伝えてもそれはしっかりきちんと身に染みていくのでしょうか?
心穏やかに、きちんと丁寧に耳を傾けたり、その本質に心を寄せたりしていった方が私は良いように思います。
身体の型や動きがマスターできたからといって私はそれだけがいいものとは思っていませんし、私のフラが伝わったとも思えません。
なのでこのブログを書いてくれた生徒のように少しずつでも丁寧に私の思いを受け取っていってくれているということを知ると正直ホッとします。
フラは・・・型・・・ダンスだけができるようになってもダメなんだと私は思います。
だからといって「じゃあダンスができなくてもいいの?」と思ってしまうそこのあなた。
あまのじゃくですね・・・。
そういうわけではもちろんありません。
きちんと丁寧に先生や自分自身をみてしっかり身体で覚えていってほしいです。
フラの身体はフラで作っていってほしいです。
頭のノートにいくらたくさん能書きが増えても感性が豊かになったり、ダンスが上手になるわけではありません。
手順通りにダンスができていたとしてもそれはフラではありません。
私はその人の心のあり方をその人の身体を通して感じます。
だまってその人が変わっていくことを時間をかけて見ています。
心が変わるとフラも変わります。
思い内にあれば色外に現る。
(心に思っていることは、自然に言葉の端や顔色に現れるということ)
フラダンサーはストーリーテラー・・・。
メレを理解する心が豊かであってほしい。
どんな経験でもたくさんしてほしい。
悲しい思いやつらい思いもしてほしい。
そして乗り越えていってほしい。
心が理解できたままに動ける強くしなやかな身体も作ってほしい。
やさしくあってほしい。
自然と仲良くしてほしい。
仲間も大切にしてほしい。
自分自身や他のものに繊細で敏感であってほしい。
いつでも楽しみを見つけてほしい。
古い古いフラは今の型とは違う・・・。
今見ているフラは今私たちが見たり聞いたりしている今のフラ・・・。
太古のフラなんてほんとは今はわからない・・・。
昔と型は変わってきているよ・・・先日ハワイのクムフラが言っていた。
太古のフラは祈りや儀式であり、神様や王族に捧げられていたもの。
フラダンサーだって選ばれた、ダンサーにふさわしい者しかなりえなかった。
容姿、体力、身体能力、心、精神力、誠実さ、忠誠心、持続力、純粋さ・・・わからないけれどいろいろ条件はあったのでしょう。
選ばれるということは自分自身がやりたいとかやりたくないとか言ってられない。
選ばれたらフラの修行に入る。
修行・・・きっと今よりもっともっとたくさんの厳しいカプがあったんだと思う。
クムフラもダンサーももっともっと命をもってフラに関わっていたんじゃないかな・・・と思う。
Pūpū weuweu e Laka e・・・
草木のようにしなやかな肉体・・・そして心。
聡明でピュアな精神。
Hōpoe・・・波や風や光と戯れていた・・・。
Hula。
やさしく暖かな心。
そんなフラを私は伝えたい・・・
厳しくもありやさしくもある・・・
私のフラが・・・
伝わっていく人に伝わっていってほしい。
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