ミサゴの巣をコッソリ覗くと

おトーさんが魚を持って帰ってきたところです。


枝の隙間から覗いているので、全く気が付かれてはいません。


ヒナがエサを食べ始めました。


おトーさんは、巣から離れます。


ヒナたちは、頭を低くして見つからないように暮らしています。


この一連の画像は、午前中の2回目の給餌を撮影したものです。

この時２羽のヒナがエサをねだっていますが、奥にいちばんの大きなヒナがいました。

明らかに体格が違う大きなヒナが、エサもねだらずに後から出てきました。


実は、この大きなヒナは、朝一番のエサをお腹いっぱい食べていたのです。
父親の働きがいいと、午前の2番目のエサが、下の子たちに渡ります。
もしエサが捕れないと、次のエサもお腹を空かせた大きい子が食べてしまうでしょう。
エサが十分に供給されると、３羽とも育ちますが、それには一番上の子が食べきれない量のエサを確保しないとなりません。

このおトーさんは、朝は日の出と共に狩に出ます。


陽が沈むギリギリまでエサを持って帰ります。


他の巣では2羽が普通ですが、ここのお父さんは働き者なので、３羽とも巣立つことでしょう。